ギリシャの首都アテネを見下ろす丘で、サハラ砂漠から飛来した砂塵に街が覆われる様子を見る人々(2024年4月23日撮影)。(c)Angelos TZORTZINIS / AFP 【4月24日 AFP】ギリシャの首都アテネなど各地が23日、サハラ(Sahara)砂漠から飛来した砂塵(さじん)に覆われた。同国での降砂としては2018年以来の規模となった。 ギリシャはここ数日、強い南風に見舞われ、この日は各地が橙黄色に覆われた。視界不良となる中、当局は呼吸器系に悪影響が及ぶ恐れがあると警告した。 アテネ国立観測所(National Observatory of Athens)の気象研究部長、コスタス・ラグバルドス(Kostas Lagouvardos)氏は、「2018年3月21、22両日以来の規模のサハラからの砂塵飛来となった」と指摘。18年はクレタ(Crete)島の降砂被害が特に深刻だったという