細田守監督作品「時をかける少女」(参照)は2006年7月15日の公開なので私は二年以上経って見たことになる。気になっていた。夏雲を見上げたら、見るころじゃないかなと。見た。傑作でしたよ。これはすごいなと。これは大人の映画だなと。いろいろな見方があるだろうし、いろいろと感動(あるいは罵倒)を胸に溜め込んでいる人も多そうな感じはする。まあ、私が思ったことでも少し書いておきますか、くらいな話を以下に。 まいどまいど自分語りがくどくて申し訳ない。1957年生まれの私は1972年に放映されたNHK少年ドラマシリーズ「タイム・トラベラー」をべたに見ている。べたなターゲット層だし。深町くんことケン・ソゴルもよく覚えている。ラベンダーもこの番組をきっかけで知った。1983年大林宣彦監督映画「時をかける少女」は見ていない。原田知世も角川映画も好きだったがなぜだろうか。理由はよくわからない。ユーミンの「VOY
本書「2日で人生が変わる「箱」の法則(アービンジャー・インスティチュート)」(参照)は昨日のエントリ「極東ブログ: [書評]自分の小さな「箱」から脱出する方法(アービンジャー・インスティチュート)」(参照)で扱った書籍の続編にあたる。 ストーリーの展開としては、「自分の小さな「箱」から脱出する方法(アービンジャー・インスティチュート)」(参照)の20年ほど前の話になるので、スターウォーズのシリーズのような趣もあるが、内容的な展開からすれば、出版された順序で、つまり、現代に近い「自分の小さな「箱」から脱出する方法」を先に読み、それから「2日で人生が変わる「箱」の法則」を読んだほうがよいだろう。こちらの本だけ単独で読むこともできるし、ある程度の読書人が普通に読めばわかるように本書のテーマは、9・11事件とその後の世界をどう捉えるかという壮大なテーマが仕組まれていることで、読後のかなり重みを受け
伊集院光のエッセイ80本をまとめた新刊。いやー、これはおもしろい。声だして笑ったなー。本職のモノ書きでも、ここまで笑える文章を書ける人はなかなかいないのではないだろうか。太田光もラジオで絶賛していましたが、たしかにこれはいい。渋谷パルコではさっそく平積みで売っていて、わたしはパルコでこの本を買ったけど、あのおしゃれな空間は伊集院というキャラクターにまったくそぐわなくて実によかった。気がつくと、なんだかあっという間に読了してしまった。 このエッセイは、携帯電話会社がメールマガジンとして配信していた素材をまとめている。「週三回の配信、一度につき400字以上」というのが、連載の条件だったという。考えてみると、これはかなりしんどい。伊集院は、この連載を750回ほど続け、その中の80本をよりすぐって一冊の本にした。すごいよね、週三回のペースで750回続けるというのは(月に13回と仮定して、58ヶ月=
もっとも手軽なやり方は、皆さんもご存知のとおり、google先生に訊いたり、amazonレビューから探す。それこそ真砂の数ほどの「ブックレビュー」があるが、この方法には欠点がある。それは、 あらかじめ本の名前が分かっていなければならない なにをアタリマエなという莫れ、google先生最大の弱点がコレだ。キーワードがないと手も足も出ない。例えば、昨年一年間でどんな書評が書かれたか? とか、現在ブックレビューを載せている雑誌名は何か? といった、 書評そのものや、書評者を探したい どうすればよいか? もちろん「ブックレビュー」や「書評」をキーワードにして人力クロールもできるが、ここではもっとスマートに網羅的に探す方法をご紹介。それは、 国会図書館のOPACシステムを使う 国会図書館の蔵書検索システムへ[ここ] 「雑誌記事索引の検索/申込み」をクリックして、「雑誌記事索引検索」へ 「雑誌記事索引
今年は沢山の収穫があった。 自力で見つけた作品よりも、他力―― このblogが縁で知った本のほうが、はるかにスゴいものだった。コメントやトラックバックを通じてオススメしていただいた方、はてなの質問に回答していただいた方、わたしのエントリにケチつけたついでに「○○も読んでないくせに」と嘯いた方―― 皆さまに感謝、感謝。 そんな中でも選りすぐりを10選んだぞ。どれも自信を持ってオススメするが、「劇薬小説」だけは覚悟完了の上でどうぞ。これからも、「自分にとって高品質の情報を得るためには、自分から発信すること」を実現する場として、ここを使っていきたいですな。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 徹夜小説:あなたの健康を損なうおそれがありますので読みすぎに注意しましょう ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 大聖堂(ケン・フォレッ
ガジェット・ツール 2023.6.22 Thu 21:37 待望の新製品『VLOGCAM ZV-1 II』発売!VLOGCAMユーザーの筆者が触ってみた 今回は6月23日発売となったSONY『VLOGCAM ZV-1Ⅱ』をご紹介します。 ガジェット・ツール 2023.6.20 Tue 23:43 車で「アレクサ」!『Echo Auto 第2世代』をチェック! 家にいる時と同じように車でも音声操作ができる車用Echoデバイス「Echo Auto」が発売になりました。 その他 2023.6.17 Sat 20:34 【COMPUTEX 2023】ネック部分に貼ったLEDでギター練習!会場で見つけたユニークデバイス 台湾で開催され「COMPUTEX 2023」の会場には、ユニークな製品も展示されていました。 その他 2023.6.15 Thu 16:09 【回線速度】家庭のWi-Fi速度、下り平
