日本の製品は、高い品質を誇りながら、中国マーケットにうまく食い込めていない。その最大の理由は、ブランド戦略の甘さにある。この連載では、北京電通に7年駐在し、グローバル企業のブランド戦略のコンサルティングを手掛ける著者が、中国人の心を掴むためのブランド創りを解説。教科書的なブランド論ではなく、ビジネスの現場で起きている事実をベースに、実践的なブランド戦略を発信する。 LINEとFacebookのいいとこ取り 中国の18~30歳人口約2.7億人のうち92%がスマホを持っているというデータがあります(グローバル平均は67%、Telefonica SAとFinancial Timesの調査結果)。スマホで利用するアプリやコンテンツの中で、中国の若者の圧倒的支持を集めているのが「SNS型コミュニケーションアプリ」とでもいうべき「微信」(中国語の発音はウェイシン、英文名はWeChat)です。ユーザー数
Last Updated on 2021年3月16日 by 時代遅れコンサルタント マーケティングの教科書はB2Cの大企業向け 中小のB2B企業の業務改革のコンサルティングをしていて、ついつい遠ざけがちになる領域がマーケティングですよね?マーケティングの教科書に書かれている内容に、なかなか共感できないからです。 でも、そもそもマーケティングって何でしょうか?それに対し、どこで違和感を抱き、遠ざかるのでしょうか? 従来は右肩上がりの世界でモノを出せば売れる世界だったのですが、昨今はモノ余りの世界になり、そう簡単にモノが売れなくなってきました。そこで、発想を業界(生産)発想から生活者発想へ転換するためにマーケティングが必要になったということのようです。(石井淳蔵「マーケティングを学ぶ」) その点は、一生活者としてよく理解できます。 しかし、その後いきなり、「生活者に向き合うために、市場を細分化
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