サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
おみそ汁
blogs.itmedia.co.jp/speedfeed
■「Twitter ってなに?」「・・・嘘だろ??知らないの?」 先日、IBMの友人と話していたら、TwitterもFriendFeedFacebookも知らないというのでたまげた(=ほとんど死語だが^^; たまげたとは魂消た、つまり魂が消えた、と書く。それだけ驚いたので、あえて使う)。 まあ、FriendFeedFacebookを知らないのは何となく分からないでもないが、IT業界、しかも外資にいてTwitterを知らないというのはカルチャーショックだった。2008年はTwitterの大飛躍が本当に目についた年になった。オバマ次期大統領はTwitterやFacebook、Blogなどをうまく活用して政治資金をLong Tail的に集めることに成功した。だから、ITの視点というより、社会の動きを見る上で、ネットが政治や経済を確実に動かし始めていることや、インターネットのソーシャルサービスが現
僕は寄付請求のたぐいはいっさい信用しないというか、どう使われるか分からないお金を支払うのがイヤなので、これまでは基本的に無視してきた。 しかし、2年ほど前から実は「国境なき医師団」に寄付をしている。金額は微々たるものだ。一日50円、つまり月間で1500円に過ぎないので、特に誇れるようなものでもない。 とはいえゼロから50円/日の寄付に至ったのには理由がある。それは「国境なき医師団」が行っているメソッド(少なくとも一般に公開したマーケッティングメッセージ)が素晴らしかったからだ。 彼らの主張はこうだった。 ・世界には貧困と迫害に苦しむ小国や民族がまだまだ多い。 ・その多くは先進国にとっての市場性もないし資源もないから、欧米諸国のメディアにも載らないことが多い。 だから自分たちの力で支援を続けているし、ボランティアのバックアップが欲しい、というわけだ。 そして、多くの同様の支援団体と異なり、彼
株式会社リボルバー ファウンダー兼CEO。ソーシャルプランナーユニット「オガワカズヒロ」のクリエイティブディレクター。著書に「Web2.0Book」「仕事で使える!Facebook超入門」「ソーシャルメディアマーケティング」「アップルvsグーグル」など。
■フィードとは フィードとは、Webサイトのコンテンツのサマリーもしくは全文を、更新情報として配信することであることは周知の通り。 その配信方法、というか記述形式として、Blogに採用されて世界的に標準化されたのがRSS/Atomだ。 RSS/AtomはXMLに準拠しているメタデータだ。記述できる情報がある程度限られており、制限されているからこそ、誰もが扱いやすいフォーマットとして普及した。だから、結果として、フィード=RSS/Atom、となり、RSSフィードあるいはRSS/Atomフィード、という呼び方もまた一般的になったのである。 ■フィードとしてのTwitter? ところが、今年に入って、RSS/Atomから、フィードの主役の座を奪う勢いのサービスがある。それは他ならぬTwitterだ。 フィードは主に 1) サイトの更新情報を伝えてサイトに誘導するというプロモーションとして 2)
ITmedia によれば、Google がついにRSSリーダーをリリースした。 冷や汗が一気に吹き出たので、早速使ってみた。 アカウントはGmailを持っていれば、そのまま使えるので登録の必要は無かった。 URLは、http://www.google.com/reader/ 1) Feedソース(Blogなど)の登録方法 トップページを見るとまず迷うのが、どこからFeedを追加するか?ということなのだが、すぐにその疑問は氷解。サーチボックスに探したいBlogの名前を入れて、その結果を登録するというステップだけが用意されているのである。 (図参照) もちろん日本語も通る。Blogのタイトルでもいいし、カテゴリを示すキーワードでもいい。 すると、普通の検索結果のような画面が出るので、好きな検索結果の下の[Subscribe]というボタンを押せば登録できる。 その際に、そのBlog自体を自分で好
