“The Social Construction of What?” 1999 Ian Hacking ISBN:400024159 何が社会的に構成されるのか作者: イアン・ハッキング,出口康夫,久米暁出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2006/12/22メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 41回この商品を含むブロ... 続きを読む
今回紹介するのは、『技術と時間 3: 映画の時間と〈難 ― 存在〉の問題』。この本の著者のスティグレールは、銀行強盗の罪で投獄されていたこともある哲学者。獄中でプラトンを読み、デリダに弟子入りし哲学博士となり、今ではポンピドゥー・センターの要職をは... 続きを読む
ちょっと最近思うところがありまして,アリストテレスについて知らない人がはじめに読む入門書って何がいいのかなとか考えてました.いろいろと選択肢があると思いますが,私が考えるところではだいたいこんなところかなとか思ったので.それをちょっと挙げてみ... 続きを読む
分野問わずに遅くとも大学3年生の7月までには読むべき本。これを読んでおくとばらばらに学ぶであろうエントリーシート、小論文、卒業論文の作成技術を統合できる。三森ゆりか著:大学生・社会人のための言語技術トレーニング著者の三森ゆりかさんがつくば言語技... 続きを読む
2013-05-10 『ネットワーク・ミュージッキング』読書メモとweb文献 下記のTwitterタイムラインをきっかけに、死に舞さんに「読めよ!」とすすめられて、『ネットワーク・ミュージッキング』(2009)という本を読んでいる。 いまCDはどうなのか、あとDL販売って... 続きを読む
告知, 雑報, 映画, イベント | 01:22渡邉大輔です。先日の佐々木敦さんとのトークセッション@東京堂書店には、多数の方々のご来場を戴き、満員御礼でした。たいへんありがとうございました!トークセッションに続き、また拙著関連の催しのお知らせです。本日、... 続きを読む
人文系ビデオゲーム研究の古典的な研究書である Jesper Juul, Half-Real (2005) の章ごとのざっくりな紹介です。 ちょっと入用でぱっと作ったものですが、せっかくなので公開しておきます。いまさら感あるけど(というか、日本でも比較的知られてるし読書会もい... 続きを読む
「アニメ」と「アニメーション」は別のものとして語られがちだし、アニメとアニメーションと映画もまた別のものとして語られがちですが、これらを同一地平のうえに並べて語るための準備が整いつつあるように感じます。そして、それらの映像作品について語るとい... 続きを読む
言語が違えば、世界も違って見えるわけ作者: ガイドイッチャー,椋田直子出版社/メーカー: インターシフト発売日: 2012/11/20メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 24回この商品を含むブログ (11件) を見る 本書は言語学者ガイ・ドイッチャーによる「言語がヒト... 続きを読む
書籍の内容 アニメはどのようにテクノロジーと向き合い、いかなる思考を促すのか。その映像の基盤となる物質的・技術的な原理とは何か。トランスメディアの結節点として、いかなる運動を展開するのか。これらの問いを具体的な作品に即して探究し、従来の研究・... 続きを読む
小川一水のSF小説『コロロギ岳から木星トロヤへ』が面白かったので紹介したいと思います。2014年の天体観測所と遠未来の閉ざされた廃宇宙船のふたつを舞台のあいだの交流を描いた、いわゆる時間SFと呼ばれるジャンルの作品。 ふたつの舞台は、大根に似ているた... 続きを読む
蓬莱学園シリーズ や『サマー/タイム/トラベラー 』、そして『ライトノベル「超」入門 』『物語工学論キャラクターのつくり方 』の著者として、ライトノベルからSFに至るジャンルの作者の顔と、文学論の書き手との顔を併せ持つ稀有な存在である新城カズマ氏。そ... 続きを読む
増田聡『聴衆をつくる』 2~4章です。 この本に出てきたタイトルで、いくつか読みたいのがあったのですが、うちの大学にはほとんどないのばかりでした。 そういえば、スマートフォンに変えたので、色々便利で楽しくて、しばらくはまりそう…。 --------------... 続きを読む
