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雑学
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★「関東大震災・トモダチ作戦」 1923年関東大震災のとき、世界中(当時独立国のほとんどである57か国)から義捐金、救援物資、救助隊などが励ましのメッセージと共に続々と送られてきた。それは先進国だけでなく、中国、タイ、キューバなどの発展途上国や旧ユーゴのクロアチア、セルビア、スロベニアなど遥かに遠い東欧からも援助の手が差し伸べられ、日本を励まし復興への勇気と感動を与えた。 中でも突出していたのがアメリカの迅速・大規模な支援であった。震災発生を知った9月1日の夜、アメリカ合衆国第30代大統領 ジョン・カルビン・クーリッジ・ジュニアは、ただちに対日支援を決断。大統領令を発し、フィリッピン・マニラや清国に寄港中のアジア艦隊に救援物資を満載し日本(横浜)への急行を命じる。その時、日本ではまだ対策本部すらできていなかった。さらに大統領自らラジオを通じ全米に「困難に直面している日本を助けよう」と義捐金
碑文 故大川常吉氏之碑 関東大震災当時流言蜚語により激高した一部 暴民が鶴見に住む朝鮮人を虐殺しようとする 危機に際し当時の鶴見警察署長故大川常吉は 死を賭してその非を強く戒め三百余名の生命 を救護した事は誠に美徳である故私たちはここに 故人の冥福を祈りその徳を永久に讚揚する 一九五三年三月二十一日 在日朝鮮統一民主戦線 鶴見委員会 大川常吉氏の研究をされていて東漸寺(とうぜんじ)近くに住む「鶴見歴史の会」の林 正巳氏(85歳)にお話を伺った。そのときいただいた資料や内務省の震災誌等から石碑のいわれをたどる。 「この石碑は関東大震災から30年目に建てられたものです。1923年(大正12年)9月1日の関東大震災は、10万人以上の死者・行方不明者を出したが、もう一つの悲劇はデマににより引き起こされた朝鮮人虐殺事件であった。このデマは『朝鮮人が婦女を犯し、井戸に毒物を投入した』などというもので、
伊丹駅から事故現場まで歩いてみて・・・ 救助作業終了が伝えられた4月29日から2日間、私は自分の足で伊丹駅から事故現場までの線路沿い約5Kmを歩いてみました。途中周囲の住民や利用者たちは「あの電車はいつか大事故を起こすと思っていた」と異口同音に言っていました。 伊丹駅で40m(60mとの意見も多数)オーバーランさせてしまった運転士(23歳)は、平常心を失いどんな思いでハンドルを握っていたのでしょうか、 いつもと違う異常なスピード、激しい揺れ、異様な電車の動きに対し、為すすべを知らない乗客はさぞ怖かったでしょう、そして衝撃、恐怖、痛み、苦しみは想像を絶するものであったでしょう・・・・事故は運転士だけの責任ではありません。何かが根本的に間違っていたのです。歩きながら、私は後から後からあふれる涙を止めることができませんでした。それが怒りなのか哀しみなのか自分でも分かりません。ただひとつだけ分かっ
★筆者(写真左下)身長175㎝から推定し高さ7.5~8mほどの津波大石(つなみうふいし・石垣島・大浜崎原公園・推定重量700トン) 津波によって海中にあったおびただしい数の大石が陸に打ち上げられている。その最大のものが大浜崎原公園の西北隅にある津波大石で、表面にはみどり石、テーブルサンゴなどサンゴ礁に寄生生物跡が残されている。(一部で明和大津波で打ち上げられたものと伝承されているが、最近の研究では約2000年ほど前の津波で打ち上げられたのではないかと推定されている。) ★日本最悪・最大85.4m(弐拾八丈弐尺)の津波 1771年4月24日(明和8年3月10日)午前8時ごろ、沖縄県石垣島南東沖約40Km(北緯24.0度、東経124.3度)を震源とするマグニチュード7.4の地震が発生。地震の揺れによる被害は一部の建物や石垣が崩れるなどの被害はあったが比較的軽微であった。しかし、この地震によって
