フジテレビが低迷から脱せられない。4月からゴールデン帯で始まったバラエティ番組が、軒並み視聴率1ケタ台に沈んでいる。中でも、土曜10時台から金曜19時台に昇格した『世界HOTジャーナル』は初回こそ平均視聴率8.2%(10日、ビデオリサーチ調べ/関東地区、以下同)だったが、2回目4.2%(17日)、3回目4.3%(24日)と急降下。ゴールデン帯とは思えない数字を記録してしまっている。テレビ局関係者は語る。 「土曜午前時代もそれほど視聴率がよかったわけではないが、今のフジには新番組で勝負するだけの制作力がないため、仕方なく昇格させた感は否めません。フジの制作力低下は昨今いわれ続けていることですが、それ以上に沈滞ムードが流れるキャスティングをしてしまったことも見逃せません」 土曜10時台では局アナの松村未央が担当していたが、金曜19時台に昇格した途端、フリーの西尾由佳理アナ(元日本テレビ)が起用