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おみそ汁
blog.goo.ne.jp/maikawa
スマホを車に接続するシステムとして、アップルからCarPlay, GoogleからAndroid Autoがリリースされて3年が経つ。 発表当時はあたかも画期的なものであるかのように受け止められ、一部のITライターによる「車のシステムがアップルやGoogleに乗っ取られる」というトンチンカンな記事も見受けられた。これについては当ブログでも全くそのようなものではないという趣旨のエントリーをしている。 そもそもCarPlayやAndroid Autoがつながるのは「車のシステム」ではなく単に「車のAVシステム」であり、車が乗っ取られることなどありえない。 さらに実は、CarPlayもAndroid Autoも「何かが出来るようになる」システムではなく、「何かを出来なくする」システムなのだ。 どういうことか? スマホをそのままホルダーにさしてナビにすることは誰でもやっている。また、車両のオーディ
滋賀で発生した保育園児の痛ましい交通事故は典型的な右折と直進車による「右直事故」 この危険性と、右折矢印信号(対向車を止めてから青にする)の必要性については以前からブログで表明している。 その前に言いたいこと。メディアの報道。保育園の管理に対する追求は言語道断だ。歩道にいて巻き込まれたのにあたかも責任を追求するようなことは絶対に許されない。 これは流石にSNSで批判が上がっていてほっとしている。 でも、悪いのは車とドライバーだ、と言い切るのもちょっとまってほしい。たしかにこの事故は直進車を確認しなかった右折車に大きな原因がある。直進車はおそらくどうしようもなかったし、私が運転していても同じことが起きただろう。一方の右折車にしても、ふと前方確認せずに曲がってしまうということはもちろん「あってはならない」ことだが、こうしたヒューマンエラーだってだれにでも起きうるということを自覚しなくてはならな
中国佛山市順徳で自動車通勤をして一年が過ぎた。 ここでは信号機が全く日本と違う。(中国は都市によってもまちまち) まず、青信号から黄色に変わる前にカウントダウンがあるので、黄色で交差点に入る車はほとんどいない。これは監視カメラがあることも大いに関係しているが、とてもいいやり方だと思う。 次に、これが本題だが、基本的に交差点では青青信号問題が発生しないようにできている。 青青信号問題とは、直進車と右折車、右左折車と歩行者など、どちらも青信号だが注意しないと事故になる信号。日本の交差点は基本的に全てこの状態になっており誰もそれを不思議には思わないが、実際それによる事故も多い。大型車による歩行者巻き込みは悲惨な死亡事故となり、右折車と直進車(右直事故)は直進車がスピードが出ているのでこれも大事故になる。 順徳では4方向それぞれで順番に青になる、もしくは左折(日本で言う右折)は矢印信号で、そのとき
先日運転中に前に止まったSUVに「BORGWARD」というエンブレムがついていた。ポルシェカイエン的なフォルムで決して悪くないスタイルなのだが、あまり見かけない車。 ちょっと気になったので調べてみたらその背後にはかなり面白い話が隠れていた。 ボルグヴァルドはドイツに実存したカーメーカー。1950年代後半にイザベラというヒット車を出し年間100万台を生産するまでになったがその後が続かず、1961年に資金難で倒産している。 そこから半世紀の時が流れ、2015年のジュネーブショーにおいて創業者の孫によるそのブランド復活がアナウンスされる。本社はシュトゥットガルト。企画、デザイン、設計、販売を行い。生産は中国企業が行うとのこと。そしてなんとそのわずか半年後にはSUV BX-7が発表される。翌16年にまず中国で販売が開始された。 iPhoneもアメリカのアップルの商品だが生産は中国であることを考える
国際免許に関して最近思うことを2つ。 一つは中国人が日本でレンタカーを借りる際の免許の話。 中国はジュネーブ、ウィーンの運転免許に関する条約に参加していないので、海外で使える国際免許証を発行できない。 これら条約が締結されたころは人民が自家用車をもち、海外旅行をしてレンタカーを運転するなんて中国としても想像もできなかっただろう。 中国人も最近は団体旅行から個人旅行に変わってきており、特に沖縄や北海道は個人旅行にはレンタカーが不可欠になる。 しかし、上記の通り中国人は日本でレンタカーを借りすることができない。しかし実際にはかなりの訪日客がレンタカーで旅行をしている。 どういうことかというと、香港もしくはフィリピンを経由して国際免許を取得するのだ。 例えば香港は大陸住民に対して試験免除で免許証を発行している。中国にはこの仲介をする業者がおり、本人は出向かなくとも1-2週間で香港もしくはフィリピ
