kai8787のブックマーク (32)

  • ダメさを許す人間はダメか - kai8787の日記

    ダメさを責める人がいる。説教したりとか怒ったりとか。私の苦手なタイプだ。そういう一方通行なのより、私はダメさ加減を笑い合える人間関係が好きだ。ダメと共に生きていくのも、ダメの辛さをわかっているのも人だからだ。 たまには、ダメをこじらせるときがある。必要以上に自分を責めてしまったり、自分を無価値な人間だと蔑んだりしてしまうこともある。 でも、克服しようのないダメさがあることを私は知っている。私は、私のダメさを抱えて、あっちこっちにぶつかりながら生きている。そして、しょうがないなと笑う。 私のダメさは、例えば悲観的将来没落妄想にとらわれているところ。ちょっとした悪いことがあっても、すぐにこのままじゃ、あーすることもこーすることもできないし、何もかもダメになってしまう。うわーん状態になる。  ̄(=∵=) ̄《そのことは今一回しか起こってないのに、この先ずっと続くって思っちゃうんだね。》 そうなん

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    kai8787 2017/03/01
  • 感情の穴に落ちたときには - kai8787の日記

    私はどちらかというと悲観的な人間だ。ただ、割りと単純な性格なので日々のちょっとした幸せを感じて、将来の不安をまぎらわして生きている。 楽観的とか悲観的な性格というのは、やはり生来のものなのだろうか。若くてエネルギーに満ちていても悲観的な人はいるし。 楽観的な人には根拠のない自信がある。今日とか明日とか、せいぜい一週間くらいのことを思って生きている人が多いと思う。 反対に悲観的な人間というのは、先のことまで考え過ぎてしまう。一見何かしら根拠があるように思うけれど、一寸先がわからないのが世の常なので、こちらもあまり根拠がないといえばないのだ。 あんまり先のこと考えても仕方がないと分かっていても、気がつくと落ち込んでいることがよくある。こういうのは理屈じゃなくて、もう脳の癖みたいなもので仕方がないのかなぁ。 今日読み終わった村上春樹の『東京奇譚集』にこんなセリフがある。 「嫉妬の気持ちというのは

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  • 幸せの贈り物 - kai8787の日記

    かきつばたの花巾着ができました。色を変えながら編んでいきました。開け口と持ち手が花模様になっていて、ちょっと苦労しましたが、気に入っています。 かきつばたの花言葉は、≪幸運は必ず来る≫、≪幸せはあなたのもの≫、≪贈り物≫です。 さて、花言葉を使った物語を書きました。良かったら、読んでください。 僕が19歳のときに亡くなった父が口癖のように言っていた言葉がある。 「いいか。どんなに辛いことが何度も押し寄せてきて、つぶれそうになっても、『幸運は必ず来る』って思えよ。そうすれば、どんな苦難も必ず乗り越えられるからな」 父の人生は決して楽ではなかった。祖父は幼いときに他界していて、祖母が小さな金物屋を営みながら細々と暮らしていた。けれども時代の波で商店街が廃れていくのとともに廃業に追い込まれてしまった。祖母はもともと身体が弱かったので、父は中学を卒業してすぐに働き始めた。 当は新聞配達をしながら

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    kai8787 2017/02/27
  • さぁ、もう一度。 Re-born - kai8787の日記

    自分ではどうしようもないことがある。どんなに思ってももはや叶わない。もう努力とかそういうのでなく、誰かに振り向いて欲しいのにそれは無理なのだとわかってしまったりとか。 挫折とまでいかなくても、これまでとは違う新たな道へ一歩踏み出さないといけないときもある。まっさらな気持ちで、せいのって感じで。 友だちが背中を押してくれるか、自分で踏み切るか、何かしら大きな流れみたいのにさらわれて結果飛び出すことになるのか、その時々で違うけれど、どこかでふんぎりをつけないと辛いばかりだ。 泣いたり悩んだりもんもんとしたり事が喉を通らなかったりするけど、失ったものはもう戻ってこない。だから、思いを立ち切る。最後はやっぱり自分で決めることになる。 このは7人の作家の短編集。『羊と鋼の森』の宮下奈都の名前があったので手に取ってみた。まだ、デビュー間もない頃の作品だ。受験に失敗し、行く気のなかった高校に通う女子