こんばんは。 すこし間が空いてしましました。 BSで放送してた核のドキュメンタリーとか、「ヒロシマナガサキ」っていうドキュメンタリーを見たりしたのですが、なんとなく記事にできず…。 「ヒロシマナガサキ」のほうは、トラウマの証言って感じで、トラウマ... 続きを読む
鳥類学者 無謀にも恐竜を語る (生物ミステリー)作者: 川上和人出版社/メーカー: 技術評論社発売日: 2013/03/16メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (2件) を見る 本書は技術評論社の「生物ミステリー」シリーズの最初の一冊.本の内容は書名... 続きを読む
2013年04月05日 posted by ナガタ / Category: 新刊情報 / Tags: 小説, 哲学, 批評, 今回取り上げるのは、文芸批評家の坂上秋成氏が執筆した小説『惜日(せきじつ)のアリス』。しょぼいクリエイター(自称)と付き合ったことのある男女、あるいは自分自身がその... 続きを読む
「クラブって危ないんでしょ?」という認識が夜にはびこっている。これを文字通りの意味でとって「クラブ=危ない」と言うことを僕は躊躇しない。 でもそれは、怖いお兄さんに絡まれてボコボコにされた挙句に金を巻き上げられてクレジットカードを奪われるとか... 続きを読む
――――――――――――――――――――――――― 意識が消滅した者との共生は可能か――八杉将司『光を忘れた星で』を読む 岡和田晃 ――――――――――――――――――――――――― 本稿では八杉将司の傑作スペキュレイティヴ・フィクション『光を忘... 続きを読む
なめらかな社会とその敵作者: 鈴木健出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2013/01/28メディア: 単行本購入: 8人 クリック: 299回この商品を含むブログ (16件) を見る未来のための社会像?『なめらかな社会とその敵』の想定読者は三百年後の未来人。そこからすれば... 続きを読む
書籍の内容 遺伝子組換え作物、乳がん検診、地震予知……現代社会に生きる上で必要不可欠な科学技術と、私たちはどう向き合えばよいのか。理系人間にも文系人間にも必須の、自分の頭で考えぬく力を身につける、まったく新しいスタイルの 「練習帳」。 執筆者一... 続きを読む
読書, 認知科学前回のつづき中巻のテーマは「視覚認識」「推論」「情動」の3つ。上巻で説明した「心は自然淘汰によって作られた複数のモジュールからなる計算機械だ」という考えに沿ってこれらをリバースエンジニアリングする。通常のエンジニアンリグはあたっ... 続きを読む
『生命起源論の科学哲学』(クリストフ・マラテール著、みすず書房)を読む。 非生命と生命の間には架橋しがたい溝があるのか。あるとすれば非生命から生命の誕生は”創発”と呼ばれる現象なのか。古くから論争されてきた問題に対して、最近の科学的知見もレビ... 続きを読む
なめらかな社会とその敵 posted with ヨメレバ 作者:鈴木健 出版社:勁草書房 発売日: 2013-01-28 Amazon 7net 夢を語ればその動機を問われ、信念を論ずればその根拠を訊ねられる。病があれば病因を探りはじめ、事故があれば責任の所在が追及される。とかくに人... 続きを読む
Twitterでつぶやいてたっぽいことをタイトルに掲げたが、まあ実際にそうだと思う。きっかけは大塚ギチ氏の以下の小説に深く感銘を受けたこと。THE END OF ARCADIA 大塚ギチ UNDERSELL ltd. TOKYOHEAD RE:MASTERED 大塚ギチ UNDERSELL ltd. もともと海猫沢めろん... 続きを読む
『ひとのことばの起源と進化』(池内正幸)という本に、こんな例文が出てくる。「菜々子は隆史がごはんを食べたと思った」 これってきっと松嶋菜々子と反町隆史だね! そうかと思えばこんな句も。「由紀恵の姉の車」 こっちは仲間由紀恵のことかな? それは... 続きを読む
第1回創元SF短編賞を受賞した松崎有理による短編集。 北の街にある蛸足型の総合大学。少しだけ浮世離れした、しかしあくまでも日常的な空間 研究室を舞台に起こるSF事件、全5編。 日常SFってのは近くにありながら、遠いものである。 自分はそもそも文系、ドイ... 続きを読む