最近ツイッターで偽装豆腐という言葉がちょっとバズった。 栄養管理士をされている方のブログ(アメブロ)で、イオンのオーガニック豆腐を偽装として批判し、それがYahooニュースに掲載されたから結構話が広まった。(Yahooからは現在は削除済み) それに対して科学ジャーナリストの方がBuzzFeedでこの記事は科学的に間違いだらけでこの豆腐の添加物は全く危険はない、という指摘をされた。 偽装豆腐で検索すると、双方の主張に沿った関連記事、ブログが見つかるが、どうも「危険食品に注意しろ」的な反応が多い様に思う。 私自身は、このアメブロを書かれている内容はタイトルに偽装という言葉を使っている点でかなり問題だと思う。 オーガニック豆腐が中国産であることを問題にしているようだが、原料にはきちんと中国産と書いてある。中国産だからオーガニックなんて怪しい、というのであれば証拠を出さない限り偽装と決めつけるのは
通信販売の増加により、ヤマト労組が受け入れ荷物量の制限を申し入れた。 配達業務の効率を著しく落としているのが不在再配達。聞くところによると半分近くの荷物が再配達になっているという。 5年暮らした中国では職場受取が普通。共稼ぎが一般的な中国では自宅配達は無理なのだ。そもそも中国の宅配員は再配達なんかしてくれない。いなければ携帯に電話がかかってきてドアの前においておくけど良いか、と聞いてくる。預かってくれる隣人がいない限り回答に選択肢はない。 聞けば韓国でも職場受取は普通らしい。 職場は平日であれば100%受取可能であり、電車で持ち帰れる品物に関してはもっとも合理的な解決策だと思う。 しかし我が国では一般的ではない。受取で同僚に負担をかける、ダンボールの始末で会社に負担をかける、そもそも公私混同である、会社に大量の宅配便がくることでの危険物管理が問題だ。などなど、異論を言う人はかなりいそうだし
ETC2.0のGoogle検索でこのページが上位にヒットしますが14年7月の記事です。最新情報は左の「最新の投稿」欄からご確認ください。 なお、通常ETC,ETC2.0,さらに15年8月から始まった再セットアップの関係を表にまとめたものがこちらにあります。 http://blog.goo.ne.jp/maikawa/e/53be8c40b79542f649676431fa94cf52 ーーーーーー 何人かの方からコメント頂いて,ETC2.0って言われているものが何なのかが大体わかってきた。 まず,現在のETCの通信方式(5.8GHz DSRC)を変えるものではない。 大きなポイントは以下のとおり。 ・現在のITSスポット対応車載器,殆ど知名度がなく普及もITSスポットの認知も進まないので,ETC2.0という言い方でリロンチングを図ろうとしている。 ・そのために使用者にとってもっとわかりやす
中国におけるカーナビは、現在爆発的普及の最中。PNDではなく、カーナビが売れている。 しかし、他の国と最も違うことは日本メーカー品があまりない、と言うこと。 そもそも中国政府は地図ソフトの海外流出を認めていない。とはいえGoogleマップは誰でも見ることができるが。 地図ソフトも、最初はかなり規制されており数社しか作成が認められてなかった。 今では8社ほどあるが、何れにしても公にそのソフトを海外に持ち出せないから国外でナビを作っても地図は中国国内でインストールしなければならない。 それ以上に日本メーカーが苦戦するのは価格。中国には沢山のカーナビメーカーがある。PNDを作っていた会社が組み込みナビに転向しているので、小さい会社でも車載ナビを作っている。車載機の値段がこなれたことと、スマホの普及でPNDの市場は早晩消滅するだろう。 車載ナビも、5万円もだせばそこそこ良い物が買える。 カーショッ