Intel CPUを搭載したMacでWindows XPの起動を可能にするツールが登場した。といっても「Windows XP on an Intel Mac」プロジェクトの「XOM」のことではなく、リリースしたのは本家Apple Computer(以下、Apple)。この「Boot Camp」はまだβ版だが、いずれ正式に次期Mac OS X“Leopard”に付属するとなれば期待してしまう。さっそくこれを使ってみたので速報という形で紹介しよう。 まずは必要なものを用意する まず今回の試用で必要なもの列挙する。 Intel CPUを搭載したMacintosh。ここでは1.83GHz Intel Core Duo搭載の17インチiMac(MA199J/A)を使用した。 Mac OS X v10.4.6。まだアップデートしていない場合には「ソフトウェアアップデート」を使う。 Boot Campソ
コンパクトなボディに1/1.8型810万画素CCD、マニュアル露出、最大ISO1600などを盛り込んだのが「EX-Z850」。上位シリーズのEXILIM PROシリーズほどボディは大きくなく、同じEXILIM ZOOMシリーズの「EX-Z600」よりは多機能。特にマニュアル露出をはじめとした多彩な撮影機能が売りとなっている。実勢価格は5万円前後。 撮像素子は1/1.8型正方画素原色CCDで、総画素数832万、有効画素数は810万画素。最大記録画素数は3,264×2,448ピクセル。記録媒体は内蔵メモリ8MBとSDメモリーカード/MMC。 レンズは35mm判フイルム換算、約38~114mmに相当する画角を持つ3倍ズーム。明るさはF2.8~5.1。絞り優先AE、シャッター速度優先AE、マニュアル露出と、本格的な露出モードも特徴となっている。 シャッタースピードはCCD電子/メカシャッター併用で
2005年度 年間オススメ書籍ランキング ベスト20冊 スポンサード リンク 今年はこの企画、ずいぶん遅くなってしまいました。 昨年末に下記のランキングを公開しましたが、 ・参考:2005年度 書籍売り上げランキング ベスト20 http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004116.html このあとに続けてオススメリストの公開をする予定でいたのですが、なかなか決めることができないでいました。自分の中での順位をつけるというのは難しいものです。 2005年1月1日~2005年12月31日までの期間にこのブログで書評した本(約200冊)の中から、オススメ書籍ベスト20冊を紹介します。昨年と同様ヘビー級とライト級という2系統のベスト10です。 この分類に厳密な定義はないのですが、ハードカバー中心で深く考えたい本と、新書・文庫中心で軽めのテーマの本と
最近,取材先や友人と話していて,『ウェブ進化論』(梅田望夫著,ちくま新書)という本が話題にのぼることが何回か続いた。著者の梅田氏は,この本の中でリアルな世界を「こちら側」,バーチャルな世界を「あちら側」と規定したうえで,日本企業が強みを持っているものづくりを「こちら側」であるとし,「『こちら側』のモノはコモディティになる」と書いている。また,「あちら側」で今までメディアに文章を書いてこなかった「不特定多数無限大の大衆」が一斉に情報を発信するようになり,「既存メディアの権威は揺らいで行く」と言う。 最初にこの本の内容について知ったのは数週間前,製造業に勤めている大学時代の友人と久しぶりに飲んだときのことだった。友人は,「ものづくり」と「メディア」という両方の立場で働く筆者がこの本にどう反応するか興味を持ち,感想を聞いてきた。その後筆者は実際に同書を読み,日ごろ懇意にしている取材先やコンサルタ
ソニーのサイバーショットTシリーズは「薄型大画面」をはやらせた功績はあるけれども、その後はマイナーチェンジが続き、マンネリ化を免れられず、正直なところ「新鮮味が薄れてきたなあ」「そろそろ革新的な何かを追加しないとやばいんじゃないかなあ」と思っていたのである。 そうしたら、起死回生の新型がやっと出てきたのだ。数カ月前に登場した「DSC-T5」(以下、T5)はなんだったんだというくらい、今度のは新しい。 「DSC-T9」(以下、T9)である。見た目的には今までのTシリーズと大して変わらない。下にスライドさせて開くレンズカバーのデザインが変わってボディの半分を占めるサイズとなり、本体との一体感が増してちょっと精悍になったくらいだ。でも中身に大きな新機軸を加えてきた。「光学式手ブレ補正」である。 一見、今までのTシリーズとあまり変わらない外観。でもボディの縦横はT5より少し小さくなっている。レンズ
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