サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
雑学
toyokeizai.net
今や日本のエンタメ業界の牽引役となったVチューバーの勢いは、どこまで続くのか。 Vチューバー事務所「ホロライブプロダクション」を運営するカバーは3月16~17日にかけて、幕張メッセ(千葉市)で大規模なエキスポ・フェスを同時開催した。チケット販売をベースにした来場者数は2日間で8.6万人超におよび、前年の約4.5万人を倍近く更新した。 同イベントの関連収入として、カバーは前2023年3月期に約18億円を計上した。今期はそれをはるかに上回る売り上げ貢献が期待されている。 会場には、遠方からの旅行客とみられる参加者も数多く見られた。中でも目立っていたのが、外国人ファンの多さだ。アジア圏に限らず、アメリカやブラジルからの参加者の姿もあった。 海外のアニメ人気がVチューバーに波及 「2020年頃からホロライブの配信を見ており、仕事の前後などで週2回程度視聴する」。日本で働くアメリカ人のデービッドさん
2月末、アメリカの経済誌や通信社が一斉にアップルが電気自動車(EV)の開発計画を中止したと報じた。 2014年に始まったと言われるアップルによる自動運転のEV開発計画、Project Titan。アップルはその計画を一度も公式に認めなかったが、テスラやフォルクスワーゲンの重役を引き抜いていたり、最大で5000人近いスタッフが関わったり、同社周辺で頻繁にトヨタ自動車のレクサスを改造した自動運転車両が目撃され、公然の事実となっていた。 同社は今後、その分の研究開発費を生成AIの研究開発に充てるといわれている。計画を進める上で獲得した技術や特許は、今後、さまざまな形で他の製品に転用されるものと期待したい。 「Vision Pro」の存在感 EV開発撤退のニュースを受けて、アップルの先行きを不安視する動きも出ているが、同社は今後、何を事業の柱にしていくのだろうか。 「生成AI」が重要な要素であるこ
サプリメントによる健康被害の問題で「紅麹」という言葉が連日ニュースに登場するようになりました。原因とされる「未知の成分」の実態や混入経路は特定されていませんが、そもそも「麹」がどのようなものか、ニュースを見て気になった人もいるのではないでしょうか。今回の件とは別に一般的に「紅麹」と発酵食品で使用される「麹」とはどう異なるのか、室町時代から600年続く種麹メーカーの第29代当主であり『ビジネスエリートが知っている 教養としての発酵』の著者である村井裕一郎氏が解説します。 そもそも「麹」とはいったい何か 「麹」とは、米や麦や豆などの穀物に麹菌を生やしたもののことです。米に麹菌が生えれば米麹、麦に麹菌が生えれば麦麹、豆に麹菌が生えれば豆麹、となります。 食卓調味料として使われる塩麹、醤油麹、コンソメ麹などは、それぞれ、塩や醤油、野菜などを麹と混ぜた調味料や料理の名前になります。これは麹と他の食材
春は新生活スタートの季節でもある。進学や就職でそれまで暮らした土地を離れて新たな場所に移り住む人もいるだろう。各種の「住んでみたい街」ランキングでは、首都圏の場合、横浜や吉祥寺のように昔から人気の街もあれば、近年人気が高まった例もある。 そのひとつが「立川」だ(東京都立川市。同市の人口は約18万5000人/2024年3月1日現在)。調査によって順位は変わるが、例えば「住みたい街(駅)ランキング2023」(首都圏総合・都県別。2023年9月、長谷工アーベスト調べ)では6位だった。 玄関口である立川駅は乗降客数も多いターミナル駅で、同駅周辺は、東京・多摩地区で有数の繁華街だ。一方で「昔は怖い街」「長年、通過される存在だった」という声も聞く。東京都下では町田や八王子と比較されることも多い立川は、現在、どんな状況なのか。 「街の活性化」「にぎわい」を掲げて地域の再開発に取り組む地元企業、立飛ホール
コンテンツブロックが有効であることを検知しました。 このサイトを利用するには、コンテンツブロック機能(広告ブロック機能を持つ拡張機能等)を無効にしてページを再読み込みしてください。 ✕