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    kai8787 2017/02/26
  • 私に道を聞かないで - kai8787の日記

    今日はそんなに寒くなく、よく晴れて気持ちが良かった。あんまり人と出会わないコースを散歩していくと、横断歩道で40代くらいの男性が「今日は雨降らないよね」と声をかけてきたので、「はい」と応えた。そのまま男性は通り過ぎて行ってしまったけれど、いったい何だったのだろうと首を傾げる。「空はこんなに青いのに」 帰り道でも同じ横断歩道で50代くらいの男性に駅に行く道を尋ねられた。まぁ、これは普通。私はよく人に道を尋ねられる。一度など、人が大勢いる駅の近くで、頑張って急いで歩いていたにもかかわらず、すれ違いざまに呼び止められて聞かれたこともある。 友だちに言わせると「優しそうに見えて、ちゃんと道を教えてくれそうってことだね」という。 でも、申し訳ないけど、私は道を一か二間違って教えてしまうことが多々あって、後の祭りだったりする。ごめんなさい。 おまけに、駅前で友だちとの待ち合わせで座っていたら、隣の

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    kai8787 2017/02/25
  • 暗闇を語ることー希望 - kai8787の日記

    小学生の頃の親友は、自然と人が集まってくる不思議な魅力のある子だった。彼女が何故私と仲良くなったのかはわからない。友人でありながら、私は彼女に憧れのようなものを抱いていた。私は不器用で人を寄せ付けないようなところがあって、柔らかく人を包み込むような人柄の彼女とは対照的だった。 私たちはクラスは違いこそすれ、中学・高校も同じだったけれど、毎日一緒に登下校するような親密さはなくなっていった。そして、私は相変わらずクラスの中で居場所を見つけられずにいた。 ポール・オースター『鍵のかかった部屋』を読み始めてすぐ私は懐かしくその頃のことを思い出した。この小説の主人公「僕」も幼友達ファンショーに畏敬の念と憧れ、その裏返しである嫉妬の感情を抱いていた。 成長するにつれ、次第にファンショーと疎遠になった「僕」のところに彼のからの手紙が届く。批評家として活躍していた「僕」は、失踪したファンショーの残してい

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    kai8787 2017/02/25
  • 悩みを打ち明けるということ - kai8787の日記

    「そんなのたいしたことないじゃん」と言われたとき、「そっかぁ、考えすぎかぁ」って思えるときと、「あなたにはそうかもしれないけれど、私にとっては重要なことなんだ」って悲しくなるときがある。価値観の相違といえばそれまでなのだが。 それから、よく言われてることは「人はこう答えてくれると思う人に相談する」ということ。これって否定的な意味合いで言われたりするけど、私は凄いことだと思う。そういう相手をかぎ分ける能力があるってことだと思うから。 悩みが深くて相談できないこともある。親しい人には逆に打ち明けられないこともある。相談しなくても乗り越えられる人もいる。 相談って何だろう。人は何故人に相談したくなるのか。 一つには自分のごちゃごちゃを整理するため。人に話して一つひとつ解きほぐしていくと、だんだん自分がいったい何に悩んでいて何を失いたくないのか、何を脇に置いておけばいいのかが明らかになっていく。そ

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    kai8787 2017/02/25
  • 蒼い森のなかで憩う - kai8787の日記

    ときどき、人混みの中でひどく孤独を感じていたたまれずにひとしきり部屋に籠ることがある。そういう時は自分とかけ離れた世界に飛び込みたくなって集中的に読書をする。二転三転する物語ではなくて、静物画のような物語を欲しているのだ。 宮下奈都『羊と鋼の森』は、一言で表現すると静謐。読んでいる間、蒼いひっそりとした森のなかで遠くからピアノの音が聴こえてくるような感覚を味わうことができた。 羊と鋼の森 作者: 宮下奈都出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2015/09/11メディア: 単行この商品を含むブログ (37件) を見る 心象風景として思い浮かべたのは、東山魁夷の『緑響く』という絵。 東山魁夷アートカレンダー 2017年版(小型判) ([カレンダー]) 作者: 東山魁夷出版社/メーカー: 日経済新聞出版社発売日: 2016/10/14メディア: カレンダーこの商品を含むブログを見るこのカレ