読書, 認知科学心の仕組み~人間関係にどう関わるか〈上〉 (NHKブックス)作者: スティーブン・ピンカー,椋田直子出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2003/06/29メディア: 単行本購入: 7人 クリック: 74回この商品を含むブログ (47件) を見る先週読んだ『知識の哲学... 続きを読む
新版 テロルの現象学――観念批判論序説作者: 笠井潔出版社/メーカー: 作品社発売日: 2013/01/31メディア: 単行本クリック: 138回この商品を含むブログ (3件) を見るはじめにしばらく前にちょっと嫌みなことを書いて、やっと本編を読みました。あー、そういえば... 続きを読む
2013年02月07日 posted by ナガタ / Category: 新刊情報 / Tags: SF, マンガ, ライトノベル, 古典, 歴史, また変な小説を読んでしまった…。ゆずはらとしゆき『咎人の星』 (ハヤカワ文庫JA)。ライトノベルみたいな表紙だから、内容もライトなのかなと思って読み... 続きを読む
シビリアンの戦争――デモクラシーが攻撃的になるとき作者: 三浦瑠麗出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2012/10/19メディア: 単行本購入: 12人 クリック: 485回この商品を含むブログ (4件) を見る 本書はある種の戦争開始のメカニズムについての本である.著者... 続きを読む
今日は伊藤計劃がブログに掲載していた映画論をまとめた『Running Pictures: 伊藤計劃映画時評集 1』を紹介します。 『虐殺器官』『ハーモニー』 で知られる…という説明ももはや不要かも知れない。SF作家の伊藤計劃が生前に自身の個人サイトに掲載していた映画... 続きを読む
英語で読む哲学作者: 入不二基義出版社/メーカー: 研究社発売日: 2013/01/23メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (1件) を見る ありがとうございます。 アンスコムだけとびぬけて文章が難しいらしい。(他の4編は文章自体は必ずしも難しく... 続きを読む
今回は、SFを中心に多様なサブカルチャー全般を対象領域として評論活動を行なっている藤田直哉さんにご登場いただきます。藤田さんは、この2013年1月下旬に、初の単著となる『虚構内存在 筒井康隆と〈新しい《生》の次元〉』という書籍を刊行されます。... 続きを読む
進化生態学入門 ―数式で見る生物進化―作者: 山内淳出版社/メーカー: 共立出版発売日: 2012/10/24メディア: 単行本クリック: 5回この商品を含むブログを見る 本書は数理生態学者山内淳による進化生態学の入門書.副題は「数式で見る生物進化」とつけられており... 続きを読む
商品の説明内容紹介 嘘であって嘘でない、本当らしい「遊び」としてのフィクション。フィクションとは何か? なぜ我々はフィクションを必要とするのか? 小説・映画・マンガ・音楽からスポーツ・歴史・科学まで、分野横断的に思索するオールラウンドな虚構研究。 ... 続きを読む
「マンガと音楽の関係」というテーマは、そんなに新鮮ではない。音を実際に出すということが原理的に不可能なマンガという表現において、不可能だからこそ音を表現したり、むしろ実際に音がでないという制約を逆手にとって現実には有り得ない音楽を描いたり、マ... 続きを読む
ファインマンさんの流儀作者: ローレンス・M.クラウス,Lawrence M. Krauss,吉田三知世出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2012/01/25メディア: 単行本クリック: 3回この商品を含むブログ (8件) を見る 本書は物理学者ファインマンの伝記だ.原題は「Quantum Man:... 続きを読む
12世紀末、ブリテン島の東に位置するソロン諸島。その領主の娘アミーナは暗殺騎士を追って放浪の旅を続ける騎士ファルク・フィッツジョンと従士ニコラ・バゴに出会う。 堅牢な自然の要塞である島で、暗黒騎士の魔術による操り人形「走狗」に倒れた父。アミーナ... 続きを読む
