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ななつ星も乗り入れる「門司港駅」の潜在力
門司港駅の2本のホームは、昔と変わらぬ木造上家が長く延び、タイムスリップしたような錯覚に陥る。しか... 門司港駅の2本のホームは、昔と変わらぬ木造上家が長く延び、タイムスリップしたような錯覚に陥る。しかし、手が入らずささくれた姿だった時期とは異なり「古いものとはこういうもの」と存在感を誇示するように、見事に整備されている。 焦げ茶に沈んだ天井から飾り気ない駅名標が、浮き立つように下がっている。拡声器、大時計、傘を被った電球。門司港は、関門海峡に面するその一帯が、昭和最後のころから古い建築を活かして景観整備が続けられて「門司港レトロ」となった。その街の入口で、代表的施設の1つが門司港駅である。 駅舎は2012年から大規模修理中 駅は1891年(明24)、九州鉄道の起点駅として開業、1914年(大3)に300mほど海寄りの現位置に移転した。当時は関門トンネルなどなく、下関とを結ぶ連絡船との乗り継ぎ利便を高めるためだった。鉄道院九州鉄道管理局工務課が設計したという駅舎は、西洋に学び、九州鉄道社長も
2018/06/24 リンク