「ニューノーマル」においては、ユーザーである社員はオフィスと自宅、コワーキングスペースなどさまざまな場所から、パブリックまたはプライベートネットワークを介して、さまざまなデバイスを用いて企業のITシステムやサービスにアクセスします。 そのITシステムやサービスも、オンプレミスのデータセンターとプライベートクラウド、パブリッククラウド(IaaS/PaaS/SaaS)に分散して存在しています。 こうした状況下で、従来のデータセンターのファイアウォール主体のセキュリティと、VPNを用いたリモートアクセスが限界を迎え、見直しを進める動きが加速しています。これまでゆるやかに見直しを進めてきたクラウドシフトや、そのためのセキュリティポリシー整備も、今回のパンデミックという緊急事態を受けてその猶予期間がなくなり、大至急で見直しせざるを得ない事態となってしまいました。 クラウドシフトや DX(デジタルトラ
多くの企業では、これまで認証基盤としてマイクロソフトが提供する「AD(Active Directory)」を活用してきました。「AD」は2000年にリリースされたWindows 2000 Serverに初めて搭載され、アップデートを繰り返してきました。 そもそも欧米と比べ「個人ID」の認識自体が薄い日本企業ではITシステムの導入とともにIDおよび管理の必要性が認識され、ADとともにID管理が普及した背景があるため、「企業のID管理=AD」という捉え方をしている企業が少なくありません。 そして近年、社内システムに加えクラウドサービスを活用する企業が増加したことを踏まえ、クラウドサービスも含めた認証基盤を構築するためのサービスとした「Azure AD」が登場しました。 確かに「Azure AD」は現在におけるID管理の主流であり、接続できるシステムやサービスも豊富で、一見すると「企業の統合ID
日本オラクルとKPMGコンサルティングは30日、クラウドのサイバー対策に関する調査結果を発表した。クラウドの活用が世界的に進んだ一方で、利用時の設定ミスが原因でのデータ流出を経験した企業が増えていることが分かった。日本企業は特に本人確認などに用いるIDの設定ミスが目立つという。 今回の調査では、サーバーなどのIT(情報技術)インフラを貸し出すクラウドを何らかの形で利用する企業などの割合は世界全体で76%、日本は83%に上った。大半の企業がクラウドを利用するようになったことで、クラウド上のデータを損失した経験を持つ企業や組織の割合も増えている。世界全体で51%の企業がクラウドのセキュリティー設定をミスしたことが原因でデータの損失を経験したと回答した。このうち、日本企業の割合は42%だった。 日本企業は特にIDの設定ミスが世界全体よりも目立った。あるIDに対して必要以上の権限を付与してしまうミ
■ZDNET Japan Headlineの購読 ZDNET Japanの最新コンテンツをお届けします(平日毎日配信)。また、企業からのお役立ち情報も不定期でお届けしています。[サンプルはこちら] ■ホワイトペーパーライブラリーの利用 製品情報や技術紹介、導入事例など、企業のITご担当者が製品やサービスを購入する際の参考になる資料(PDFなど)をダウンロードしていただけます。 ■企業情報センターの利用 あなたが企業のマーケティング担当者なら、プレスリリース、イベント情報、会社情報、ホワイトペーパーなどを朝日インタラクティブが運営する各サイトに掲載することが出来ます。なおご利用にはCNET_IDのほか、企業ID登録する手続きが必要です。 ■イベントへの参加 朝日インタラクティブが主催および共催する、業界のキーマンが集うカンファレンスやセミナーにご参加いただけます。 ■キャンペーン、アンケート
HENNGE、通期は増収増益の好決算 成長ドライバー「HENNGE One」の売上高は+24.1%と伸長 HENNGE株式会社 2020年9月期決算説明会 2020年9月期決算説明会 小椋一宏氏(以下、小椋):みなさま、こんにちは。本日は当社の2020年9月期決算説明会にご参加いただきまして、ありがとうございます。HENNGE株式会社代表取締役社長の小椋でございます。 本日の流れですが、まず決算説明の動画を35分放映した後、質疑応答の時間とさせていただきます。本セミナーですが、Zoomウェビナーを使用しています。私どもも不慣れなところがあるためお許しいただきたいところもございますが、視聴者の方はカメラやマイクをオンにできないようになっています。 質疑応答のお時間になりましたら、ご質問のある方は「挙手ボタン」を押していただき、そのままお待ちいただく流れになりますが、同時に「Q&A機能」も積極
こんにちは、Azure Identity サポート チームの 田辺 です。 本記事は、2023 年 9 月 6 日に米国の Microsoft Entra (Azure AD) Blog で公開された Conditional Access Overview and Templates are now Generally Available! - Microsoft Community Hub を意訳したものになります。ご不明点等ございましたらサポート チームまでお問い合わせください。 本日、条件付きアクセスの概要ダッシュボード と テンプレート の一般提供を発表できることを嬉しく思います。 条件付きアクセスは世界中の何千もの組織を日々保護しており、ベスト プラクティスやセキュリティ カバレッジ (保護範囲) を改善する方法についてお客様からよくご質問をいただきます。条件付きアクセスの概..
こんにちは、Azure & Identity サポート チームの金子です。 今回はパスワード ライトバックのしくみと一般的なトラブルシューティングについてご紹介します。 パスワード ハッシュ同期とパスワード ライトバックの違いとはまず、ユーザーは Azure AD Connect により、オンプレミス AD から Azure AD に同期されていることを前提とします。 パスワード ハッシュ同期についてはご存じの方が多いと思いますが、パスワード ハッシュ同期はオンプレミスの認証パスワード (厳密にはパスワード ハッシュ) を Azure AD に同期する機能です。これによりユーザーは同じ ID/パスワードで Office 365 などのクラウド上のアプリにもサインインすることができるようになります。 オンプレミス側でパスワードを変更した場合も同様にクラウド側へ同期されますが、逆にクラウド側か
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