岩手県宮古市重茂(おもえ)姉吉(あねよし)地区の津波標識 ”高き住居は児孫の和楽、想へ惨禍の大津波、此処より下に家を建てるな” 明治三陸地震津波(1896年津波高46m)に襲われ、姉吉で多くの犠牲者を出した事を教訓に建立された 以来この地区ではこの碑より下側に住宅は建てられていない そのため東日本大震災(2011年・津波高39m)発生時に人的被害がなかった ★山村武彦の「津波・洪水 防災三か条」 1、「グラッときたら、津波警報!津波・洪水逃げるが勝ち!」 地震の揺れを感じたとき、緊急地震速報を見たり聞いたりしたとき、海岸周辺や海岸近くの河川周辺にいたら、津波警報と思って1秒でも早く、1mでも高い高台に避難することです。誰かに言われて避難するのではなく、防災訓練と思って自分が最初の逃げる人になるつもりで避難を開始してください。 津波や洪水は「早期避難に勝る対策無し」「津波や洪水は逃げるが勝ち
地震被害の特徴は古いレンガ建造物が損壊したこと そして、2010年9月4日、8日の地震でダメージを受けていた建物がこの地震で決定的な被害を受けたこと 地震対策・耐震対策が軽視されていたことが被害を大きくしたものと思われる また、クライストチャーチはエイボン川流域の湿地帯を埋め立ててできた街のため、各地で液状化現象が発生 しかし、液状化現象地域と、そうでない地域がまだら模様のように混在しているのも特徴である こうした複雑な表層地盤が地表・建物の振動に複雑な影響を与えた可能性もある 隣接した建物でも、一方は崩壊し一方はガラス1枚割れないという明暗を生みだしている また、レンガが崩れている建物のガラスが割れていないことも 地下構造、加速度成分、振動(周波数等)などに特異性があるのかもしれないが 一方で、1984年の耐震基準不適格及び耐震偽装・手抜き工事など違法性の疑いもある 今後、各方面の専門家
日本は陸地の70%が山間地であり、世界最大の大陸と世界最大の海の間にあるため、台風、前線など気象的にも世界有数の多雨、亜熱帯的地勢です。毎年台風や集中豪雨などにより洪水、土砂災害、落雷、竜巻などが多発しています。このところ異常気象により大気が不安定になることが多く、過去にない大雨・洪水・土砂災害、局地的集中豪雨(ゲリラ豪雨)が発生し、過去に発生したことのない場所でも内水氾濫、洪水、がけ崩れ、土石流の危険性が高まっています。とくに最近は各地で記録的豪雨が頻発し、極めて短時間に住宅浸水や土砂災害が発生し深刻な被害をもたらしています。 異常気象時代、今後も記録的な猛暑、豪雨、豪雪、突風などの極端気象となる可能性があります。このサイトでは200カ所を超える災害調査から学んだ教訓をご紹介します。ご参考になれば幸いです。 ★山村武彦著 台風防災の新常識(戎光祥出版・2020年10月発刊)を参考にしてく
中央防災会議の「東南海・南海地震に関する専門調査会」は平成15年9月17日、「東海」「東南海」「南海」の3地震が同時発生した場合の被害想定を公表した。発生時刻などで被害状況は変わるものの、最悪の場合、死者は約2万4700人、震度7の激しい揺れや10メートルを超える津波で約96万棟の住宅などが全壊、経済被害は約81兆円に達するとしている。同調査会が4月に発表した東南海・南海地震被害想定も一部見直しが図られた。東南海・南海地震被害想定 専門調査会によると、1605年の「慶長地震」、1707年の「宝永地震」は、3地震が連動して発生し、1854年の安政東海地震、安政南海地震では二つの地震が連続して発生している。このため、三つの地震が同時に発生した場合の被害想定をまとめた。東南海・南海地震の想定震源域 想定では、マグニチュード(M)は8・7。神奈川県から宮崎県までの範囲で震度6弱以上の揺れに見舞われ
