韓国人記者によると、宮崎監督の改憲反対の発言は韓国でも紹介され、大きな反響があったという。発言について聞かれ、宮崎監督は「いま時代が大きくきしんで動き始めており、破滅的な方向に振れていく危険がある。その時に自分たちの憲法が役に立つと思っている」と答えた。 韓国では、戦前を舞台にした新作で、実在するゼロ戦設計者の堀越二郎を主人公に選んだことについて、戦争賛美につながるのではないかとの懸念が一部で示されており、この日の会見でも、その意図について尋ねる質問が相次いだ。「特攻に使われたゼロ戦に対し、韓国では敏感に反応せざるを得ない」との声もあった。