もう誰も死なせない――IT業界で働くエンジニアに必要な「勇気」

連載目次 先日、「新国立競技場の建築現場で働いていた若手社員が、長時間の残業に耐えかねて自ら命を絶つ」という残念な事件があった。大手広告代理店に勤めていた女子社員が自殺してしまった事件もまだ記憶に新しい。ご本人はもちろん遺族の方々の悲しみはいかばかりかと思う。 長時間残業が恒常化している過酷な労働といえば、IT企業はその典型のようなところである。私も若いころは常時130時間程度の残業をしており、200時間を超えることも少なくなかった。 今はさすがにそこまでの会社は少なくなったと思うが、それでも他の業界と比べて労働時間の長さはトップクラスではあるまいか。自殺までいかなくても、過労が原因で入院したというエンジニアやプロマネの話はよく聞くし、この連載でも以前に、顧客の高圧的な態度と長時間の作業でプロマネが入院してしまったプロジェクトの例を紹介したことがある。 IT訴訟事例を例にとり、トラブルの予

[testedquality]

「もし、部下に過労死するほどの作業をさせなければ仕事が回らないというのであれば、そんな企業はそもそものビジネスモデルが崩壊しているのである。」ブラックがなぜだめかの本質

[moerrari]

"「安全配慮義務」…会社は「社員の様子を見て異常を察知し対応する」のではなく、「負担のかかりそうな作業を強いる時点で、それが限度を超えないように救済措置を取らなければならない」"

[hitomishiriman]

/*部下に過労死するほどの作業をさせなければ仕事が回らないというのであれば、そんな企業はそもそものビジネスモデルが崩壊しているのである*/この一文が全て。これは過労死ライン云々に関わらない重要な意識。

[tolip]

勇気を持たなくても良いようになればいいのに "エンジニアは自分を守るため、管理職は部下と会社を守るため、もう少しだけ「勇気」を持ってほしい。"

[pipechair]

社員が疲弊したら休ませる義務が会社にはあるし、疲弊してるなら休む権利と「義務」が社員にもあるという最高裁判決。己の体をケアする義務というのは重い

[kamei_rio]

"社員が長時間労働や重責に苦しむことになった「原因」は一切関係ない" たとえ自責でも。ここ大事。

[mana-cat]

「実はこの裁判では、損害賠償の金額が50％減額されている。裁判所が示した理由は社員が自らの健康に対するケアを怠ったから」