Googleは、強力な検索サービスというコアコンピタンスを利して、Orkut、Gmail、Bloggers.comなど、ぱっと見には何の関係もなく、統一感の無い数多くのネットサービスを発表し続けている。最近は市場ではいつGoogleがIMを発表するかを固唾をのんで見守っている。 彼らのサービスは一見してあまり関連性が無いように見えるのだが、実は関連性が無くて良い、とGoogleは考えていると思う。結局はGoogleという検索プラットフォームによって最終的に数珠つなぎに結びついていく。実はGoogleはこれまでにはない、完全無比な中央集権型の企業なのである。 GoogleはYahoo!と並び称され、ビジネスモデル上も対比される事が多いのだが、エリック・シュミットにとってはYahoo!は眼中に無い気がする。彼のアタマにあるのは、来るべきMicrosoftとの全面戦争のことだけだろうと思う。 Y
10月19日にガールズログというプロジェクトを立ち上げた。恒久より拙速を尊ぶという孫子の教え通り、とにかく日本で一番早くTwitterをベースとした女性向けのメディアを立ち上げることに手を付けたわけだが、準備不足は否めず、スタートしてから諸々ほころびを繕いつつの、ひどく忙しい一週間となってしまった。 ガールズログが目指すところについては、ここでははっきりと書かない。いずれ目的も可能性も明確に出来ると思うからだ。ただ言えることは、Twitterというよりストリームを使って新しいビジネスモデルを生み出していくためのプロジェクトを我々はいくつか用意しており、ガールズログはその第一弾であるということ。そして、僕たちが求める新しい理想のWebの”流れ”を作り出していくための端緒であるということだ。 だから、毀誉褒貶があっても、単純に前向きに、全力で歩を進めていきたいと考えている。 ・・・しかし、今回
様々なBlog、メディアがWeb2.0について語り始めている。僕自身、非技術的考察という観点で、いろいろ考えを巡らせてきた。 ここでいったんWeb2.0をどう定義づけるか、という命題について、現時点での僕の回答を出しておきたい。 前編をWeb2.0自体の説明として、 後編を、Web2.0的要素(技術、ビジネスモデル、企業など) としたい。 ■ Web2.0に関する考察ノート:前編 01. Web2.0はWeb上の新しい「環境」である Webを「気候」に例えてみると分かりやすい。現在地球は温暖化に向かっていると言われている。つまり気候という環境の変化が起きているらしい。そして、その原因を大気中の二酸化炭素が増えているからだという意見が多くみられている。 氷河期にはマンモスが繁栄したが、それが終わると分厚い毛皮を持たない軽量のほ乳類が繁栄した。 Webもまた、ここ数年様々な事象の発生により、そ
僕の敬愛するITジャーナリストの林信行さん(通称Nobiさん)がITmediaで連載しているMac系の記事は秀逸だ。 読んでいて、1行毎にうんうん、と首を縦に振ってしまう。 この中で、Nobiさんは「PCは(スペック主導の)仕様のパソコン」であるが、「Macは”思想”のパソコン」と述べている。これには100%賛同できる。さすがはNobiさん(拍手) ・・・さて、おおよそ予想はついていたが、feedpathが本日付けでリニューアルしたが、僕が設計したものとはまったく違う方向に変わっていた。大量のデータを一気に斜め読みするという用途にはまるで使えなくなってしまった・・・。 僕の設計では使っているうちにどんどんなじんで使いやすくなることを目指していたから、必ずしも初心者に優しいツールであるとは言い難かった。リニューアルされたそれは、初心者や初めて使う人にとって最適化されている(しかし、僕が思うに
GMOアドネットワークスさんと共に、以下の発表をしました。 詳しくは、今夜のWBS2.0で。 けっこう画期的な出来事であると思っています。 GMOアドネットワークス株式会社、フィードパス株式会社、株式会社 朝日新聞社と共同で Web2.0的ニュース記事配信効果の実証実験を開始 ~ asahi.comW杯ドイツ大会特集の記事をfeedpathに配信 ~ GMOアドネットワークス株式会社(本社:東京都渋谷区 代表取締役社長:井上祥士郎、以下GMOアドネットワークス)は、フィードパス株式会社 (本社: 東京都文京区 代表取締役社長: 津幡 靖久 以下フィードパス) との業務提携、および株式会社 朝日新聞社(本社:東京都中央区 代表取締役社長:秋山耿太郎、以下朝日新聞)のご協力により、同社の速報ニュースサイトasahi.comが提供する『W杯ドイツ大会特集(http://www2.asahi.co
