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ブックマーク / www.cinra.net (10)

  • カンヌ特別表彰、『PLAN 75』が描く「不寛容な社会」とは。早川千絵監督が語る自己責任論への憤り | CINRA

    今年の『カンヌ国際映画祭』「ある視点」部門に出品され、カメラドール スペシャル・メンションを授与された映画『PLAN 75』。舞台は、75歳以上の人に自らの生死を選択できる権利を与える制度「プラン 75」が施行された、近い将来の日。経済的合理性を優先し、人の痛みへの想像力を欠く社会──その様子が、決して遠い未来の話に思えないのが苦しいばかりだ。 2000年代半ば、ニューヨークから10年ぶりに帰国した早川千絵監督は、日で「自己責任」という考えが広まっていたことに憤りと違和感を覚え、作を企画したという。「人の命を生産性で語り、社会の役に立たない人間は生きている価値がないとする考え方は、すでに社会に蔓延しているのではないか」と監督は危機感を示す。 社会的弱者を叩き、自己責任で片づけられてしまう風潮にいつの間にか巻き込まれてしまってはいないか。映画、そしてこのインタビューを通じて、もう一度社

    カンヌ特別表彰、『PLAN 75』が描く「不寛容な社会」とは。早川千絵監督が語る自己責任論への憤り | CINRA
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    hosco 2022/06/20
  • 仕事は「プレイ」に過ぎない。『無能の鷹』に見るビジネスの本質 | CINRA

    昔から、日人は働き過ぎと言われてきた。過酷な長時間労働こそ忌避されるようになったものの、「仕事に無我夢中で向き合う」姿勢そのものは、日社会においていまも礼賛される傾向にある。SNSやビジネス系メディアには熱い仕事論があふれ、たくさんの「いいね」がつく。 もちろん、仕事にバリバリ向き合う人がいてもいい。ただ、それが「正解」であるかのような空気は、少し息苦しい。仕事至上主義の社会は、デキる人にとっては天国だが、デキない人には肩身が狭い。誰もが、自分のやれる範囲でマイペースに仕事をする。そんなおおらかさがあってもいい。 漫画『無能の鷹』(講談社)を読んでいると、そんな気持ちにさせられる。ITコンサル会社に勤める主人公の鷹野ツメ子は、いかにも仕事がデキそうなオーラを醸し出しているが、実際はまったくの無能。しかし、無能な自分を恥じることなくつねに堂々としていて、成長しようという気概もない。鷹野を

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    hosco 2021/08/26
  • ポール・マッカートニーが日本で語る、感受性豊かな若い人たちへ - インタビュー : CINRA.NET

    9月7日に5年ぶりのニューアルバム『Egypt Station』をリリースし、36年ぶりの全米ナンバーワンを獲得したポール・マッカートニーが、10月29日に来日。日より『フレッシュン・アップ ジャパン・ツアー2018』を東京ドーム、両国国技館、ナゴヤドームで開催する。 来日した翌日の30日には、東京ドームにて念入りなリハーサルを行ったポール。そのリハーサル終了後、「若くて感受性豊かな人たちに自分の想いを届けたい」という彼の要望を受け、CINRA.NET独占インタビューを行うことに成功した。 「Sir」の称号を持ち、ロックミュージックの歴史を半世紀以上も更新し続けてきたレジェンド中のレジェンド。しかし目の前の彼は、ステージでの振る舞いとまったく変わらない、気さくでチャーミングなジェントルマンだった。 (メイン画像:© MPL Communications / MJ Kim) 50年がこんな

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    hosco 2018/10/31
  • ビョークと世界を周ったcobaが語る、変と笑われた楽器への執念 | CINRA

    これまでに30枚以上のソロアルバムをリリースし、国内外で広く活躍するアコーディオニスト・coba。「アコーディオンのイメージを変えること」、そして「誰も聴いたことのない音楽を作り出すこと」をモットーに、彼は四半世紀のあいだ走り続けてきた。アコーディオニストであると同時に、コンポーザー、アレンジャー、そしてプロデューサーでもある彼の原点には、果たしてどんな思いや体験があったのだろうか。 アコーディオンとの出会いから世界コンクールでの優勝、そしてビョークとの出会いなど、さまざまなことを振り返ってもらいながら、cobaが見据える現在、そして未来について、大いに語ってもらった。 1音鳴らしてみた瞬間に度肝を抜かれました。たぶん僕はそのとき、アコーディオンに一目惚れしたんだと思います。 ―最新アルバム『coba?』のテーマは、原点回帰とのことなので、改めてcobaさんのルーツと足跡を振り返っていきた

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    hosco 2017/01/18
  • 『吉祥寺だけが住みたい街ですか?』ドラマ化、大島美幸&安藤なつが双子役 | CINRA

    マキヒロチの漫画『吉祥寺だけが住みたい街ですか?』がドラマ化され、10月14日からテレビ東京、テレビ大阪で放送される。 『いつかティファニーで朝を』などの作品を発表しているマキヒロチ。『吉祥寺だけが住みたい街ですか?』は、「住みたい街ナンバーワン」とされる吉祥寺の街を舞台に、重田不動産を切り盛りする双子姉妹が、様々な悩みを抱えて店を訪れる客を翻弄しながら、その成長を見守る様を描く。 主人公の「重田ツインズ」を演じるのは大島美幸(森三中)と安藤なつ(メイプル超合金)。ドラマの中で彼女たちが訪れる店や内見する部屋には実際に存在する店や家が使用されるほか、劇中で重田ツインズやお店の客が触れ合うのも実際にその街で暮らす人々となる。 監督を務めるのは『植物男子ベランダー』の望月一扶、菅井祐介、演劇ユニット「ブス会*」を主宰するペヤンヌマキ。脚映画『すべては海になる』『犬に名前をつける日』で監督

