風邪をひいたり、花粉症による副鼻腔炎になると歯も痛いように感じてしまう方も多いのではないでしょうか。副鼻腔は上顎と頬、鼻に囲まれた空洞です。実は副鼻腔は上顎の歯に近く、副鼻腔炎になると上顎の奥歯が痛くなることが多いのです。虫歯と思って歯医者に行ったら副鼻腔炎が原因だったなんてことも多いのです。今回は副鼻腔炎によって起こる歯痛の症状と虫歯との違いについてお伝えします。ぜひ参考にしてください。 1.副鼻腔炎によって起こる歯痛の症状 1−1.歯の痛み、噛んだ時の痛み、歯の根元の痛みなどの症状が出る ・何もしなくても出る強い痛み 副鼻腔炎によって、根の先や神経を圧迫したりして激痛が出ることがあります。副鼻腔炎が改善されれば治ることが多いのですが、痛みが強いために虫歯の痛みと間違われることもあります。 ・噛んだ時に出る痛み 副鼻腔炎によって歯の周りにある歯根膜(しこんまく)という器官に炎症が広がり、