少し間があいたが、Web2.0に関するまとめ、考察ノートの後編。 前編では、Web2.0=数年前から変化し始めたWebの環境であり、その傾向は今後数年間にわたって更に顕著になっていく、と書いた。 後編では、Web2.0時代に生き残るサービス、企業、ビジネスモデルを論じたい。 01. Web2.0の技術 メタな言い方をする。 僕がWeb2.0的なサービスを作るとすれば、以下の条件を満たすことを優先する。 1. RUI(Rich User Interface) シンプルかつリッチなユーザーインターフェイス(UI) 2. Share サービサーとユーザー、あるいはユーザー同士がデータを共有することができる。 ソーシャルブックマークやタギングは重要な要素だ。そして、ユーザーがデータを共有してくれる以上、ユーザーが増えれば増えるほど内包するデータが増え、全体利益が増していく。 3. Feed Fee
今日はエントリーとしては短め。 Feedのことを誰かに説明するための資料として、Feedの歴史というか、バージョンの流れを整理してみた。基本情報は、『入門RSS』(新納浩幸氏 著。毎日コミュニケーションズ刊)を参考に。 ちなみに、0.9系はRDF準拠、0.91系は非準拠が特長。 Atomは、APIとしての期待大。(1.0が最新版) Technorati Tags: Blog, Feed
■ 日本のケータイメーカーは生き残りたいなら iPhoneに学ぶべきだ 僕は、前にも何回も書いているが、iPhoneに勝てるケータイを開発するチャンス(と資金)を与えられたとしたら、嬉々として全力を投じてこれに取り組むだろう。今の日本の携帯電話開発者で、志を一つにしている人は決して少なくないと思うが、違うのだろうか。 iPhoneの筐体には、ボタンと言えるような存在はわずか3つだ。電源スイッチ、マナー切替、音量変更、の3つである。その他の機能はすべてソフトウェアで制御されている。 なんという潔さだろう。ここにはスティーブ・ジョブズの美学と、OSとハードウェアを一貫して造っているAppleならではの”仕事”がある。 iPhoneを制御しているのはiPhone OSと呼ばれるOSだが、基本構造はMac OS Xと同じとされている。 現代のOSはほとんどがマルチランゲージシステムであり、一つのO
Google Baseは全てのマッチングサービスの脅威となるか?(Web2.0の非技術論的考察-3 ) Googleが「Google Base」なるサービスの公開を準備しているとのニュースが駆け巡っている。 このサービスは技術的に見ると一種のデータベースである(Web Based RDBとでも呼ぶか?)。Web2.0は、Blogやソーシャルブックマーキング、タギングなどによって情報連携が進んだ後に発現する、データベース化されたインターネットのことであるとも理解するが、Google Baseはこの動きに沿うもの、あるいは独立独歩で進んでいくかは別にして、強い意思を持ってこれを実現しようとする動きだと考える。 そして商業的に見た場合は、(様々なメディアが伝えるように)eBayや日本におけるKakaku.comのような情報の比較検討やマッチングを行うサービスの事業モデルを直撃する可能性がある。マ
インターネットにおける新しいトレンド、Web 2.0。 数年前の「ブロードバンド」登場時の狂騒とほぼ同じ状況が生まれつつあるが、これだけは絶対に必要だと思うポイントを、一ユーザー側の立場で言ってみる。 1) 情報の受信 効率的な情報の受信を支援する仕組み、例えばFeedリーダー(≧RSSリーダー)のようなツールが必要だ。 2) 情報の発信 誰でも簡単に情報をWeb上に発信することができること。Blogの登場がこれを実現した。しかも出来上がったページは(XHTML with Feedによって)非常に構造的なモノである。 3) 情報の検索 Web上の情報を簡単に探し出せなくてはならない。 Google、Technoratiなどの検索エンジンがこの機能を担っている。 4) 情報の共有 情報は他者と共有されることが必要だ。かつ、共有されていくことによって、徐々に付加価値が生まれていかねばならない。