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    hosco 2016/09/06
  • 来日中のビョークが語る本音「今の時代の変化を歓迎しているの」 | CINRA

    6月29日から日科学未来館で開催されるVR(バーチャルリアリティー)音楽体験展示プロジェクト『Björk Digital―音楽VR・18日間の実験』のために来日しているビョークに、対面で直接話を訊く貴重な機会を得ることができた。 真っ赤なボディースーツに真っ赤なフワフワした飾りのついた普段着(!)に身を包み、筆者が座っていたソファーの端にちょんと腰掛けた、相変わらず妖精のような容姿と仕草のビョーク。その周囲には、非現実的な空気が漂っていたが、いざ話を始めると極めて現実的で具体的。恐ろしいほどの頭の回転の速さと率直さで、筆者の質問にすべて答えてくれた。その会話の内容は、今回の展示『Björk Digital』と、そのベースとなった昨年のアルバム『Vulnicura』の話にとどまらず、自身のキャリアを総括するような音楽論から、2016年の音楽シーンの話まで多岐にわたった。 アーティストとい

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    hosco 2016/06/29
  • ビョークが真鍋大度らと公開トーク、VR×生歌唱パフォーマンス中継も | CINRA

    Bjorkによるイベント『Making of Bjork Digital』が6月28日に東京・お台場の日科学未来館ジオ・ステージで開催。あわせてライブアルバム『Vulnicura Live』の日盤が7月13日にリリースされることがわかった。 『Making of Bjork Digital』は、6月29日から日科学未来館で行なわれる『Bjork Digital ―音楽VR・18日間の実験』のプレイベント。会場ではアルバム『Vulnicura』収録曲の“Quicksand”をBjorkが歌唱し、最新技術を駆使した演出とのコラボレーションによって、パフォーマンスの模様を捉えた360度VR映像をリアルタイムストリーミング配信する。 当日Bjorkはネリ・オックスマン(MITメディアラボ)とMEDIATED MATTER GROUPが3Dプリンタを使って制作したマスクを装着。さらにDent

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    hosco 2016/06/24
  • シティボーイズが語る「歳をとったコメディアンは、もはや老害」 | CINRA

    大竹まこと、きたろう、斉木しげるから成るシティボーイズは、後世に多大なる影響を与えながらも、若手が簡単には真似できないオリジナルな世界を体現してきた、唯一無二のコントユニットだ。例えば『キングオブコント』のような番組を見ると、シティボーイズから触発されたであろう部分が散見されると同時に、未だに誰も彼らと同じ地平には立てていないことが分かる。そのナンセンスでシュールな芸風は他の追随を許さなかったのである。 そんな彼らが五反田団主宰の前田司郎を作・演出に迎えた公演『シティボーイズ ファイナルpart.1「燃えるゴミ」』のDVDが、10月28日に発売される。公演名に「ファイナル」と銘打ち、ひとつの区切りを迎えた彼らの足跡を、三人の発言を交えながら振り返ってみよう。 演劇につまらなさを感じ、コントの世界に飛び込んだ シティボーイズの結成は1979年。当初、彼らは劇団「表現劇場」の一員として、俳優の

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    hosco 2015/10/27
  • 総務省も認めた27歳の異能クリエイター・落合陽一「CGに見飽きた現代人を驚かせたい」 | CINRA

    CGの世界を現実で具現化する27歳 ものを宙に浮かせる。空中に絵を描く。見えない力で物体をコントロールする……。そんな光景をCGで見て、いまだに驚いている人間はいないだろう。画面は、現実と非現実の世界を根的に切り離す。そして、現実の世界がこれまでと変わらない常識の上にあるという安心感を、僕たちに与えてくれる。 しかし、CGでしか起こらないような現象が、現実的に目の前で起こったらどうか? 8歳からCG制作に親しみ、画面の中の世界もたっぷり見てきた落合陽一は、それらを物理とコンピューターの力で具現化してきたメディアアーティストだ。 「今までCG上でしか実現できていなかったことが、現実の世界で、五感に届く形で起こったら、原理的な感動を巻き起こせるかもしれない」。そう語る27歳の青年は、世間から「現代の魔法使い」と呼ばれている。総務省による技術者支援制度「異能(Inno)vationプログラム」

    総務省も認めた27歳の異能クリエイター・落合陽一「CGに見飽きた現代人を驚かせたい」 | CINRA
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    hosco 2015/09/11
  • ORIGINAL LOVEが語る「今の状況は渋谷系の頃と似てると思う」 | CINRA

    ここ数年のインディーシーンにおけるポップスのブームを牽引してきたceroが新しいフェイズを示した素晴らしい新作を発表し、彼らの作った磁場ともリンクしつつ、よりオーバーグラウンドを目指すShiggy Jr.がメジャーデビューを果たすその中間で、ORIGINAL LOVEの新作『ラヴァーマン』がリリースされるということには、とても意味があるように思う。1960~70年代のソウルなど、ブラックミュージックをベースにしつつ、ときにはワールドミュージックを大胆に取り込むなど、折衷的なサウンドを展開しながら、あくまでポップスを追求してきたORIGINAL LOVEは、まさに上記2バンドの大先輩にあたる存在。そして、彼らが示しているのは、アーティスト性を重視するのではなく、楽曲そのものの構造的な面白さこそを重視しようという、時代の移り変わりである。 『ラヴァーマン』の最大のトピックは、1994年発表の名

    ORIGINAL LOVEが語る「今の状況は渋谷系の頃と似てると思う」 | CINRA
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    hosco 2015/06/03
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