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    kai8787 2017/02/25
  • 【編み物エッセイ】友情の始まり - kai8787の日記

    椿の花巾着できました。花のモチーフを作ってつなげて作ります。花びらにちょっとした工夫があって立体的に見えます。 赤い椿の花言葉は、「謙虚な美徳」「気取らない魅力」「見栄を張らない」「慎み深い」「高潔な理性」 強い匂いを放たないということで、こういう印象があるのだそうです。散るときにも何だかひっそりと落ちていきますね。 さて、花言葉を使った散文です。タイトルは「友情の始まり」 《どこにでもある街のどこにでもあるパン屋には気取らない魅力があって、見栄を張らず普段着で出入りできる。 ある時ある街でふと入ったパン屋で、私は得難い友人と知り合うことになった。彼は高潔な理性の持ち主でありながら慎み深い人柄で、謙虚な美徳を持つ紳士である。 だから、パン屋で私が支払い金が不足して往生しているときに、知り合いかのようにふるまってくれたのだ。私は礼を言い、自分が売れない脚家であることを告げた。すると彼は「お

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    kai8787 2017/02/18
  • 散歩の記録 その3 - kai8787の日記

    天気の良い日とか、ともかく一日に一度は外に出たいと思っている。今日も体調があまり良くなくてドアを出るまで時間がかかったけれど、ゆっくりゆっくり歩き出したら、空の青さがとても気持ちよくて、がんばって外に出てきて良かったなぁと思った。 いつものお気に入りの川沿いの散歩道を歩いていたら、瑠璃色のカワセミさんに出会った。 色鉛筆で描いてみました 小枝から飛んで行ってしまわないように、そーっと回りこみながら見させてもらった。きれいだな。かわいいな。 しばらく行くと、今度はちょっと色の薄いカワセミさんがいた。2羽も見られるなんてラッキー。さっきのカワセミさんとカップルなのかなとか思ってちょっとウキウキした。 しばらく休んでからの帰り道はしんどくて、家に戻ってからグッタリしてしまったけど、おかげで心が軽くなった。

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    kai8787 2017/02/18
  • 恋の話 - kai8787の日記

    今は激しい恋よりも静かな恋がしたいな。別に忍ぶ恋というわけじゃなくて、ぼっと燃え上がるのでなく、穏やかな光のような淡い恋。 奪うんじゃなくて、そっと寄り添って歩き、何も話さなくてもずっと二人でいられるような恋。 胸のなかにほんわか暖かいものが灯っているような優しい恋。 オスカー・ワイルド『小夜啼き鳥と薔薇』に出てくる小夜啼き鳥は、恋する青年の望みを叶えるために、胸にトゲを刺しながら歌い続け、深紅のバラをつくり出して命を落とす。何故なら「恋は、哲学よりいっそう思慮に富み、権力よりいっそう力強い」と信じていたから。 (ここから結末を書いてます) 青年は小夜啼き鳥のことは最後まで知らない。バラさえあれば彼女とつきあえると思っていた青年はあっさりふられてしまう。そして恋などくだらないとうそぶく。 幸福な王子/柘榴の家 (古典新訳文庫) 作者: ワイルド,小尾芙佐出版社/メーカー: 光文社発売日:

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    kai8787 2017/02/17
  • 幸福って何? - kai8787の日記

    『幸福な王子』は子どものころ絵では読んだことがあったけれど、文字だけで読むのは初めてだ(『幸福の王子』という訳もありますね)。今回、読み返したのは、一つには作者のオスカー・ワイルドの厳しい生涯を知ってからだと、また別の感慨があるのかなぁと思ったから。それから、実はこの物語があまりにも悲しくて小さい頃の私は絵を再び手に取ることができなかったので、大人になった今、冷静に読み返せるかどうか試したかったのだ。 正直にいうと、もう切なくて途中で読むのを止めようかと思った。けど、頭がじんじんしてうーうー言いながら最後まで読んだ。そして、驚愕したのである。結末が記憶と違う! 私の遠い記憶では、王子は美しい宝石も金色の輝きもなくし、燕は死んでしまい、もう神も仏もないような救いのない最後だったんである。しかし、神はちゃんといた。救いはあったのだ。げげげ!幼い頃の私よ、ここんとこで良かったぁと思わなかった

