熊本地震から1年になるのに合わせて復興の支援につなげようと、ことし4月、被災した地域で映画祭が開催されることになり、ディレクターを務める熊本出身の映画監督、行定勲さんが「熊本を映画の力で盛り上げていきたい」と会見で意気込みを語りました。 記者会見で熊本市の大西市長は「被災した人を勇気づけ、映画を通して熊本に来た人に今のリアルな状況を感じてもらいたい。そのことが熊本の復興につながっていく」と開催の趣旨を説明しました。 映画祭は、熊本出身で「世界の中心で、愛をさけぶ」などの作品で知られる行定勲監督がディレクターを務め、監督が地震のあとに熊本県内で撮影した映画が初めて上映されるほか、この映画に出演している熊本出身の俳優、高良健吾さんなどがゲストとして参加する予定です。 行定監督は「熊本をとにかく映画の力で盛り上げていきたい。熊本に行きたかったけど迷惑になるのではと思っていた人にもこれをきっかけに