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会話術
kondra.exblog.jp
思想、思考、行動原理といった人の精神構成は,幼少期の経験が最も大きく関るとされる。'60年代以降に幼少期を過ごした世代には、TV番組の視聴経験が大きな割合を占めているようであるが高田明典氏の『アニメの醒めない魔法』は、'60年代から'90年代初めのアニメや特撮の人気作品を、心理学と構造主義の手法によって分析して、主に本放送時に視聴した人々に及ぼす影響を考察している。あらゆる読者層を意識した内容であるからか、少女ものに関する項目も充実しているが、巻末のあとがきによると、筆者の嗜好によるらしいところも見られ、この点はアニメ・マンガファンが思わずニヤリとなりそう。 さて、本書によると、等身大変身ヒーローものでは、敵の組織は大人社会の暗喩であり、主人公の「変身」は大人社会に対抗するための、一時的な大人への「変身」であるととらえている。また悪の組織によって改造された主人公は、子供を助ける「良い大人」
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