──森本さんの普段のお仕事は。 イメージセンサーの画素の開発を担当しています。画素は眼に例えるならば光を受け取る視細胞に対応する部分で、1個1個が光をとらえます。イメージセンサーはとらえた光に関する情報を電気信号に変換する半導体。電気信号に変換することで、被写体を静止画や動画として記録・表示することが可能になります。 私が所属しているデバイス開発本部には、基礎研究に近いことをする部門、カメラなど製品のための設計をする部門、設計した製品を量産する工場まで全部1つの組織に入っています。同じ組織に所属しながら、基礎研究に近いことから出荷まで責任を持って関われるのがおもしろいところです。 最初は画素がとらえた光の量を測り電気信号に変換するCMOSセンサーの試作モデルの開発をしていましたが、今は手広く仕事をしています。 キヤノンは「とがったセンサー」の会社 ──半導体設計やイメージセンサーの会社が
茨城県ひたちなか市にある常磐線・勝田駅。ひたちなか海浜鉄道の湊線はこの駅からおさかな市場で有名な那珂湊を経由して、海水浴場のある阿字ヶ浦まで運行する。 全長14.3kmという非電化路線で、もともとは茨城交通が運行する路線だったが、利用者減少による赤字を理由に廃線が検討された。しかし、存続を願う住民らの声によって、第三セクター法人ひたちなか海浜鉄道が設立され、運営が引き継がれた。 コロナ禍で計画を見直し 三セク化をきっかけに、業績が回復し続けている。そして今日注目すべき話題は、2021年1月15日に認可された、現在終点の阿字ヶ浦駅―ひたち海浜公園中央口まで3.1kmの延伸計画である。 この延伸計画の開始には大きな壁が立ちふさがった。昨今の新型コロナウイルス感染症の影響で建設用の機材や材料の価格が高騰するなど、計画の見直しを余儀なくされたのだ。しかしながら、関係者たちは前向きかつ地道に足元を固
日経平均株価が34年ぶりに史上最高値を更新したが、実は最高値を更新するといった現象が起こっているのは日本だけではない。アメリカ株でもニューヨーク市場のダウ平均株価など主要株価指数がこの3月21日に最高値を更新。アメリカだけではなく欧州株も、最近になって最高値を更新している。中国など一部の国を除いて、株価は高値圏にあると言っていいだろう。 株価以外の資産でも、史上最高値をつけるマーケットがある。金価格は1トロイオンス=2200ドルを超えるなど、史上最高値を更新。暗号資産(仮想通貨)のビットコインも、ETFの承認等で、日米ともに史上最高値を更新している。 世界の金融資産は、なぜ史上最高値を更新し続けているのか……。バブル崩壊はやってくるのか、それとも別の原因があるのか。株、金、暗号資産などがバブル化し、やがて1929年のような世界大恐慌時代に逆戻りする前触れなのか……。金融資産のバブル化につい
「今は力関係でいえばゼネコンよりサブコンのほうが上だ」。複数のゼネコン関係者はこう嘆く。 建設業界は元請けであるゼネコンを頂点に、重層構造になっている。仕事を発注するゼネコンと、受注する側であるサブコン(空調設備や電気設備などの専門工事会社)を含む下請け会社との間には、「殿様と家来の関係」(内装工事会社の社長)と言われるほど明確な上下関係があった。 しかし今、そのヒエラルキー構造が変わりつつある。 「引き受けてくれるサブコンをなかなか見つけられなかった」と肩を落とすのは上場中堅ゼネコン・大豊(だいほう)建設の幹部・A氏。2月9日、大豊建設は今2024年3月期の最終損益が16億円の赤字に転落する、と公表した。 「湯水のごとくお金がかかった」 理由は、あるホテルの建築工事で「最終段階の設備工事に入ったところで、サブコンが万歳した(工事を放棄した)」(A氏)ためだ。デザイン性の高いホテルにもかか
千葉県のJR市川駅で降りて、スポーツベンチャー企業ネクストベースの新施設に向かうべくタクシーを拾うと、運転手から「ああ、有名な選手がいっぱい来ている施設だよね」と言われた。なるほど、すでに地元でも話題になっているのだ。 株式会社ネクストベースの中尾信一社長は、生粋の野球人だった。 「千葉県の佐倉高校から、立教大学の野球部に進みました。つまり長嶋茂雄さんのコースです。長嶋さんのように大学で活躍してあわよくばプロに行けたらいいなと思ったのですが、3年生の時に故障して、そこで野球人生の先が見えなくなった。 次に高校野球の指導者になろうと思ったのですが、切り替えのタイミングが遅かったので教職課程を全部修了できずに卒業し、社会人になってからスクーリングや通信講座で資格を取得しました」(中尾社長、以下同) NTTを35歳で退職して探した次の道 「入社したのはNTTです。2年間かけて教員資格を取って、さ
