主人公を囲む5人のヒロイン。しかし、選ばれるのはその中のひとりだけ。残された4人は必ずフラれてしまう。結末を知りたい、でも読むのが怖い。どうか5人とも幸せになって──。 そんな揺れる気持ちに読者を誘いながら、漫画『五等分の花嫁』は今、最終局面を迎えている。作者である春場ねぎがTwitter上で「14巻で完結する」と宣言(1月17日時点で13巻)。『週刊少年マガジン』で連載中の最新話は、結末を目前に控え、大きく物語が動こうとしている。 累計発行部数900万部(2019年12月時点)を突破。同作にとって2019年は飛躍の年だった。その起爆剤のひとつが同年1月から放送されたテレビアニメ。五つ子ヒロインに名実そろった豪華キャストを配し、彼女たち一人ひとりのドラマを等しく描いた。第2期の制作も決まるなど、原作に劣らない人気を呼んでいる。 ライブドアニュースでは、同作を手掛けた手塚プロダクション(以下