2014年04月12日15:50 by konokensuke9999 河野至恩「世界の読者に伝えるということ」 カテゴリおすすめの本 konokensuke9999 Comment(0) 講談社現代新書で河野至恩さんの「世界の読者に伝えるということ」が出て、著者からさっそく頂戴した。最近の講談社現代新書はほとんど表紙カバーの4分の3をおおうような帯をつけているのだが、その帯には「〈日本〉が世界で読まれるための戦略とは」とあり、「クールジャパンを唱える前に、日本文化の発信に大切なことは、何だろう?アメリカで森鷗外を学んだ著者が、文学と批評から考える」と書かれている。中味を読むと、河野さんの趣旨は後半の一節にあるのだが、講談社は文化商品をめぐる世界へのマーケティング戦略を説いた本のように見せて売ろうということなのだろう。中味はすごくいい本なのに、何だかなあとちょっと悔しくなる。 この本が語っ