彼を知り己を知れば百戦殆からず。古代中国のことわざだ。現代日本の婚活においては、「結婚相手候補のニーズを知り、自分が求めるものと持っているものを知れば、良い結婚ができる」と言えるかもしれない。 「結婚するなら34歳までの女性」 「結婚するなら子どもは必須なので、子どもを産む気がある34歳までの女性としかお見合いしませんでした。できれば20代がよかったです」 やや古風な本音を口にするのは首都圏でネットベンチャー企業をほぼ1人で運営している河田道弘さん(仮名、47歳)。毎日筋トレしているというガッチリした体格で、体にフィットした黒いセーターとジーパン姿がよく似合う。素朴で話しやすい雰囲気だが、粘り強くしたたかな商売人の一面も持っているのだろう。最寄り駅から徒歩3分のところにあるシェアオフィスで、みかんを一緒に食べながら話を聞くことができた。 道弘さんは5年前に一回り年下の恵美さん(仮名)と結婚
2022年11月にOpenAIが公開したAIチャットボット「ChatGPT」は、多くの企業の業務プロセスで利用されるほど、一気に身近な存在となった。この技術の基となるLLM(大規模言語モデル)は、AIの能力を大幅に向上させ、まるでAIが「脳」を持っているかのごとくふるまうことを可能にした。 そんなLLMを、自動運転に応用させようとしている日本企業がある。2021年に創業したTuring(チューリング)だ。 Turingは「We Overtake Tesla(テスラを追い越す)」をミッションに掲げ、完全自動運転のEV開発を進める。山本一成CEOは、過去にコンピュータ将棋プログラム「Ponanza」を開発。山本氏と共同で創業した青木俊介CTO(最高技術責任者)は、アメリカのカーネギーメロン大学で博士号を取得し、自動運転システムの開発・研究に従事してきた。 2024年2月には、生成AIの基盤モデ
結婚相談所の経営者として婚活現場の第一線に立つ恋愛・婚活アドバイザーの植草美幸氏と、人気漫画家として男女の心理を描いてきた東村アキコ氏。東村氏の周囲では、20代、30代と独身を謳歌した男女が、40代を前に次々に「結婚したい」と言い始めているという。なぜそのような現象が起きているのか。2人が現代の結婚観、恋愛観をあぶりだす。 パートナーはいないけど「結婚します」と宣言 東村アキコ(以下、東村):私は職業柄、知り合いが多いんですが、東京に出てきて約20年、結婚式に呼ばれたことがものすごく少ないんです。私自身は28歳で結婚して出産。その後、離婚して子育てに追われていました。 だから、30代は、仕事をバリバリやって趣味に時間とお金を使って楽しそうにしている独身の人たちを見て「さすが東京、さすが現代社会」と思っていました。ところが、30代後半くらいからその人たちが「結婚したい」と言い出した。 年賀状
3月18~19日の日銀政策決定会合で、日銀はマイナス金利を解除しただけでなく、異次元緩和を一気に終了してしまった。ついでに、これまでの大規模緩和の中で最も異常な枠組みであるイールドカーブ・コントロール(=YCC、長短金利操作)、さらにはETF(上場投資信託)およびJ-REIT(不動産投資信託)の買い入れまでも、いっぺんにやめてしまったのだ。 これまでの数年間、われわれを含めた外野は、金融政策正常化の道筋として、この3つのイレギュラーな政策をどのように、どの順番で解除していくのか、散々議論してきた。それを事もなげに、3つ同時にやめてしまった。記者会見で、新しい金融政策の枠組みをなんと名づけるか、コメントを求められ、「普通の金融政策です」と。 カッコいい。 しかし、まさにそのとおりだ。これこそが正常化だ。ある意味、量的緩和も半分は終わったといえる。あるいは、植田総裁の頭の中の枠組みでは、もはや
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く