大量の本の万引きを繰り返していたとされる女が店側の執念によってついに逮捕されました。実はこの女、盗んだ大量の本をメルカリで売りさばいて大儲けしていたといいます。 テキストと写真で読む
インターネットで簡単に本が手に入る時代、予約しないかぎり店を開けないという不思議な古本屋が話題を集めています。 一見、入りにくいと思われますが、うわさを聞きつけた本好きが連日訪れるというこの本屋に潜入取材、その人気の秘密に迫りました。 (高松放送局 中川治輝記者) 聖書の横に村上春樹の本 予約制の本屋を開いたのは、藤井佳之さん(38)。 高松市の商店街の外れの建物に8年前、古本屋「なタ書(なたしょ)」を開きました。 客が予約すると店が開きます。 店が開いている間は予約なしでも入ることができます。 とりたてて宣伝はしていませんが、だいたい週に4日か5日は予約が入って、営業しています。 店内には小説、絵本、専門書などさまざまな本が雑多に並んでいます。 すべて藤井さんが選んだものです。本の並べ方も変わっていて、例えば、聖書の横に村上春樹の小説や社会学の書物があるという具合です。 日々、本は並び替
どの分野にも領域にも、先人の積み重ねた努力や科学的な発見がある。決して華やかではない公務員の仕事にも、いぶし銀のように輝くストーリーが存在する。愛媛県内子町にも過疎化や高齢化が盛んに叫ばれる前から、現場で熱く奮闘し、冷静な目で地元の未来を考えてきた1人の公務員、岡田文淑がいた。 1940年生まれ、内子町にある子どもに恵まれなかった一家に養子として出された。高校を卒業後、地元の郵便局に臨時職員として勤めはしたが、仕事に魅力を感じず、すぐに退職。たままた公務員の試験を受け、合格。今でこそ、羨望の職である公務員だが、当時は銀行・電力・郵便局はおろか、農家よりも人気も給与も少ない職種だった。村に残らざるを得ない旧家の長男やぼんぼん、縁故採用がほとんどのなかで、岡田は試験採用第一号だった。 仕事はそこそこに組合の活動に熱中していたが、30歳のとき、新設された観光係に配属となった。能力を期待されての移
2万7858人。 2012年の日本の自殺者数だ。15年ぶりに3万人を割り込んだが、依然高水準にとどまっている。自殺者数が発表されるたびに、自殺の原因や対策を巡る議論があちこちで起きるが、自殺が起きない要素は議論されない。起きてない事象について「なぜ起きないか」を探るのは素人ながら難しいと思ってしまうのだが、果敢に挑んだのが本書だ。 太平洋に面する総面積27平方キロメートル弱の徳島県南部の旧海部町(現海陽町)。自殺者数の総数は過去30年で7人。自治体によって異なる年齢の偏りをなくしても自殺率の過去30年の平均値は、全国の市区町村の中で、島を除けば最も低い。産業構造や人口がほとんど変わらない両隣の町の自殺率が全国平均値とほとんど変わらないにもかかわらず、突出して低い自殺率。なぜか。強烈に惹かれた大学院生だった著者は2008年から4年間、単身、海部町のコミュニティに入り込み、住民と向かい合うこと
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