トラックがからむ追突事故や死亡事故が多いことを受け、国土交通省は12日、大型貨物車について、レーダーを使って追突の危険が迫った際にアラームが鳴ったりブレーキがかかったりする装置「衝突被害軽減ブレーキ」の設置を義務化することを決めた。 同省は同日、道路運送車両法の告示を改正。22トン車以上は2014年11月以降、20トン車以上は16年11月以降の新型車について、同装置の設置を義務付ける。 同省によると、貨物車の事故の52%が追突事故。同装置がついた大型貨物車は10年度末時点で計約7500台にとどまっているといい、同省は「今後、8トン車以上についても義務化していきたい」としている。