12月8日、日銀の黒田東彦総裁は「世界経済、日本経済は全体として良い方向に向かっている」とし、日銀としては9月に導入した「新しい枠組みを利用して経済の成長を支えたい」と強調した。写真は11月撮影(2016年 ロイター/Kim Kyung-Hoon) [東京 8日 ロイター] - 日銀の黒田東彦総裁は8日、年末恒例のエコノミスト懇親会であいさつし、「世界経済、日本経済は全体として良い方向に向かっている」とし、日銀としては9月に導入した「イールドカーブ・コントロール」という「新しい枠組みを利用して経済の成長を支えたい」と強調した。 トランプ相場を前提に「米新政権の政策はまだはっきりしない」と述べた。さらに「来年は仏独で大きな選挙もあり、国際情勢はまだまだ不確実性が高い」と警戒しつつ、国際通貨基金(IMF)や経済協力開発機構(OECD)による世界経済見通しや7─9月の国内総生産(GDP)を引き合