もう10年以上も昔のことになる。松の内である1月5日、次女はこの世に生を得た。年の始まりに生まれしことは、ただそれだけで神様に祝福されているかのようだ。 「待ち望んだ」「かけがえのない」一つの命.. *** 「女の子ですよ」 その声を聞くまで、しばらく待たされた。 帝王切開で引っ張り出された赤子は、ほとんど泣きもしない。 「ああ、どうか元気でありますように」 性別も告げられぬまま、手術台に取り残された私は、ひたすら祈った。 そして、対面。ほんの一瞬だった。「美人だ」 一目見て、そう思った。 「よかった、無... > このページを見る
最終更新時間:
2007年03月07日21時56分








