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bookとeconomyに関するh-hiraiのブックマーク (11)

  • 常松洋『大衆消費社会の登場』 - logical cypher scape2

    19世紀後半から1920年代頃までのアメリカにおける、大衆消費社会の成立について 1920年代頃に、現代まで続く形の社会や文化が成立したといわれるが、それがよく分かる(およそ100年たっていて、また転換期にあるのかな、という気もするが)。 企業活動の再編という話から始まって、それがどのように流通・消費の過程に変化をもたらし、いかに生活方法や価値観の変化へとつながったのか、という流れで論じられていく。 短いけど面白いだった 資家でもなければ、肉体労働者でもない、中産階級が拡大していく 中産階級を中産階級たらしめていたのが、消費社会・消費文化 その一方で、中産階級による革新主義という政治運動の流れやヴィクトリアニズムという価値観が、娯楽や消費にも影響を与える(健全化など)し、逆に伝統的価値観にも変容をもたらす。 大衆消費社会の登場 (世界史リブレット 48) 作者:常松 洋山川出版社Ama

    常松洋『大衆消費社会の登場』 - logical cypher scape2
  • 政府のやるべきことと民間のやるべきこと - しっきーのブログ

    政府はわかりやすく予測しやすいルールを示す 民間はリスクと責任を一致させる 松尾匡著「ケインズの逆襲、ハイエクの慧眼」を読んだ。書の主張を一言で言えば、経済学の原則を守れということ。 ケインズの逆襲、ハイエクの慧眼 (PHP新書) 作者: 松尾匡出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2014/11/15メディア: 新書この商品を含むブログ (12件) を見る ソ連の教訓 もはや自由主義の勝利とは誰も言わないだろうが、ソ連、共産主義陣営があのような悲惨な結末に終わったのはなぜだろうか?「競争がないから駄目になる」「共産主義だとみんな怠けて努力しない」みたいな話は大間違い。 ソ連は資主義国と変わらないほど競争が盛んで、苛烈な受験戦争、出世競争があった。地位が上がれば長時間行列に並ばなくてよくなるし、不正して良い思いができる。出世へのインセンティブは十分だった。 ソ連崩壊の原因は、経営者

    政府のやるべきことと民間のやるべきこと - しっきーのブログ
  • 消費税増税=意地汚い豚の鳴き声 - 地下生活者の手遊び

    いくつかの僕の信頼するブログで話題になっていた、神野直彦著「財政のしくみがわかる」岩波ジュニア新書、読了。 財政のしくみがわかる (岩波ジュニア新書) 作者: 神野直彦出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2007/06/22メディア: 新書購入: 38人 クリック: 319回この商品を含むブログ (44件) を見る財政などというまったくわかんにゃー分野だから、ジュニア新書くらいで僕にはちょうどよかったにゃー。 カネを儲けるのは財政ではない 財政とは社会の構成員が誰も排除されない経済である⇒民主主義が前提 市場社会における政府の経済活動を財政という⇒市場社会が前提 というわけで、社会主義には財政というものはにゃーらしい。びっくり。 市場社会には企業と家計と政府というプレイヤーがありますにゃ。企業は生産とカネ儲けを担当、家計は消費と再生産を担当、政府は財政を担当するということのようですに

  • 日本はなぜ貧しい人が多いのか 「意外な事実」の経済学 - 情報考学 Passion For The Future

    ・日はなぜ貧しい人が多いのか 「意外な事実」の経済学 これは、日はなぜ貧しい人が多いのか?を語るではない。多くの人がとらわれている思い込みを、事実によってそうではないとただすである。「はじめに」にこのの要旨は圧縮されている。 「少年犯罪は増加している、若者は刹那的で貯蓄もしなくなってきている、若者の失業は自分探し志向の強い若者の問題である、日教組の強いところは学力が低い、グローバリゼーションが格差を生んでいる、日は平等な国である、人口が減少したら日は貧しくなる、昔の人は高齢の親の面倒をきちんと見ていた、高齢化で医療費は増える、中国のシステムが優れているから高成長ができる、中国はすぐに日に追いつく、円は安すぎる、経常収支黒字を溜め込めば損をする、国際競争力は豊かな日のために必須のものである、07年まで企業は経営効率化に成功したから利潤を上げていた、90年代の停滞は日が構造

