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にゃるらの検索結果1 - 40 件 / 60件

  • 一口エッセイ:毎日スト6しかしない生活保護の友人|にゃるら

    高校時代からの友人が、近所で生活保護を受けながら暮らしているので、たまに様子を見に行く。たいてい向こうから僕の家に来てSwitchなどを遊んでいるのですが、ごく稀に僕から彼の生活っぷりを確認しにいくこともあるのです。 彼の部屋はこんな感じ。モニターとアケコン、画面の割れたノートPCしかなく、毎日スト6以外のことは殆どしていない。 一応、反対側には机があるけれど、それだけ。ホワイトボードには、スト6が上達するために気をつけるべき点が記されてある。本当に、寝て起きてヨーグルトとカロリーメイトを食べる、以外の時間はスト6に費やしているので、しばらく会わなかった期間後に遊んだ際は「1.2ヶ月の記憶が飛んでいる」と語っていた。スト6しかしてこなかったので日々の変化に乏しく、僕という他者との会話を通じてようやく時間の変化にきづいたのです。 もちろん、「なにやっていたの?」と訊いても、「キャミィ対策」と

      一口エッセイ:毎日スト6しかしない生活保護の友人|にゃるら
    • 僕と翠星石の日々|にゃるら

      「ですぅ! はやく起きるですぅ! 3分で顔洗って食卓に来るです。元気な朝は翠星石のスコーンから!」 朝。栗色の長い髪を揺らした少女が男の腹部へ飛び込む。彼女の身体は球体関節の人形で、男の半分もない大きさであるものの、彼よりも元気いっぱい縦横無尽に部屋中を跳ね回る。 「どうですぅ? 翠星石の焼きたてスコーンは! 女子と話すことすらできないオタク人間には本来味わえない贅沢品なのですから、一口一口を神に感謝するように堪能するといいですぅ!」 朝からガミガミうるさい少女人形も、男が美味しそうにスコーンを頬張るのを確認すると、強張った表情が自然と崩れていく。 「まったく寝起きだからって、なんて間抜けな顔してるですか。はぁ……まさか翠星石もこんなオタク人間と契約することになるなんて、なんと不幸な薔薇乙女なのでしょう。しくしくなのですぅ……」 毎日毎日、このような小言と泣き真似を続けているが、彼女はこん

        僕と翠星石の日々|にゃるら
      • にゃるらが壁に向かって話してる/毎週月曜深夜更新|第25回/飲み会嫌い|tree

        こちらはインターネットに生息するふしぎないきもの・にゃるらがインターネットと独り暮らしとそれ以外について深夜に執筆している画像付きエッセイです。→@nyalra 第1回はこちらから 「飲み会」なる行為がおどろくほど苦手になりました。もとからあまり好きではなかったのですが、ここ最近はできるかぎり避けたいと願うほどに。 理由としては頻度が増えたことでしょう。 ゲームをリリースして以来、いろんな人と合わざるを得なかった。べつに特定の誰かが嫌だってわけではありませんが、誰かと親密になるため飲み会は必須であり、そのたび社交によって精神のゲージが削れる。 社交であるのだから、そこには社交辞令が生じる。社交辞令はその場の社会を円滑に進行するための誇張と嘘のことだ。それがつらい。表面上の会話でなにか見えてくることはほぼない。社交辞令だって人間関係の土台を固めるために必要であることくらい理解しています。けれ

          にゃるらが壁に向かって話してる/毎週月曜深夜更新|第25回/飲み会嫌い|tree
        • にゃるらが壁に向かって話してる/毎週月曜深夜更新|第24回/咳をしても一人|tree

          こちらはインターネットに生息するふしぎないきもの・にゃるらがインターネットと独り暮らしとそれ以外について深夜に執筆している画像付きエッセイです。→@nyalra 第1回はこちらから 体調が悪い。 また一人で一週間ほど旅行へ行き、その疲れがぐっと押し寄せて、数日経ったいまでもつねに眠気や倦怠感があります。楽しさと疲労はイコールなんですね。とはいえ、お優しい読者の皆様は気にしなくて大丈夫です。なぜなら、このコラム連載は掲載まで数週間のラグがあるので、アナタが読んでいる瞬間の僕はもう別のことで悩んでいるのだから。 さて、こうなるとさすがに心細いし人恋しい。しかし「体調悪いから助けて〜」と他人に頼んだ経験がないので、どうしていいのかわからない。 というより論理的には体調不良でわざわざ友達に頼る意味ってないんですよね。そもそも動けないほど苦しいなら救急車を呼ぶべきだし、怠いけれど身体が動くなら、自分

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          • にゃるらが壁に向かって話してる/毎週月曜深夜更新|第23回/毎日一時間を犠牲にする覚悟|tree

