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贈る言葉
terrakei07.hatenablog.com
(100倍は言い過ぎたかもしれないですが。) 映画『インターステラー』を観てきました。 大作SFモノとしては過去にほとんど類を見ないほどの傑作で、映像・脚本・音楽・キャスト等どれも素晴らしいのでぜひ映画館に観に行ってほしい作品なのですが、「SF」というジャンルにあまり触れたことのない人にとっては、ちょっと難解じゃないかなと思うような部分もありました。というのも、SF作品は往々にして、過去のSF作家たちが積み上げてきた知識の蓄積を前提としてシナリオや舞台設定がつくられていることが多いからです。*1 あまりSFになじみのない人にインターステラーをオススメするとき、「SFというジャンルの過去の蓄積(前提知識・不文律・お約束……そして何よりSFの面白さ)」を予習するのに適した作品を4つほど挙げてみました。映画も公開中ですし、なるべくライトに読める、短い作品を選びました。*2 1.『幼年期の終わり』
ちかごろ話題になっている、東京オリンピックロゴのパクリ/パクリでない騒動。 ネットでは盗作説を支持する人、支持しない人それぞれたくさんいて、双方それなりの主張があるようだけれど、そのなかでも「ロゴがダサいし、いっそのことベルギーのデザイナー側には訴訟でもして差し止めにしてほしい」って具合の、「いいぞもっとやれ」的な意見を見て、奇しくもこの騒動の影に隠れてしまっている、TPPによる著作権侵害の非親告罪化のことを思い出した。 というのも、以前ラジオで、TPPによる著作権侵害の非親告罪化の問題に詳しい、参議院議員の山田太郎さんと話したとき、著作権侵害が非親告罪になれば、いわゆる「告発マニア」による被害が多発する(またその被害を防ぎようがない)のではないか、という話になったのを覚えていたからだ。 ここでいう「告発マニア」とはようするに、自分の嫌いな創作者や作品を攻撃するネタとして「アイツのこの作品
客がファミマ店内で暴れ店員ブチギレ 客が逆ギレし店員を土下座させ金銭要求 動画撮影しTwitterに写真掲載で大炎上 - Ameba News [アメーバニュース] お金を払う側である客はまるで王様のように無条件に偉くて、お金を受け取る側である労働者をまるで奴隷のように跪かせるっていう構図。こういうの本当、もうやめにしようよ。 そりゃあ、客として街を歩く日はたくさんの奴隷を使役する王様のような気分に浸れるかもしれないよ。お金さえ払えばお店の人がニコニコ笑顔で接客してくれて、丁寧なサービスも受けられるし、美味しいご飯も食べられるしね。快適なことこの上ない。 けれど、街で王様としてふるまうために必要なお金を稼ぐときは、別の王様の奴隷となって、笑いたくもないのに笑顔を作って、必死にサービスしないといけない。 一体何をしてるんだろうって気分になるよ。お金を稼いだついでにストレスを溜めて、そのお金を
僕はたいてい、窮屈な思いをしている。大勢の人が納得していそうな「正しさ」のせいで。 イルカ漁は残酷だからダメ、フォアグラは残酷だからダメ――最近話題のニュース。大勢の人が賛成していそう。 これって、東日本大震災のときに一時蔓延した「(被災地の人に対して)不謹慎だから~してはダメ」の現象に似ている気がする。友人と楽しく食事に行くのも、街角で催し物をするのも「どこかで苦しんでいる人がいるのに不謹慎だ。自粛しよう」という道徳観に大勢の人が納得した結果、表立って楽しいことや賑やかなことがやりにくくなった。 「不謹慎だから自粛しよう」という正しさに大勢が賛成して「こんな時だからこそ楽しいことをやって明るく過ごしたい」という賛成者の数で劣る別の正しさを潰してしまった。 ある「正しさ」が戦う相手は必ずしも「正しくないもの(悪いもの)」ではなくて、・・・・・・いやむしろ、正しくないものと戦っていることなん