1月のアメリカCESで発表され、2年後の発売に向けて先行予約の開始がアナウンスされたソニーのEV。 先日ラジオを聞いていたら、車に詳しいITライターの人が単純に「これはすごいことになるでしょう」とお話しされてましたが、私は非常に悲観的。 番組ではまず、「クルマはスマホになるといわれており、ソニーとホンダの協業の未来は明るい」的な話から始まりました。 いやいや、ソニーのXperiaって世界的に見たら決して成功してないよね?という突っ込みはおいといて。 この「クルマはスマホになる」、耳にタコができるくらい聞く言葉ですが私はならないと思います。なぜなら、車に乗るときスマホはすでにポケットに入っているから。 ネットに繋がり、ソフトのインストールでカスタムができ、エンターテイメントを楽しめる、というのがどうやらクルマはスマホになる、の根拠らしいけど、そんなこと言ったらデスクトップパソコンはすでにスマ
VICSセンター(一般社団法人 道路交通情報通信システムセンター)は、4月23日からVICSワイドの運用を開始した。 これは従来からあるFM多重VICS(ナビ地図上に渋滞を表示するもの)の通信量を2倍に拡大し、渋滞による旅行時間(通過に必要な時間。ITSの世界では一般に旅行時間と呼ぶ)や、プローブ(実際に走行している車両から通信で送られる情報を基にした渋滞情報)によるさらに精度の高い渋滞情報の提供を可能にするというもの。 詳細はVICSセンターのVISCワイドに関するホームページを参照ください。 これは今後、鉄板で普及する。FM多重VICSは機器にVICSセンターが台当たり300円を課金し、ナビメーカーが支払っているので利用者の目に見える出費はない。300円のコストであれば、商品力競争のために今後すべてのナビが搭載することは確実。そもそも現行のFM多重VICSが事実上すべてのナビに搭載され
自動運転についてはいままで散発的に書いてきたが、この一年、日本でも自動運転は相当話題になっている。しかしメディアの報道などを見るとまだ理解が浅く、単純にバラ色の未来やトンチンカンな懸念が示されてるが肝心な本質的なものが見えていないと感じる。 結構長文となってしまったが、できる限りポイントに絞ってまとめてみた。 1.高度運転支援と完全自動運転(レベル4) 自動運転にはレベルが0から4まで設定されている。たとえば自動ブレーキはレベル1。ここではその詳細には踏み込まないが、レベル3と4には技術的な差はなく、どちらも人間の介在なしに目的地に到達できる。では何が違うのかというと、レベル3では緊急時にドライバーが対応しなければならない。レベル4では人間は全く運転に関与しない。ロボットタクシーというのはこのレベル4になる。 ハードウェア的にはレベル3と4は殆ど同じだが、商品としての価値は全く異なる。 し
この記事にある,ETC 2.0とはどんなものなんだろう。 http://www.decn.co.jp/?p=14238 --------------------- 現在は時速20キロ以下で通過するよう制限されているETC料金所については、高機能な電子料金収受システム「ETC2・0」の導入に合わせ、一定速度で通過できる新設計料金所の設置を進める。 --------------------- また,日本工業新聞では以下の様な記載があった。 --------------------- また既に整備されたITSスポットを活用し、経路情報を収集可能な新システム“ETC2.0”を導入することで、渋滞、事故時の一般道路への一時退出など高速道路を賢く使う利用者を優遇する。さらに“ETC2.0”レーンではゲートバーを設置せず、一定速度で通過できるようにする。 --------------------- IT
今日4月26日夜、突然中国国内から特定の中国国外サイトへ行くとWPKGのサイトへリダイレクトされるようになった。WPKGはWINDOWS用オープンソースソフトウェアのサイトで、ここが仕組んだものではなさそうだ。 訪問先のサイトに Facebook connectのスクリプトが埋め込まれてるとリダイレクトされるようで、マルウエアに感染してるわけではないらしい。 OSXでの対処方法は以下のとおり。とりあえず、wpkgをブロックしてしまう方法。 移動→フォルダに移動から /etcをタイプ。hosts ファイルを一旦デスクトップにコピーし、最終行に 127.0.0.1 wpkg.org をタイプ(httpは不要)し保存、元のファイルに上書き。この時パスワードを入力。 次にDSNキャッシュをクリア。 ファインダー→アプリケーション→ユーティリティからターミナルを開き、コマンドを入れる。 これはOSX
