おれの爺さんはニートだった

俺の母方の祖父は昭和の初めに、群馬のド田舎から出てきて、まったくの素人なのに工場を立ち上げ100人規模の、町工場としては大規模な会社に育てた立志伝中の人だった そのことは小さいころ一緒に住んでいたこともあり聞いていて尊敬していたのだが 一方の父方の祖父の話を最近詳しく聞いて驚いた 祖父は観光地の氷屋を営んでいて紫綬褒章をもらったということしか知らず、なぜ氷屋が紫綬褒章をもらえるのかわからなかったのだが 実はもともと江戸時代に庄屋をやっていた家で曽祖父は村の助役まで務めた人だった、当時は世襲にちかい役職だったので地方役人の道を歩む予定だったが、曽祖父の弟が急に亡くなってその人がやっていた氷屋を継がなければならなくなったのだ この辺が現代の感覚だと全く分かりにくいが昭和初期はそういうものだったらしい 全くやる気がない祖父はそれを人任せにして庭いじりと消防団に熱中した、つまりニートだ 戦後、その

[izmii]

ここまでじゃないけど、日本国内ではほぼ寡占の物を扱っている中小企業オーナーが週2-3回ふらっと会社を見に来るくらいしかやってないのに毎年億近くの報酬を得ている例ならぽつぽつ目にする

[REV]

そういうのを、「利権！」「既得権益！！」と叩きまくった平成時代。誰かにとっての「既得権益」は、誰かにとっての「飯の種」

[mur2]

消防団員かつ企業経営者をニートと呼ぶのはあまりにも酷。／市役所の近くにある今も残ってる服屋、文房具屋もそんな感じだよ。酒屋はそれに加えて地域の顔役であることも多い。

[turanukimaru]

名士って奴だね。旦那と呼ばれることもある。親から資産と地域への義務と人の面倒を見る仕事を受け継いだ人。自治体の仕事を引き受ける人たち。その人の善意に依存するのと属人性が高すぎるから時代に合わなくなった

[movesinthefield]

家父長制下における家長の役割は血縁・地縁と上手くつきあい家業を栄えさせ資産を守り地域に貢献し、冠婚葬祭を取り仕切り子供どころか甥姪の就職結婚の世話までする。爺さん家業はともかく他は全部やってたろ

[ko2inte8cu]

ニートで勲章か。こおりゃ、参った！

[pikopikopan]

世話好きだったんだねえお爺さん

[hikken_305]

いろんなコメントありがとうございます。観光地の氷屋というのはいまでいうと権利ビジネスでタバコ屋みたいなものなのかもしれませんね。もともとは庄屋だったので戦前まで裕福だったのですが戦後の農地解放でいわゆ

[death6coin]

なんでトラバ消えたん？

[sny22015]

ニートっていうのかな? 地域活動に熱心ならそれはそれで無報酬だけど働いているとも言える気がするけど

[nenesan0102]

知人の爺様は坊さんだったらしいが、寺の仕事は何１つせずに遊んでばかりいたらしい。まわりが働くのとお布施で食べてた。古い時代はこういう話したまにある

[maturi]

知合いの父親が｜一回も働いたことない｜ポルシェに乗ってた｜のはともかく銀行の人が仕事しに（預金を頼みに？投資を頼みに？）家に訪れてた（銀行の２Fの接客室でビジネス相談するのでもなく）と聞いてホエーて