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阿弥陀仏よや おおい、おおい | 砂村隠亡丸の余苦在話-よくあるはなし-
こんな話がございます。 平安の昔の話でございます。 讃岐国は多度郡のとある里に、源太夫ト申す者がお... こんな話がございます。 平安の昔の話でございます。 讃岐国は多度郡のとある里に、源太夫ト申す者がおりました。 この男の気性の猛々しいことを譬えますト。 常に鼻から火焔を噴き出しているかの如きでございまして。 この男の生業(なりわい)はト申しますト。 他に何が出来ましょう――殺生をして暮らしているのでございます。 毎日、朝から晩まで、山に入っては鹿や鳥を射(い)殺し。 海や川に入っては銛で魚を突き殺す。 ただそれだけならば、これは猟師漁師の類でございますが。 この男の殺生は、生きとし生けるもの全てに及びますので。 人の首を斬り、手足を折らぬ日はないという有様でございます。 里の者は、みなこの悪人を心底恐れておりました。 ギューッと引き絞った矢が、獣の土手っ腹にズブリと突き刺さる音。 瞬時にパッと吹き出す鮮血の赤い霧の色。 手探りで差し込んだ銛が、魚を捉えた手応え。 たちまち赤く濁る水のおもて
2016/08/02 リンク