実態と違っていた部分がありましたので,訂正します。10月15日 7月に突然,中国でLINEが使えなくなり,VPNを介してもつながらないという事態に陥った。そこで私はLINEを使うことをあきらめ,仕方なく、日本の知人に微信に切り替えてもらった。 その後,私は知らなかったが8月にはVPNを介せば利用可能となったようだ。 とはいえ,いちいちVPNを介するは面倒だし,また何かあると困る。 日本に帰る用事があったので、以下の方法でLINEを完全に復活させた。 (注)言うまでもありませんが,SIMフリー携帯を前提としています。 LINEも微信も,どちらも各々の政府から監視されているのが前提ですね。まあ私の通信内容はヤバイ問題には触れませんので気にしませんが。 まず、日本のヨドバシカメラでワイヤレスゲートのヨドバシカメラオリジナル通信専用SIMを購入。 毎月定額課金なので、日本に帰ることが多くない私は上
かつてアウディジャパンのテレマティクスを運営していたモバイルキャストが5月末に破産手続きをうけていた。 この会社は大手企業から出資をうけたベンチャーで、インターネットITS協議会の会員にも名をつらねていた。 その後はITSというよりはBluetooth機器の販売を行なっていたが、F1のスポンサーやマーク・パンサー(懐かしいね)をつかったテレビCMを打つなど、事業規模に似つかない宣伝活動に疑問を感じていた。 その後、2008年ぐらいからこの会社の周辺には怪しい未公開株式投資話が出てくる。 この時点で事業としての実態はほとんどなくなっているにもかかわらず、WEBページは依然として営業を行う有望ベンチャーのような体裁が保たれ続けた。 このブログの検索窓でモバイルキャストと入力すると、関連記事が読めます。 未公開株の段階で、これはややこしい筋の人たちが出てきていると思われたので、それ以上のツッコミ
Techcrunchの記事、「GRACENOTEの広告置換システムはテレビCMをパーソナライズする」 これはアメリカの話だろうが、もしこんな世の中になったらそれこそテレビなんて観たくなくなるんじゃないか? 曰く、「利用者に関する年齢、性別、収入、賃貸か持ち家か、車のリースがあるか、その他信用情報などに関する公開情報を 中略 どの広告が最も視聴者に合っているかを判定する。」 こうした公開情報から得られる属性による嗜好は極めてステレオタイプにならざるえない。 TVをつけるたびにグルコサミンやら中高年でも飛ばせるドライバーやらクルーズツアーやら楽々パソコン教室の宣伝ばっかり見せられたたまらない。というか気が滅入る。 あなたはこんな人でしょ?とテレビごときに言われるのは最悪だ。 放っておいて欲しいと思うのは私だけだろうか? テレビというのは漠然と雑多な情報を垂れ流していて、それがパーソナライズが進
先ごろのCEATECで発表されたDENSOのスマートフォン連動型ITS対応DSRC車載器が発売になった。 250億円の公費を投入して整備した高速道路のITSスポットに対応するためには車載器とナビを同時に買い換えなければならず、それが普及の障害(の一つ)になっていたことを考えれば、このDENSOの商品開発、方向としては正しいと思う。 しかし、残念ながら売れないだろう。 そもそも「ITS対応DSRC車載器」の意味を、一般ユーザーがどれだけ理解しているか? 市場認知はほとんどゼロに近い。 しかも、価格はDENSOとしてはそれなりに頑張った値付けなんだろうが、税込27090円と3万円に近い。 初期のETCが3万円程度の価格で普及に難儀をしたことを考えれば、この手の機器の値ごろは外している。 さらに、iPhoneに対応できなかったことも対象マーケットを最初から半分以下に絞り込んでしまうことになる。
先日、映画「ノルウェイの森」をDVDで観た。 昔「風の歌を聴け」の映画版をみて大いにがっかりした経験があるのでこれも劇場で観る気はまったくなかったのだが、やはり日本にいるときよりは時間をもてあますことが多く、暇つぶしに観てみた。 村上春樹の作品に流れる空気を映像で再現することはできない。だから、「ノルウェイの森」にもそもそも期待していなかったが、松山ケンイチという役者自身がある程度その世界を再現していたように感じる。とはいえ、私には退屈な映画だった。 この映画をみて、まったく原作を思い出せなかった。ストーリーは直子という女の子が精神を病んでしまうことと、主人公が登場する女性とことごとくセックスをすること位しか、記憶にない。 実際一番記憶に残っているのは冒頭の、ハンブルグ空港へ着陸する飛行機から「ノルウェイの森」が流れるシーン。 そもそも私にとって村上春樹はその場その場のレトリックや言い回し