★チリ地震津波の概要 1960年5月23日4時11分(日本時間)、南米・チリ共和国でマグニチュード9.5という世界最大規模の地震が発生します。この地震直前にM7~7.5の前震と思われる地震が5~6回続き、その後本震が発生しています。この地震により首都サンティアゴ・デ・チレ(Santiago de Chile)、をはじめ、チリ全土で死者1,743名、負傷者667名の大きな被害となります。震源地はチリ南西沖バルディビア近海で、震源の深さ約33Km。太平洋側のナスカプレートが南米プレートにもぐりこんでいる境界で発生したプレート境界型地震でした。断層の長さは約800Km、断層のずれは約20mといわれる巨大な海底変動により大津波が発生します。地震発生15分後に約18mの津波がチリ沿岸部を襲い、約17時間後にはハワイ諸島を、22.5時間後に日本を襲いました。ハワイ・ヒロ市では約10.7mの津波が押し寄
★山村武彦の津波防災3か条 ★第1条「津波・洪水逃げるが勝ち!健常者は駆け足で、津波が来るぞーと叫びつつ」 地震の揺れを感じたとき、緊急地震速報を見たり聞いたりしたとき、海岸周辺や海岸近くの河川周辺にいたら、津波警報と思って1秒でも早く、1mでも高い高台に避難することです。誰かに言われて避難するのではなく、防災訓練と思って自分が最初の逃げる人になるつもりで避難を開始してください。 津波や洪水は「早期避難に勝る対策無し」「津波や洪水は逃げるが勝ち」です。小さな揺れだからといって油断せず、ラジオやテレビで情報を確認してください。明治三陸地震津波のときは「震度3」の小さな揺れでしたが、その30分後に大津波が襲ってきて2万人以上が犠牲になりました。地震後、大声で「津波が来るぞー、早く逃げろー」と大声を上げながら駆け足で逃げてください。人は誰かが逃げるとつられて逃げるものです。あなたの声が「津波警報
暴風・大雪そして高波(寄り回り波) 2008年2月24日、前日から発達した低気圧の影響で日本列島は北日本から西日本にかけて暴風、大雪などの大荒れになった。大時化の富山県射水市沖合いで漁船乗組員(72)が転落死、北海道豊浦町では雪の吹き溜まりに埋まった車内で男性(28)が排気ガスにより一酸化炭素中毒死し、猛吹雪で車150台以上が立ち往生した。新潟県佐渡市で高波のため9人が負傷、東北新幹線や航空便の運休が続出し交通機関は終日混乱した。気象庁によるとこの嵐は強い冬型の気圧配置の影響によるもので、最大瞬間風速は福島県白河34.0m、北海道釧路30.4m、宇都宮29.2m、東京都心でも26.4mを観測し関東地の春一番となった。 富山県では黒部市で72棟が高波による床下浸水するなど住民30人が緊急避難、中でも入善町(人口27,700人)芦崎地区には同日未明から堤防を乗り越えた高波が波状的に住宅街を襲っ
悲劇が悲劇を生む 2009年8月9日、兵庫県佐用町(人口20,440人)は24時間雨量326.5ミリの観測史上最大の雨量を記録。佐用川の水位は8.40mに上昇、勢いを増した濁流が護岸内側をえぐり、平成16年に損壊した同じ箇所が損壊した。この集中豪雨で佐用町だけで死者行方不明20名、全半壊8棟、床上浸水774棟、床下浸水579棟、落橋14箇所などの大惨事に発展した。5年前(平成16年)の台風21号のときも佐用川堤防が各所で損壊した。 兵庫県は復旧工事として川底に堆積した土砂を取り除き、損壊地点における当時の最大水位(6.75m)に合わせ護岸を約1mかさ上げした。さらに平成17年度末に佐用川下流の千種川川幅拡幅などの改修工事の基本方針を決定、今年3月に国から承認され今年度から工事に着手したばかりだった。 その佐用川は、今回の水害で円光寺地区左岸250m、久崎地区でも70mにわたって護岸が損壊し
