『ルンペン節』から見える昭和のニッポン - 昭和考古学とブログエッセイの旅

タイトルからいきなり「ルンペン」ときましたが、ルンペンって言葉を知っているでしょうか。ルンペンとはドイツ語でボロ布という意味で、それが日本に入り、転じて「浮浪者」「失業者」という意味になりました。破れた帽子をかぶり、穴が開いた服を着ている人、それがルンペンの標準イメージです。 元々は、朝日新聞に連載されていた小説『街の浮浪者』の”浮浪者”に、作者の下村千秋が”ルンペン”とルビを振ったところ、それが流行語になったのが始まりだそうです。 だいたい昭和ひと桁の頃に流行した用語で、 （「社会ユーモア・モダン語辞典」（1932年）より） 当時の新語・流行語辞典にも掲載されています。 平成生まれの人はなんだそりゃ！？でしょうが、私のような40代では、ほのかなノスタルジーを誘うような語句でもあります。小学生の頃、大阪のあいりん地区にたむろしていた身なりがよろしくない日雇労働者を、「ルンペン」と指さしてい

[casemaestro89]

id:nagaisan00 さん：ありがとうございます。それがここのモットーだと思っています。たまに豪快に話が逸れますけど(笑　ネタは多すぎて収拾しきれないほどあるので、また楽しんで下さいね。

[yom-amota]

はえー、“この歌の作詞は柳水巴、作曲は松平信博なのですが、柳水巴は作詞家西条八十の変名です。”

[Ereni]

『昭和初期から戦後すぐの上野公園は男娼のメッカでしたが、「彼女」らが総本山と崇めたのが釜ヶ崎。なぜならば、オカマ＝女装した男娼という定義なら、おそらく釜ヶ崎の男娼が間違いなく日本初だったから』

[wakajibi2]

言葉狩りで消えて行った単語や、死語などが溢れている・・・古き良き昭和

[mojinosuke]

南海に深夜の新聞電車＝女給電車という電車があったのですね。今回の記事で教えていただくまで近鉄の鮮魚列車しか知らなかったです。

[sunaowamuteki]

勉強になりました。というか面白い！五月病から覚めた気持ち。母が好きで私はキライな西村寿行は時代の申し子だったのでしょうか。そんな気がしました。

[Kitajskaya]

ルンペン、この言葉40年ぶりくらいに聞きました。私は40年近く前に九州から上京しましたが、東京ではルンペンと言う言葉を使っている人はおらず、てっきり九州の方言かと思っていました。

[dende061160]

僕が死ぬまでに成金ってやつに一度でいいからなってみたいですね。老後には生活費がなくなって壁を食べる経験はしちゃいそうで怖いですがｗ

[skyhigh1466]

私の両親は昭和１桁の生まれなのですが、その時代の歴史を知ることができ、とても嬉しい気持ちになりました。ルンペンという言葉は亡き父がよく言っていたので、すぐにピンと来ましたよ

[nagaisan00]

貴ブログは面白いですね。昭和について考察する本は多いですが、いろんな角度から語っていてしかも偏らず、心底勉強になります。今後とも頑張って下さい。