4月から、いよいよ関係者注目の的であるmmbiのNOTTVが放送をスタートした。 ネットには批判的な意見が渦巻いている。NOTTVでぐぐると「NOTTV 失敗」というレコメンドが3つ目に出てくる。 モバHOが失敗した携帯端末向け放送事業、しかもたいしたコンテンツもないのに月額420円、対象端末はドコモだけで2つしかないという状況で、これからまだまだアンテナ設置に投資がかかるし、魅力あるコンテンツ作りにもお金がかかる。 サブスクライバー1000万人が損益分岐点と聞くと、非常に厳しい。 ブログやツイッターで、「NTTはマーケテイングセンスがない」などの意見が見られるが、これは全くの的外れだ。 NTTはそこまで愚かではない。 では、なぜこの「成功の見込みがほとんどない」事業にNTTは乗り出したのだろうか? これは、私のブログの「このグログを検索する」窓に「マルチメディア放送」を入れていただくと、
mmbiの携帯マルチメディア放送「モバキャス」を室内で受信するためには、フェンシングの剣のようなアンテナが必要だと言う。 だからこのビジネスは無理なんじゃない、というような記事が見受けられるが、問題の本質はそんなところにはない。そもそもビジネスとして成立しそうにない。 (まあ、フェンシングアンテナじゃ、さらに厳しいことは事実だけど。) 実は、どうやらこのビジネスに勝算なんてない、ということは関係者はみんなわかっているふしがある。 まず、出発点は総務省が進めてきたTV電波のデジタル化。 アナログTVは貴重な電波資源を非効率に使っているので、強制的にデジタル化し周波数を空けることがまず第一前提としてあった。 周波数空き地を有効利用しないことには、多くの批判を呼んだアナログ停波の説明がつかない。 その中で、携帯マルチメディア放送は有効利用の目玉の一つであり、そこには「国の方針」という大義名分があ
数年前から検討が進められていた後方カメラの法制化が2014年から実施される公算が強くなってきた。NHTSAのアナウンス アメリカでは、車道から自宅車庫への引き入れ路(ドライブウェイ)で我が子を轢いてしまう死亡事故が年間約300件発生している。 車庫入れ時には前から、車庫出しはバックでというやり方が欧米では一般的だが、それがために出かけるときに子供が轢かれる事故が発生する。 安全面では、日本人が大好きな「バック駐車」が勝っているように思う。 法案では、2012年から段階的に引き上げ、2014年末から全ての新車に100%装着という事になるようだ。 カメラ+モニターというコンポはコストで100ドルはかかるので、アメリカの新車販売を年間1500万台として、1000億円以上の市場になる。 (というか、それでも1000億円。ITSは「兆円」を気軽に言うが、それがいかに大変か) それ以上に筆者が注目する
WEBテクノロジー関連の有力ブログ「ReadWriteWeb (RWW)」主宰者のRichard MacManus氏は、最近の記事で2011年の(webに関する)予言を行っている。 1.(iPad用のブログ・ツイッターリーダーである)FlipboardがNews readerとしてブレイクするだろう これは、結構うなずける。Flipboardは見た目のデザインがとてもかっこいい。読む気になるリーダーアプリだ。 他のソフトやソーシャルサービスとの連携、他のプラットフォームへの対応で、さらに拡大する可能性がある。 2.2011年末までに、電子ブックは20%のシェアを獲得するだろう 北米では、2009年の電子ブックシェアが3.31%、2010年のそれが9.03%だという。 そこから類推すれば、20%は決して「大胆な予測」ではないかもしれない。 しかし、日本ではまだまだ先のことだろう。 3.インタ