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    kai8787 2017/02/15
  • ゆるくつながる - kai8787の日記

    pha『持たない幸福論』読了。 毎日ぎゅうぎゅうの通勤電車で通い、9時から5時まで働いてまた満員電車で家にたどり着くことが、以前は私の「普通」だった。けれど、今となっては彼ら彼女らはスーパーな存在だ。私にはやろうとしても無理だとわかっているから。 そう諦めることができたのは、働けなくなってから随分と年月を経てからのことだった。その間ずっと私は「普通」から「落ちこぼれ」たくないと必死になって自分を鼓舞したり責めたてたりしていた。 phaさんは言い切る。 多くの人が普通にこなせないものを「普通の理想像」としてしまっているから、みんなその理想と現実のギャップで苦しむのだ。そんな現状と合っていない価値観からは逃げ出していいと思う。 こうであらねばならないという決めつけは、それが自分の身の丈に合わないものであれば、真綿で自分の首を絞めることになる。phaさんは病気にまでならなかったが、不調のためサラ

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    kai8787 2017/02/15
  • 【編み物エッセイ】 移ろう気持ち~告白 - kai8787の日記

    紫陽花の花巾着を編みました。紫陽花は季節外れですが、手もとにあったキットで作りました。緑が抹茶のように渋くて気に入っています。 紫陽花の花言葉は有名な「移り気」ですが、青い紫陽花だと「冷淡、無情、高慢、辛抱強い愛情、あなたは美しいが冷淡だ」だとか。 こんなん知ったら人にあげられへんわ~(何故か関西弁)。 ん?だけど「辛抱強い愛情」は親の愛を感じますね。別の考え方だと、これが過ぎるとストーカーになっちゃいます。わぉ! 知り合いで「紫陽花だけは綺麗だと思わない」と言っていた人がいるけれど、この花言葉知っていたのかな。いやいや彼は花言葉なんてタイプじゃないか。 ここに連なっている花言葉、何かもう身も蓋もないけれど、それは紫陽花のせいじゃなくて、捨てられるのが嫌な人間の性(さが)。花の色が変わるのを見て、心変りに結びつけるなんて、やっぱり人は人を求めているんだなぁ。 さて、今回何となく思いついたの

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    kai8787 2017/02/15
  • 「できない」を分解してみる - kai8787の日記

    何かができなくて辛いと思ったら、まずは「それって当に必要なこと?」と考えるのが第一段階として、第二段階はその「できない」を細かく分けて検討してみるといい。 例えば、お風呂に入る元気がなくて一週間くらい経っている場合を考えてみよう。そりゃあ、一生お風呂に入らない人だっているのだから、入らないと決めることはできる。因みに、私は体調が悪くて2週間強お風呂に入れなかったときにかゆみの向こう側を経験した。もう全然かゆくない。嘘みたいにかゆみが消えた。 だけど、やっぱり入りたいよーというとき、「服を脱ぐだけやってみようか」とか「今日は疲れてるから湯船につかって出てくるだけにしよう」とか「洗うとこを髪の毛だけとか上半身だけとかに分けよう」とか、元気のないとき用にデザインし直してみる。 これで分かるのは、自分の固定観念を疑ってみること。別に毎日お風呂に入らなくてもいいのだ。全身くまなく洗わなくていいのだ

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    kai8787 2017/02/15
  • ブログ初心者1ヶ月目に気づく - kai8787の日記

