みなさん,中学校の時に,「2次方程式の解の公式」というのを習わなかったでしょうか? そう,こんなやつです. 多分ですが,中学校で習う公式の中では一番複雑だと思います. 加えて,中学生には証明が難しくて,多くの中学では先生が「とりあえずこれ暗記で.」みたいな雑な教え方しかしていないというのも現状なよう 確かに,式変形の過程を終わせることはちょっと中学生には退屈だし難しいと思います. 今回は,それを図形的解釈を含めて確認してみましょう. 例題を解いてみる さて,その前に解の公式ってなんだっけ?という人も多いと思うので,例題を出してみます. 例えば, の解を求めるという問題があったとします. もちろん,たすきがけ等,他の解法を使ったほうが楽ですが,後の説明につなげるためにあえてこの例題を解の公式で解いてみます id:htnma108 さんのブコメに返答しておくと,たすき掛けで解けない2次方程式は
アーベルの証明―「解けない方程式」を解く 作者:ピーター ペジック日本評論社Amazon数式のない数学の本は隔靴掻痒で物足りない、さりとて数式だらけの専門書は歯が立たない、というわけで、私にはこのくらいのレベルの本がちょうどいいです。ぶっちゃけ高校数学の、微積が出てくる直前あたりですな(実際には全10章中第8章以降は「置換」「対称」の話を経て群論に移行するが。すなわち大学数学)。ま、例えばこんな具合です… 3次方程式の解の公式 「立方と辺の6倍の和が20になる」というカルダーノの例,つまり3次方程式x3+6x=20を考えよう.この方程式を完全立方の形にしたい.まず,x=u-vと置くというトリックが必要だ.上の図で,x3は大きい方の影を付けた立方体の体積で,1辺がAC=uのさらに大きな立方体に埋め込まれている.1辺がBC=vの小さい方の影を付けた立方体もある.1辺がuの立方体から1辺がxの立
突然ですが、2017年4月30日を以って、KDDIを退職する事になりました。本エントリーはKDDI所属として書く最後の記事という事になります。 今後については追って報告しようと思いますが、”KDDIの野本”として、教育をICTで拡張するためのチャレンジはここで一旦終了となります。そこで、良い機会なので会社を通して教育分野に対して動いてきた事を踏まえ、書ける範囲でこれまでの”振り返り”をしてみようと思っています。あくまで本記事は「私個人の考え方」にすぎませんが、企業目線で教育分野の”ICT化の推進”を考え、動く中で自身の課題と感じた反省点を5つにまとめました。同じように企業としてこの分野に挑む方や、参入を検討している方に何らかの形で参考になれば幸いです。 なお、本エントリーはそれなりに長いです。また、いわゆる「退職エントリー」ではなく、いくら読み進めても「KDDIの何が不満で辞めたのか」とか
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