ITSジャパンは2010年度総会で、プローブ情報の官民一元化を発表した。2011年には実証実験を行うという。 民間企業のもつプローブ情報は重要な資産であり、これを一元化するという話には相当の抵抗があるに違いない。 もう4年以上前の記事だが、ホンダの今井氏は官のプローブへの参入に対して「プローブは民間で十分対応が可能となっている、そこに税金を投入するのはおかしい」「官は路車間通信による安全向上を進めるべきだ」と述べている。 はたしてプローブの資産を抱える民間企業は皆合意したのだろうか。 一方で、実はプローブによる渋滞情報が言うほどのキラーコンテンツではない、ということもわかってきた。 この仕組みがナビゲーションに導入されてからずいぶんたつが、普通の消費者はプローブという言葉はおろか、その仕組みや存在すらよく理解していない。 市販市場で最も積極的にプローブを進めてきたパイオニアがナビの世界で一
ソフトバンク孫社長と池田信夫氏の対談をユーストリームでみた。 見たと言っても、新幹線で移動中だったのでとぎれとぎれ、かつ画像はほとんど出なかったが。 全部通して聴いていないが、「対決」というよりは行政に対する批判で意見が一致している内容が多かったように感じた。 特に周波数割り当てについては興味深い話が多かった。 パーソナル無線、なんて物がまだあるとは知らなかった。Wikiによれば、2010年3月現在わずか20000局しか登録されてないのだが、これを解放すれば携帯電話3000万回線(だったかな)に相当するという。 で、ちょこっと話が出たのがアナログ停波後の空き周波数に割り当てられているITS。 いわゆる「700MHz帯を用いた車車間通信」ってやつ。 2020年の実用化を目指す、それまでのつなぎをDSRCでやる、というような構想なのだが、このブログで何回か批判しているとおり本当にこんなもんが実
お恥ずかしいことに今日までしらなかったが、民主党が公約に掲げる高速道路無料化はシンクタンク「山崎養世(やすよ)事務所」(東京)代表、山崎養世氏の発案であるという。 同氏のWEBページ 日本列島快走論のページ Q&Aを読んでみたが、ちょっとどうなのかな?と思う内容がある。 渋滞の原因の30%は料金所だ、といっているが、何年前の話をしているのだろう?私の記憶が正しければ、30%はETC普及前の数字じゃないかと思うのだが。 ETCにより料金所渋滞はほぼ解消し、今の渋滞はサグや合流、出口渋滞によるものが主体のはずだ。現在「料金所で渋滞」というケース、例えば永福料金所などは合流に起因する。私の勘違いだろうか? 料金所がなければ出入り口を作りやすくなり、地域経済が活性化する、といっているが、出入り口を作ること自体、周辺道路の再整備が必要でそれに料金所以上の大きなお金がかかることを忘れていないか?生活道
先週、茅ヶ崎で信号無視をした少年の直進車が右折車と接触し、歩道にいた3人の看護士が亡くなるという不幸な事故が起きた。 あるTV局のニュースでは、この交差点が矢印式交差点であり、事故発生時は赤信号+右折矢印であったとし、これを図解しながら「判りづらいのでは」と言いたいのか、言いたくないのか、いまいち煮え切らないような解説をしていた。 右折矢印式(正しくは右折分離式)信号はいわゆる右直事故の防止に極めて有効であり、わかりにくさが事故を誘発しているとは思えない。 今回の問題は単純な信号無視だ。 しかし、もうひとつこの報道内容で気になったのは、矢印式信号はテレビが解説をしなければならないほどに一般の認知が低いことだと思う。 さらに、これは私は大問題だと思っているのだが、矢印信号が青であれば多くの場合歩行者信号は赤になっているのだが、それは特に国として定められた規則ではなく、例外がたくさんあるという
このブログでもパイオニアの動向、とくに通信タイプのPND「AVIC-T10」に関していろいろと書いてきた。 要約すれば、お手軽タイプのPNDに対して年額1~2万円の通信料を支払う消費者がいるとは思えない、パイオニアにとっては失敗の許されないコアビジネスで通信タイプで勝負をかけることに危惧を感じる、ということだ。 そして同社の現状はご存じのとおり。 はたして通信型ナビで勝負をかけたことが裏目に出たのかどうかまではわからないが、コアであるナビ事業がふるわないことは確かだ。 私も国内でPNDがここまで販売を拡大するとは思っていなかった。 新車販売、特に普通車の販売が不振で、軽自動車や大衆車ばがりが売れる中、車両本体価格の20%にもなるインダッシュナビが売れないのも仕方がない。 国内のナビゲーションメーカーにとってPNDはパソコンメーカーにとってのUMPCに似ている。低付加価値商品だから参入はした
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