街をすこし歩いてみると、選挙カーがやかましく候補者の名前を連呼している。東京都知事選挙が来月に迫っている。 原発のない社会へ、靖国に堂々と参拝しよう、オリンピックを盛り上げよう――正直なところ、僕個人にとってはどうでもよい話題ばかりだ。 将来、安心して暮らしていくための仕事をどうするのかとか、みんなに平等な公共サービスをこれからも受けられるための負担をどうするのかとか、そういうことがテーマにならないのは、なんだか違和感を感じてしょうがない。 みんなが将来に何の不安もなくて、お金にも困ってない(そんな心配をしているのは僕だけ)なら、きっとよい世の中なんだろう。けれど、世間はどう見たってそうは見えない。やれ原発だ靖国だと、日々の生活からずっと距離のある物語にばかりフォーカスした政治って、なんなんだろうね。 自分の暮らす街のリーダーを考えるために、自分の視界には入らない、どこか遠い世界の物語ばか
元文読んだ。恐ろしい文章。どう受け取ればいいか判断つかない。こういう人を増やさない為に何ができるのか。RT @IHayato: 思わず記事を書いてしまった。 「黒子のバスケ脅迫事件」の被告人の意見陳述がすごい内容 : イケハヤ書店 http://t.co/t2mroNXi9l— naoyuki fujita (@taa_fuji) 2014, 3月 18 「黒子のバスケ」脅迫事件の被告人意見陳述全文公開1 「黒子のバスケ」脅迫事件の被告人意見陳述全文公開2 秋葉原通り魔事件が起きてしまったときも、多くの人が同じように言っていた。「こういう人を増やさないために何か手を打たなくては」と。それはその通りなんだけど、たぶん僕は無理だと思ってしまう。 低収入・非リア・非モテ・キモオタ・ニートみたいなのが、実際に自分の目の前に現れたら、ほとんどの人は顔をそむけて視界から消去しちゃうんだよね。で、今回の
ロボットやコンピューターが人間に代わって働くようになって、そのぶん人は楽に暮らしていける。そんな未来予想を、子供のころに聞いたことがあった。 いま実際にロボットが仕事をするようになったけれど、人の暮らしはあんまり楽になってないように思う。 ロボットに仕事をとって代わられた人は、のんびり暮らせるようにはならず、ただお金を得る手段を失って、むしろしんどい暮らしをするようになった。機械化が進んで、一部の仕事で人間が働く必要はなくなったけど、人間が働かなくても生きていける仕組みは、まだ世の中にはつくられていなかった。 ロボットやコンピューターは、これまで人間がやっていた事務仕事なんかを、自動的かつ効率的にやってくれるようになった。働いている人にとっては、そうした仕事が省けたぶん「時間」が余った。けれどその余った時間は、楽にすごしていい時間ではなく、別の仕事をさらに頑張る時間になった。 便利になった
2014-01-29 苦労すれば成長するなんて大ウソだってみんな気付いているけれど 「オレの若い頃は残業月100時間超えて、手当として20時間しかつけないとか当たり前だった。今の若者はそういうのすぐ訴えたりするんだろうね。あれはいかん。マスコミがそういうのをすぐ悪いことのように扱うから良くない」とか電車の中で語ってる人がいてヤバい— Sho Shimauchi (@shiumachi) 2014, 1月 27 苦労をすれば成長するなんて大ウソだ。 ――ということくらい、たいていの人は分かっている。けれど、この社会から苦労をなくそうとは考えない。 「若いうちの苦労は買ってでもしろ」という言葉を作ったのは苦労を売りたい側だ。彼らも若いころに先人たちから苦労を高く買わされた。高く買わされた苦労で損をしないためには、自分より若い誰かにまた高値で売りつけなければいけない。 人間生まれもった才能や環境
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