雑草の火が堆肥に燃え移ったため消火器で消そうとしたが、放射しなかったので調べていたところ、古い消火器の底が腐食していて破裂、顔面を直撃死亡(24年経過)
東海道、南海道の地域は過去100年~200年周期で繰り返しマグニチュード8クラスの巨大地震が襲来し、震災と津波災害に見舞われその都度大きな被害を出してきました。 日本列島は四つのプレートがせめぎあう世界有数の地震国です。中でもユーラシアプレートとフィリッピン海プレートの接点である駿河トラフ、南海トラフ周辺では、東海道側で巨大地震が発生すると、その短時間後には南海道側でも巨大地震が発生する特徴があります。 連続巨大地震が発生した場合、救援物資、救助隊が迅速に被災地に入ることは困難であり、ライフラインなどの復旧活動は大幅に遅れると予想されます。 そうした最悪をシュミレーションした地域防災計画が必要です。東海地震と東南海・南海j地震発生の切迫性が叫ばれている今日、単独地震発生に対する防災対策だけでなく、連続巨大地震発生に対応する市民の防災意識啓発と、実践的な防災対策が焦眉の急であると思われます。
地震直後の津波で消防車と船が民家に乗り上げた(青苗地区) 地震発生時刻/1993年7月12日午後10時17分11.7秒 地震規模/マグニチュード7.8、最大震度6(当時奥尻島には地震計未設置のため参考) 最大津波高/16.8メートル(奥尻島・初松前地区) 震源/ユーラシアプレートと北米プレートの境界でサハリンから新潟沖へつながる日本海東縁変動帯・奥尻海嶺直下 震源の深さ/約35キロメートル 死者・行方不明者/230名 日本海中部地震(1983年)では地震発生後17分後に奥尻島を津波が襲った。 その10年後、奥尻を襲った北海道南西沖地震のときそれを覚えていた人も多く まだ大丈夫だろうと岬の突端を回って車で高台に避難しようとした人たちは約5分後の津波で車ごと流された 過去の災害だけにとらわれず、最悪を想定して行動する必要があるという教訓を残した 地震による大規模な崖崩れが発生、青苗港に近いホテ
ニューヨーク大停電(newyork blackout) Newyork A major power outage struck 近代都市への警告を看過してはならない(関係者よ驕るなかれ、市民よ油断するなかれ) 現代は何もかもが電気に頼る時代、反面、一旦停電すると都市機能麻痺という脆弱な近代都市の一面を露呈する。1977年の大停電、9.11テロを経験したニューヨーク市民は29時間もの停電に冷静に対処した。 日本で同規模の大停電が発生すれば、社会的パニックが起き、大混乱に陥る可能性がある。今回送電が停止された電力は約6000万キロワットで、東京電力の供給量に匹敵するという。日本でもテロや災害などの停電トラブルが発生する可能性もある。今回のニューヨーク大停電は、電力やコンピュータに過剰依存した近代都市、社会システムへの警告と受け止めなければならない。 この大停電を目の当たりにしても、日本の政治家
駿河湾の海底には、駿河トラフ(南海トラフ)と呼ばれる海溝が走っています。これは、日本列島南側と伊豆半島を乗せた「フィリピン海プレート」が、その北西側の日本列島を乗せている陸側(ユーラシアプレー)等の下に向かって、年間数センチづつ沈み込んでいます。そのプレートとプレートの境界が「駿河湾トラフ」と考えられています。陸側のプレートと沈み込むプレートの間にストレスが溜まり、エネルギーが一気に放出されるとき、このプレートの境界を震源域として、近い将来大規模な(マグニチュード8程度)地震が発生すると考えられています。これが「東海地震」です。東海地震は、その発生メカニズムや予想震源域・歴史的資料がある程度判明していることから、現在日本で唯一予知の可能性が高いとされている地震です。 東海地震予知のため、 気象庁が東海地震の常時監視網として東海地方に設置している観測機器類は約490。そのうち地殻変動を測定す