    こんなに便利なものはないということを発見したので、メモしておこう。ブログやってると、何かとググることができるのだ(知ってる人はごめんなさい)。 例えば、[kai8787 村上春樹] と入力すると、自分の書いた村上春樹関連の記事がヒットしちゃうのである。記事がまだ少ないから良いけれど、これから増えていったら、あれっ?こののこと何て書いたっけかな?などという時に助かること間違いない。 試しに[kai8787  ̄(=∵=) ̄]で検索したら、うさぎさんの言葉がちゃんと出る。 すごいなー、ブログ。えらいなー、Google。 ブクログとかやろうかなと思ってたけれど、ブログで十分ですね。

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    kai8787 2017/02/12
  • 微妙な感覚の切断 - kai8787の日記

    ノートにシャープペンで字を書こうとすると指先に力が入らなくて書けないという現象が起きている。スマホやお箸は持てるのに。一体どうしたものだろうか。 シャープペンを見つめて、これはお箸だと念じてみる。ついでに、ノートを白いご飯だと思って、さぁべようと書き始める。と、指先が震えてしまってダメなのだ。 不思議な事があるものである。でも、実は、私にはときどき起こる。学生のころ試験の最中にもなって困ってしまった。それにしても、こんなに頻繁に起こったことはないので、今もちょっぴり困っている。 時間が経てばしびれが取れてくるはずなのだけれど、今回はしぶとい。深層心理とやらで、書くことを拒んでいる?ってことなら、こんな風にスマホは打てないだろう。左手で打ってるからかなぁ。右手だとちょっとホロホロする。ホロホロというのは、足がしびれて直るときの、あのくすぐったいような感覚で、微妙に気持ち悪い。 何か強いスト

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    kai8787 2017/02/09
  • 【本の記録・感想】居場所をつくる - kai8787の日記

    今いる場所が終の住まいだと思っていますか。私はそう思うこともあれば、ときどき逃げ出したいという衝動に駆られることがあります。 居場所を少し変えるだけでも、気分はほんのちょっぴり開けてきたりする。お気に入りの場所が身近にあるとしても、もう少し自分の生活圏から離れたところに行きたいなぁと夢想したりして。 そういう、都会に疲れたけど自分の生まれ故郷には帰れないというときにふいに行ける場所があったら、嬉しいなぁ。ちょっとしたゆるい関係の顔見知りがいて、カフェなんかがあって、星空が綺麗に見えるくらいの田舎さ加減で、夜は静かに寛げる。 都会に疲れて何処かに行きたくなったとき、誰も知らないところに一時逃れるより、定期的に帰れる「フルサト」を作ったら、いざというときの安心感がかなりちがってくるでしょうね。 都会か田舎か、0か1かという発想で考える必要はないし、将来何十年にもわたって計画を立てる必要もないと

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    kai8787 2017/02/08
  • 大統領が就任したときの日本人 - 内田樹の研究室

    8年前のオバマ大統領の就任式のあとに書いた文章が『日辺境論』に含まれている。 模試に使われたので、コピーが送られてきた。読んだら、なんだか今になると身につまされる話だったので、その部分を再録しておく。 オバマ大統領の就任演説のあと、感想を求められたわが国の総理大臣は「世界一位と二位の経済大国が協力してゆくことが必要だ」というコメントを出しました。これは典型的に「日人」的な発言だと言ってよいでしょう。「日は世界の中でどのような国であるか」ということを言おうとしたとき、首相の脳裏にまず浮かんだのが「経済力ランキング表」のイメージであったというのはまことに徴候的です。もし、日が軍事力でもいい順位にあれば、あるいはODAや国際学力テストの得点でいい順位にあれば、首相はその「ランキング表」をまず頭に浮かべ、それをもって日の国際社会における役割を言い表そうとしたでしょう。 ある国の国民性格は

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    kai8787 2017/02/08
  • 風の散歩 - kai8787の日記

    今日は風の強い日で、久しぶりの散歩だったけれど、ちょっとしんどかったです。歩くって実はとても大変なことですね。 小川の水が少な目で、カルガモさんたちもお腹がついしまいそうでした。世の中甘くないよねーなどと勝手に共感。 雲が早くてお日様が出たり入ったりして、川面がキラキラしたり、沈んだ表情になったりします。 風に押されてもすくっと立ってる水仙が凛として素敵でした。

    風の散歩 - kai8787の日記
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    kai8787 2017/02/07