  • 既得権の社会学 - 社会学者の研究メモ

    再び教科書のための頭の整理のメモです。 最近は社会学でも「既得権」という考え方に反応する人が増えているような気がします。これも先日のエントリでちょっと触れた「社会学者の構造改革派バイアス」の表れにみえなくもないです。が、社会学を救うというわけじゃないのですが、今回はちょっと別の視点から論じてみます。 ここでは、レントについて、社会学的な概念を使うとどういうことが言えるのか、ということを検討します。(その他の面での既得権の話(機会不均等の話など)---こちらの方が流の社会学には親和的なんでしょうが---はしていません。) まずはおさらい。レントとは、簡単に言えば市場価格から乖離して上乗せされた価格の部分のことです。レントによって、その事業への新規参入が阻止されたり、あるいは逆に退出をコントロールしたりします(準レント)。で、レント・シーキングとは、レントを獲得するための政治的・社会的活動で

    既得権の社会学 - 社会学者の研究メモ
    h-hirai
    h-hirai 2009/12/24
    「レントの非効率性」「人々が素朴に受け入れている価値観を利用した利権」「専門家システムに対する不信」「どこまでいっても専門知識の正しさで説得できない」「誠実に情報を開示しているようにみえるかどうかしか
  • 良いニュースです、「貧困の終焉」が可能であることが証明されました。悪いニュースです、それにはお金がかかります

    良いニュースです、「貧困の終焉」が可能であることが証明されました。悪いニュースです、それにはお金がかかります たてつづけに読んできたアフリカ関連のが、ことごとく悲観的だったため、「なにをやってもダメ」なのかな、と考えるようになっていた。 だめな国は何をやってもだめ「最底辺の10億人」 「アフリカ・レポート」から行動する いやいや、絶望するには早すぎやしないかと、コメントでアドバイスをいただいた。akiraさん、ありがとうございます。非常に参考になりました。書は、「極度の貧困は終わらせることができる、しかもわれわれの世代で」と断言する一冊。もろてをあげて賛成したいが、はげしく首をかしげる箇所もあって、なかなか興味深い読書になった。 ■ 2025年までに世界の貧困をなくす 最初に、著者ジェフリー・サックスは言いきる。書は、私たちが生きているあいだに世界の貧困をなくすことについて書かれた

    良いニュースです、「貧困の終焉」が可能であることが証明されました。悪いニュースです、それにはお金がかかります
  • エドワード・ルース『インド 厄介な経済大国』

    ありがちな駄みたいな邦題が非常にもったいないインド。原題は“IN SPITE OF THE GODS – The Strange Rise of Modern India”。『神々をものともせず―現代インドの奇妙な隆盛』という程度の意味合い。 タイトルから連想されるようにインドという名称につきまとう神秘的なイメージにばかり着目する傾向――それは西洋人だけではなくインド人自身にさえも見られる――を批判し、現代インドを正確に描き出そうとしている。 途中で「インドの首相ってそんなに暗殺されてたっけ?」と思ったり、インドに関する知識が全然なかったことがはっきりわかって面白かった。随所で出てくる中国との比較も興味深い。 第一章 グローバル化と中世の生活 インドの分裂した経済 第二章 ブッラ・サーヒブ どこまでも伸びる国家の長い触手 第三章 社会的公正を求めて 下位カーストの台頭 第四章 想像上の

  • ポール・ポースト『戦争の経済学』 神は細部に宿り給う

    一つ前の『テロの経済学』にも通じる内容だがこちらも結構面白い。要点からさらに抜粋してメモしておく。 第1章 戦争経済の理論 マクロ経済学的な要点 戦争は2種類の影響をもたらす:心理的影響と現実的影響。 軍事支出によって総需要を増やすと、経済を不況ギャップから引っ張り出せるけれど、そうした支出はインフレの原因にもなる。 ミクロ経済学的な要点 生産要素(特に資と労働)がどれだけ動員されるかは、戦争の経済的影響を決める大きな要因となる。 第2章 実際の戦争経済:アメリカ戦争 ケーススタディ マクロ経済学的な要点 20世紀初期の戦争――第一次世界大戦、第二次世界大戦、朝鮮戦争――は文句なしに戦争の鉄則を支持するようだ。 条件がそろえば戦争は経済にとって有益だが、特にベトナム戦争以降の最近の戦争は、経済に役立つ戦争となるための基準の多くを満たしていない。 ミクロ経済学的な要点 近年の戦争は、政府