◇ 防災システム研究所 主な業務/講演会・講師派遣・防災コメンテーター業務・研究開発業務・アドバイサー業務・執筆・防災マニュアル及びBCP(事業継続計画)作成監修など. ◇ 山村武彦 東京都出身。新潟地震(1964年)でのボランテ ィア活動を契機に、同年、防災・危機管理のシンクタンク 「防災システム研究所」を設立。以来50年以上にわたり、 世界中で発生する災害(300カ所以上)の現地調査を実 施。各報道番組での解説や助言、日本各地での講演(3000 回以上)、執筆活動や提言などを通じ、防災意識の啓発に 取り組む。また、多くの企業や自治体の防災アドバイザー (顧問)を歴任し、BCP(事業継続計画)マニュアルや防災 マニュアルの策定など、災害に強い企業、社会、街づくりに携わる。実践的防災・危機 管理の第一人者。 著書 「災害に強いまちづくりは 互近助の力 ~隣人と仲良くする 勇気~」(ぎょうせ
平成7年(1995年)1月17日午前5時46分、淡路島北淡町野島断層を震源とするマグニチュード7.3の阪神・淡路大審査(兵庫県南部地震)が発生しました。この地震により1923年の関東大震災以来の甚大な被害をもたらせました。 淡路島、神戸市、西宮市、芦屋市などは震度7の烈しい揺れに見舞われ、死者6,434人、重軽傷者者43,792人。全半壊家屋274,181 棟。焼失家屋約7,500棟、避難者約35万人。断水130万世帯。停電260万戸。ガス停止86万世帯。電話不通30万回線。同時多発火災約290件の大惨事に発展します。 奇しくも、そのちょうど1年前の1994年1月17日午前4時31分、ロサンゼルス・ノースリッジ地震が発生していました。その、ノースリッジ地震一周年を記念して、日米の防災関係者が集まり「第4回日米都市防災会議」がその日から大阪国際交流センターで開催される予定でした。その会議に出
一人の老人が地震後、津波が襲ってくると予感し、収穫した大切な稲むらに火を放ち、多くの村人を救った感動の物語。(下段に全文) 「稲むらの火」の物語は、昭和12年から昭和22年までの国定教科書・尋常小学校5年生用「小学国語読本巻十」と「初等科国語六」に掲載されたもので、当時の小学生たちの胸を打ち、深い感動と鮮やかな印象を心に残した。 1854年(安政元年)12月23日、安政の東海地震(M8.4)が発生し、その32時間後に襲った安政の南海地震(M8.4)のときの物語である。左の写真は和歌山県広川町役場前にある「稲むらの火広場」にある銅像。モデルとなった儀兵衛が松明を掲げて走る姿を現している。 舞台は紀州有田郡湯浅廣村(現在の和歌山県有田郡広川町)で、主人公の五兵衛は実在の人物。モデルは紀州、総州(千葉銚子)、江戸で代々手広く醤油製造業を営む濱口家(ヤマサ醤油)七代目当主の濱口儀兵衛(のちの梧陵翁
災害が発生したとき人間はどんな心理状態に陥り、とっさにどんな行動をとるのでしょうか?例えば、煙が充満しつつあるのになぜ避難しなかったのか、津波警報、洪水警報、避難勧告が発表されても多くの人々が避難しないのはなぜか。こうした緊急時における人間の心理を検証し、行動マニュアルに組み込まない限り「安全の死角」をなくすことはできないのです。世界中の災害現地調査を実施してきて、突発災害・不測の事件・事故に巻き込まれた人たちに共通する興味深い結果を得てきました。今後の防災対策やマニュアル作成時にこうした心理学的側面を検証し被害軽減に役立てられることを期待しています。防災・危機管理アドバイザー山村武彦 Aviation,Space, and Environmental Medicine誌に発表されたイギリスの心理学者ジョン・リーチ博士の研究によると、運悪く不意の災害に見舞われた時、人の取る行動は次の三つの
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