全長2 m、体重270 kgほどにもなる大型魚である。体は円盤形で、左右から押しつぶされたように平たい。口は前に少し突き出ていて、歯がない。体はタチウオのように銀色で、小さくて剥げやすい鱗に覆われる。鰭と口元、目の周りは鮮やかな赤色で、胸鰭、背鰭の前端部、腹鰭が鎌状に長く発達する。側線は胸鰭の上で背中側に大きく曲がっている。背鰭棘はi+50棘で、尻鰭は38棘、胸鰭は23棘である[1]。 体全体に不規則な斑点がある。その殆どが円形で、大きい紋は瞳孔よりも小さく、密集している[1]。 外見や生態は和名のとおりマンボウにも似ているが、分類上はまったく別の魚である。マンボウと違って尾びれをもち、胸びれが垂直ではなく水平に長く発達している。なお、ラテン語での目名、科名、属名は、「輝かしい」「明確な」という意味のギリシャ語 lampros に由来し、名のとおり鮮やかな外見の魚といえる。種小名はギリシャ