世の中には、iPhoneやパソコンで観る動画があり、テレビやレンタルDVDの映像があるのに、何故か「映画館で観る映画」だけが特権的に語られてきた。ちょっとでも映画論のような本を手にとったことがある読者は誰でも「映画館で観る映画」だけが偉いの?と疑問を... 続きを読む
歴代の日本SF評論賞受賞者でつくる「SF評論賞チーム」の公式ブログ。「最前線の現代日本SF」を中心に評論賞チームが独自の視点でSF作家・作品に切り込んでいきます 横道仁志(第1回受賞) 鼎元亨 (第1回選考委員特別賞) 海老原豊(第2回優秀賞) ... 続きを読む
告知, 映画 | 20:54渡邉大輔です。もうご存じのかたもたくさんいるので、しつこくリマインドも兼ねてですが、初の単著『イメージの進行形――ソーシャル時代の映画と映像文化』を人文書院さんから刊行します。よろしくお願いいたします。イメージの進行形: ソー... 続きを読む
「非モテの極みのような少年の前に、美少女が現れて、あろうことが熱烈に求愛してくる!」この筋書きだけを読むと、恋愛モノの王道です。しかしその少年は猜疑心の塊で、「こんな美少女が僕を好きになるはずがない!」と逃げ回ります。 美少女が恋をしたのは、... 続きを読む
テレビやラジオはもちろん、デパートなどのBGMでも頻繁に耳にする歌声。いわゆる「ジャニーズ系」が音楽界を席巻している状況を否定できる人はいないだろう。男性アイドル全体に占めるジャニーズ系の割合を考えれば、あるいは「イケメン」といえばまずジャニ... 続きを読む
2012年12月8日土曜日 アームソン『アリストテレス倫理学入門』 オックスフォードの哲学者、J.O.アームソン(解説によると英米系哲学、分析哲学系の畑の人らしい。ご存命かはわからない。)の『アリストテレス倫理学入門』を読んだ。 分析哲学系の人は、伝統的な... 続きを読む
澁澤龍彦や荒俣宏を始めとする74名にものぼる錚々たる面々へのインタビューをまとめた『幻想文学講義: 「幻想文学」インタビュー集成』も好評な、アンソロジスト東雅夫が次に手掛けるのは、古今東西の「幻想文学」「怪奇小説」「幻想小説」を概観する叢書「世界... 続きを読む
“THE QUANTUM THIEF” 2010 Hannu Rajaniemi ISBN:4153350060 量子怪盗 (新★ハヤカワ・SF・シリーズ)作者: ハンヌ・ライアニエミ,酒井昭伸出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2012/10/11メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 24回この商品を含むブログ (... 続きを読む
全開レビューEX, 海老原 | これまでのあらすじ★ 日本のゼロ年代SFを牽引してきた早川書房のJコレクション。その読破への道を歩み始めた一人の男がいた。彼の道のりは、険しく長い…… Delivery (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)作者: 八杉将司出版社/メーカ... 続きを読む
とてつもない宇宙 ---宇宙で最も大きい・熱い・重い天体とは何か?作者: ブライアンゲンスラー,松浦俊輔出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2012/11/09メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見るいやあ、ぼくが書評を書くまでもなく、ネットですでに... 続きを読む
文体練習 (レーモン・クノー・コレクション 7)作者: レーモン・クノー,松島征出版社/メーカー: 水声社発売日: 2012/09/22メディア: 単行本クリック: 3回この商品を含むブログ (1件) を見る文体練習作者: レーモンクノー,Raymond Queneau,朝比奈弘治出版社/メー... 続きを読む
“ヤバい作家“小路啓之が「小児性欲者が誘拐した子供を育てる」という危険すぎるテーマを描いた問題作『ごっこ』。 とてもそんな強烈な設定で描かれているとは思えない儚げな表紙で、最終巻となる第三巻が刊行されました。今回は、読者の誰もが固唾を飲んで見... 続きを読む