iPhone 3Gは世界市場で大成功を収めているが、日本市場への浸透はといえば、発売当初の喧噪に比べればまだまだ、というのが実情だとは僕も認める。ただし、単一機種としての認知(例えばiPhone以外のケータイで、10人に訊いて10人が知っている機種が他にあるか?)や、恐らくは30-40万台は売れているだろう実績を考えれば、初年度として十分なものだと僕は思う。 僕はこのBlogでも何度も書いているが、僕自身はiPhoneが大好きだが、それでもiPhoneがすべてだとは言っていない。iPhoneがもたらす、新しいモバイルウェブの可能性を礼賛しているだけだ。それはiPhoneだけではなく、Androidもそうだし、Palm Preも、もしかしたらBlackberryもそうだ。あまりにも制限が多い日本のケータイのWebではなく、PCで使えるWebとほぼ同等(場合によってはそれ以上)のWebを、場所
BlogがWebの進化に果たした役割(Web2.0化)は大きい。 Webへの参加方法は、受動的で言えば検索を使うとか、AmazonなどのEコマースからモノを買ったり、レビューへのコメントを書くなどがあるが、積極的な参加でいうとWebサイトを構築するという方法がある。しかし、Webサイトを自分で作ったり維持するには、それなりのコストやノウハウが必要だった。Blogがそのノウハウ習得の手間やコストを一気に低減させたのである。 SixApartの関さんは、だからこそ、Blog=Web2.0という見方もできると言う。僕もその意見にほぼ賛成である。 さて、僕はfeedpathというサービスを通じて、Webの進化に何らかの貢献をしたいと願ってきた。 そこで、今週末に、Blogをさらに簡単にして、使いやすいサービスに変える、ちょっとした魔法を提供したいと考えている。 マッシュアップという言葉は、Web2
2007年1月のMacWorldで、ついにAppleは大きな決断を示した。Apple,Incへの社名変更、つまり、自らをもはやコンピュータメーカーではない、と世間に示したことである。 同時にiTVとして知られていた家庭用映像デバイスをApple TVと名称変更をし、そして噂のiPhoneのリリースを発表した。特にiPhoneは、世間の予想を遥かに超える洗練したUIを備えた、まさしく革新的なプロダクトになった。 Mac OS Xで動くケータイ。これこそ世界中のMacファンの心をつかむ夢のケータイじゃないか^^。世界でハードとOSを両方作っているPCメーカーはAppleだけだが、今度はケータイにおいても自前のOSとハードを両方持つ希有な存在になった。 僕は数年前に、自分のマルチデバイスでのネットサービスに、Click, Tap, Talkというコピーをつけていたのだが、iPhoneはまさにそう
ついに登場したGoogleのオープンソースブラウザ Chrome。いまのところWindows XP & Vistaにしか対応していないので僕はまだ使っていない。いまのところ わざわざWindowsを使って試したいとも思っていない。 Google Chromeは、IEキラーであると同時にAdobeのAIRや、MSのSilverlightキラーであるといっていいだろう。つまり標準でなく、どこかの特定の企業の独自のプラットフォームに、せっかくGoogleやBlogネットワークが作り出し普及させてきた標準のWebプラットフォーム=HTML+CSS+JavaScript+RSS を浸食されるのをいやがった結果であると思う。 Firefoxはいい。Safariもいい(同じWebKitだし)。でも IEがこれ以上のさばるのは許せん、AIRも必要ない、というのがGoogleの気分なのだろうと想像する。 そ
Google Baseについての考察は、各メディアや内外問わず多くのBloggerが各自の意見を公開している。 Google Calendarなどのまだ見ぬサービスのリーク情報の影響についても言えることであるが、今やネット業界はGoogleの作ったルールによって振り回されるようになっており、Googleのちょっとした動きに全員が右往左往しているのが現状だ。 これは、明らかにゲーム理論の一つの例になったと思う。 ゲーム理論とは、複数のプレーヤー達が一定のルールに基づいて利益の最大化を狙って争っている状態(すなわちゲームの中)で多く見られる行動を分析・数値化することによって、経済や政治などの予測を行うことである。プレーヤーの数が決まっていると、一人が勝つと誰かが負ける、つまりゲームの中でプレーヤー同士の動向が互いに影響を及ぼす。つまり勝ち負けがはっきりしていることによって、プレーヤーの行動に一