    h-hirai
    h-hirai 2009/03/11
    「需要と供給の法則のおかげで、AK-47の値段を見るとその国の紛争状況がわかる。」
  • 21世紀の歴史――未来の人類から見た世界 - 情報考学 Passion For The Future

    ・21世紀の歴史――未来の人類から見た世界 38歳にしてミッテラン政権の大統領特別補佐官になり、ヨーロッパ復興開発銀行初代総裁にもなったフランスの知識人ジャック・アタリ。「ヨーロッパ最高の知性」による21世紀の政治、経済を予測した未来の歴史書。書はヨーロッパで大ベストセラーとなり、感銘を受けたサルコジ大統領は諮問機関「アタリ政策委員会」を設置した、そうである。 「いかなる時代であろうとも、人類は他のすべての価値観を差し置いて、個人の自由に最大限の価値を見出してきた」とする。自由主義は市場経済を選んだ。歴史上、市場の秩序は9つの都市における9つの形式(ブルージュ、ヴェネチア、ジェノヴァ、ロンドン、ボストン、ニューヨーク、ロスアンジェルス)をたどってきたと総括する。そして、その行き着く先は徹底した個人主義であり、金が全ての市場観である。 アタリによると21世紀には大きな波が3つやってくる。

    h-hirai
    h-hirai 2009/02/25
    面白そう
  • 国家は失敗する、市場も失敗する - 地下生活者の手遊び

    掲示板でだいぶ前にお奨めしてもらった「市場対国家」を読みましたにゃ。 市場対国家―世界を作り変える歴史的攻防〈上〉 (日経ビジネス人文庫) 作者: ダニエルヤーギン,ジョゼフスタニスロー,Daniel A. Yergin,Joseph Stanislaw,山岡洋一出版社/メーカー: 日経済新聞社発売日: 2001/11メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 10回この商品を含むブログ (10件) を見る市場対国家―世界を作り変える歴史的攻防〈下〉 (日経ビジネス人文庫) 作者: ダニエルヤーギン,ジョゼフスタニスロー,Daniel A. Yergin,Joseph Stanislaw,山岡洋一出版社/メーカー: 日経済新聞社発売日: 2001/11メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 3回この商品を含むブログ (6件) を見る現在に至るまでの経済政策の流れについて、実にわかりや

    国家は失敗する、市場も失敗する - 地下生活者の手遊び
    h-hirai
    h-hirai 2009/01/27
    あまり関係なさそうだけど、国家、市場、と並べられてこれを思い出した→http://orion.t.hosei.ac.jp/hideaki/kenporon.htm
  • まっとうな経済学(ティム・ハーフォード)[Review] - ただのにっき(2007-03-27)

    ■ KDDI茨城通信センターの桜並木は今年も開放 ようやくKDDIから返答がもらえた。結論から言えば、自治体の要請(!?)により、今年の花見シーズンも施設(の芝生)を開放することにしたそうだ。 期間:概ね2週間(3月31日〜4月15日) 時間:10:00〜16:00(例年通り) 開放場所:正門から中央局舎手前まで(例年通り) 「桜並木とパラボラ」という取り合わせが見られるのは日でここだけ!(たぶん嘘)なので、これを逃すことはあるまいよ。って、おれは行けなさそうだけどさ。く〜。 施設の場所等はこちらにて。 ■ まっとうな経済学(ティム・ハーフォード) (読むものがなくなったのでかみさんの棚を漁るシリーズ) スタバのコーヒーの価格戦略のような、ごくごく身近なところを出発点に、都市部の渋滞を解消する経済学的な解決策や、貧困の撲滅、中国の躍進のような世界規模でさまざまな場面で見られる経済的な現

    h-hirai
    h-hirai 2007/03/28
    おもしろそう
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