小川さんは起業準備中といいながらなぜVC(ベンチャーキャピタル)に入社したのか?とよく質問される。実は僕は、サンブリッジが用意してくれた EIR という制度を利用して起業準備をしているのだが、EIR自体がまだ世間的にはなじみがないらしいので、以下それを説明してみたい。 EIRとは、比較的経験豊かなビジネスパーソンが起業する際に有効となる仕組みであり、昨今注目されつつある手法だ。いわばWeb2.0時代の起業スタイルであり、起業2.0の典型的な手法になる気がする。 Calacanis Takes Position at Sequoia CapitalIndex Ventures EIR starts up Wikio What is an EIR? ■ 二つの意味を持つEIR EIRとは、Entrepreneur In Residence(アントレプレナー・イン・レジデンス)と、Executi
2005年は、95年12月8日にビル・ゲイツがインターネット宣言(MSの全ての製品をインターネット対応させていくという、MSの戦略転換メモの発表)をして以来、10年目となる節目の年であった。 ところが皮肉なことにその2005年は、インターネットにおける主役として君臨するのがMSではなく、Googleであることが誰の目にもはっきりと映るようになったことで記憶されるべき年になったように思う。 そのことを示す為に、僕が個人的に選んだ2005年のIT系10大キーワードを以下に挙げてみることにしよう。 10位:Ajax まずはAjaxである。ブラウザ上で非常にリッチなインターフェイスを提供するための技術のことで、Asynchronous JavaScript(非同期JavaScript) + XMLの略称なのだが、実のところ名前は後付け(笑)。命名者はAdaptive pathというWebコンサル会
Googleはデータを共有する。Twitterは事件を共有する。Facebookは人間関係を共有する。 インターネットの本質は情報の公開と共有の最良の方法です。 例えば世界最大のネット企業と言えばGoogleですが、彼らは汎用データを共有するサービスであると僕は考えます。 現在、外交文書の違法な?漏洩サイトとして、WikiLeaksが話題になっていますが、何かを公開し、共有するためのメディアがインターネットであるならば、これはまさしくいつか来た道です。 Napsterは音楽を共有するサービスでした。Napsterから違法性を巧妙に除去して有料化したサービスがiTunesです。 Wikipediaは知識を共有しています。同じWikiというツールを使いながら外交文書を共有してしまったのがWikiLeaksです。WikiLeaksに対するバッシングと創業者への強烈な毀誉褒貶は、まさしく10年前の
■カラニコス氏のBlogの波紋 ジェームス・カラニコスは著名なシリアル・アントレプレナー(連続起業家)だが、最近自身のBlogで、スタートアップ(創業間もないベンチャー)の経営者としての心得を書いたところ、賛否両論で大きな波紋を呼んでいる。僕自身が前のエントリーでそんなようなことを書いたばかりなのだが、彼のアドバイスはある意味過激で、より誤解を生みやすい内容ではあるが、非常に含蓄に富んでいて、そのいくつかはすぐにでも取り入れたくなる(あるいは取り入れている)ほどだった。 ■シリアル・アントレプレナーとは 通常起業家というものは、学生時代か、ある程度の社会人経験を積んだ後に職を辞したうえで、自分のアイデアとわずかばかりの資金を元手に事業を興す人たちのことを指すが、厳密な意味での起業家、とは、ベンチャー企業として大きな成功を目指すひと、というニュアンスが強いといっていい。 大きな成功、とはすな
今年に入ってからというというもの、セミナーやカンファレンスの類に呼んでいただける機会が急増している。そういうイベント自体が(Web2.0の影響でもあると思うが)増えているという事もあると思う。 つまりプレゼンテーションの機会が多い、ということなのだが、僕がプレゼンをする際に気をつけている事がいくつかあるのでご紹介したい。 印刷物を使う場合と、プロジェクターを使う場合で資料を変える これは割と気を使っていない人が多いので改めて指摘したいのだが、印刷したモノを渡して、それを使ってプレゼンする場合は、プレゼンを受ける人は聞き手ではなく読み手になりがちである。だから、資料にはなるべく多くの情報がないと不満を覚える。 印刷物を渡してプレゼンをする場合は、たいていは少人数相手の商談であり、対面で商品なりサービスを説明しているというシチュエーションである。だから資料には詳細の情報を書き込んでおく。 しか
恥ずかしながら、わりと最近知ったWeb2.0系のキーワード、Mashup(マッシュアップ)。実に愉しい言葉だ。 Wikipediaによれば、Webアプリケーションのハイブリッド化(複合化)あるいは複数のソースからコンテンツを組み合わせていくWebサイトやWebアプリのことを指す。素敵でしょ? 僕はここ数年、HipHopを聞くことが多いのだが、このMashupはそもそも音楽業界、特にそのHipHop系のDJ用語だそうだ。複数の曲をリミックスし、混ぜ合わせて新しい曲を作る、ちょっとアンダーグラウンドな響きを持つ手法をMashupというようになった。Aという曲からは演奏を、Bという曲からはボーカルを抜き出して合わせてみる、といったスタイルが多いらしい。面白い例に、ビヨンセのBF であることでも知られるラッパーのJay-Z(ジェイジー)のアルバム『ブラックアルバム』と、ビートルズの『ホワイトアルバ
LOHAS(ロハス)という言葉を知っているだろうか? Web2.0がインターネット上の(あるいはIT市場全体の)ムーブメントであるとすれば、LOHASは、ファッション、美容、健康などの個人の社会生活と企業の生産活動に大きく関わるムーブメントである LOHAS = Lifestyles of Health and Sustainability。直訳すると健康と継続性のライフスタイルだが、正確には「健康と地球環境に配慮」したライフスタイルのこと。Lifestylesと複数形なのがミソで、一つのライフスタイルではなく、LOHAS的な要素も多種多様で、それら全てをカバーする必要は無く、「健康と地球環境に配慮」さえしていれば、人それぞれのスタイルがあっていい、というライトな感覚が普及のカギになっている。 ■ 結果的に世の中のためになる、ということ LOHASはいま、女性誌などを中心にブームになりつつ
少し前にはiPhone 3Gを盛り上げに盛り上げた日本のマスコミの中には、今度はそのiPhoneバッシングに手を染めようとしているらしい。昨日のフジサンンケイビジネスアイの記事が最たるもので、日本でiPhone 3Gの売上ペースが落ちていることを指して、日本のケータイとの戦いに既に敗れたかのような論調を示している。 反対に、同じ日に公開されたTechcrunchではiPhone 3Gが世界的には非常に好調であり、発売後わずか2ヶ月で600万台を売り切っていることを明らかにしている。 また、昨日欧州出張から帰国されたばかりのエル・カミノ・リアルの木寺社長の弁によれば「ヨーロッパではタッチパネル型携帯電話が非常に普及している」「サムスン、ノキア、そしてiPhone」が非常に多く、特に女性ユーザーを見ると「3人に1人が白のiPhone」を使っているという。 もちろん、日本のネット環境や、そもそも
データ量が増え、Webに参加するユーザーの数が増えると、リアルな世界には見られない面白い現象が生まれてくる。いわゆるLong Tail(長いしっぽ)である。 図で分かるように、鎌首をあげている蛇を横から見たような格好をしている。これは実はネット特有の現象であるといえる。というよりも、環境容量の制限が無い世界でしか起こりえないと言った方がいい。 例えば、コンビニでは、POS(Point of Sales)というシステムで全店舗を結びつけていて、店舗ごとにどの商品が売れて、どの商品が売れていないかをリアルタイムで知ることができる。 (更に、客の性別やおおよその年齢、そしてその日の天気まで記録しているそうだ) POSを使えば、売れている商品をどんどん補充して、より目立つ棚に置ける。反対に売れていない商品は棚を変えるか、店での取り扱いを止める。こうして、コンビニでは売れ筋の商品だけを取り扱うことが
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『Speed Feed:オルタナティブ・ブログ』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く