            こちらはインターネットに生息するふしぎないきもの・にゃるらがインターネットと独り暮らしとそれ以外について深夜に執筆している画像付きエッセイです。→@nyalra 第1回はこちらから 僕は、毎日インターネット上に日記を投稿しています。もう三年目。投稿した日記の数は1000が見えてきました。筆が乗ったらもっと長くなっていきますが、だいたい一日平均1500文字。内容にもよりますが、まあ一時間くらいはかけている。時には、書くことが無さすぎて2.3時間思い悩むことすらある。早く眠りたいのに、日記が投稿できない苛立ちと戦い続ける状態はたいへんつらい。これはもう苦行です。 しかし、苦行であるからこそ得られるものがある。具体的には読者と自信。続けているとどんどん反応が増えて、いろんな方から感想だったり共感だったり、時には感動を与えたりすることも。自分の綴った文字で人の心が動く。これより嬉しいことはない。と

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            • にゃるらが壁に向かって話してる/毎週月曜深夜更新|第22回/VSエコーチェンバー・フィルターバブル|tree

              こちらはインターネットに生息するふしぎないきもの・にゃるらがインターネットと独り暮らしとそれ以外について深夜に執筆している画像付きエッセイです。→@nyalra 第1回はこちらから インターネットに依存していると確実に視野が狭くなると感じます。これはもう確信している。まるで、ゲームをしている息子に「ゲーム脳になるよ!!!」と叱るお母さんのようですが、ネットは広いようで窮屈で、その狭いコミュニティのなかに居続けることでどんどん考えが凝り固まる。 主にエコーチェンバー現象とフィルターバブルの組み合わせによるものです。エコーチェンバー……閉鎖空間にて壁に向かって話すことで自分の声が反響して返ってくるように、自分と似た興味関心を持つユーザーで集まっているコミュニティで発言することで、同じ意見が集まってしまい思考が凝り固まることですね。「やっぱりみんなこう思っているんだ!」と確信してしまう。自分が見

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              • にゃるらが壁に向かって話してる/毎週月曜深夜更新|第21回/一人旅と孤独|tree

                こちらはインターネットに生息するふしぎないきもの・にゃるらがインターネットと独り暮らしとそれ以外について深夜に執筆している画像付きエッセイです。→@nyalra 第1回はこちらから この原稿が載る頃には、すでに一ヶ月以上前の話になっていると思われますが、一週間ほど一人旅へ出ていました。いつまでも自室に引きこもっているから精神も内に篭ってしまうのであって、外出をして解放的になればなにかポジティブな変化が起きると考えたのです。 あてもなく新幹線に乗り、名古屋で降りる。もちろん名古屋でも特に予定はなくビジネスホテルへ。ロビーでは、多数の外国人観光客が日本旅行に胸を躍らせながら雑談して笑い合っている。きっと、彼らは友人たちと楽しいトリップを行う。多少のトラブルもあるかもしれないが、それも含めてよい経験となるでしょう。 翌日、岐阜へ。昨晩はホテルに泊まっただけで終わってしまったので、ようやくこれから

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                • にゃるらが壁に向かって話してる/毎週月曜深夜更新|第20回/深夜の職質バトル|tree

                  こちらはインターネットに生息するふしぎないきもの・にゃるらがインターネットと独り暮らしとそれ以外について深夜に執筆している画像付きエッセイです。→@nyalra 第1回はこちらから 深夜の孤独をごまかす方法として、深夜散歩があるわけですが、都内の夜はたいていパトカーや見回りの警官が存在する。彼らが横を通り過ぎるたび、なにも悪いことをしていないのにドキドキしますね。若い頃は、睡眠薬の効果で脳がぐらんぐらんしている状態で散歩していたため、いま警官に捕まったら危険薬物を疑われちゃうなーと勘ぐったりもしていた。が、意外にも怪しい状態の時は声をかけられないものです。あるラッパーの集団内で、あえてラリった状態で交番に道を聞きに行くゲームが流行っていたそう。堂々としていると案外わからないものなんですね。 それはともかく、逆に孤独だからこそ散歩しているのだから、べつに職務質問で捕まったっていいわけで、むし

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                  • にゃるらが壁に向かって話してる/毎週月曜深夜更新|第19回/深夜に牛丼チェーン店やラーメン屋へ行く|tree

                    こちらはインターネットに生息するふしぎないきもの・にゃるらがインターネットと独り暮らしとそれ以外について深夜に執筆している画像付きエッセイです。→@nyalra 第1回はこちらから こうして今夜も深夜に一人でノートパソコンをカタカタしているわけですが、もちろん誰だって不意に人恋しくなる。が、人恋しさで深夜に恥ずかしい行動(急にわけわからんツイートをする・連絡をする)をして翌日後悔することも珍しくありません。かと言って、夜でもみんながお酒を飲んでいるタイプのお店に行くほど気力もない。 そんな時! 街の牛丼チェーン店やラーメン屋さんに行ってみよう。どこか寂しい背中をしたお兄さん・おっちゃんたちで溢れている。夜勤上がりか、はたまた朝から仕事かはわからないが、みんな労働という十字架を背負ってくたびれている。世の中、こういうものなのだ。キラキラしているだけが人生じゃない。そして、自分も牛丼並みを頼み

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                    • にゃるらが壁に向かって話してる/毎週月曜深夜更新|第18回/キミは締め切りをちゃんと守れる人になれるか?|tree

                      こちらはインターネットに生息するふしぎないきもの・にゃるらがインターネットと独り暮らしとそれ以外について深夜に執筆している画像付きエッセイです。→@nyalra 第1回はこちらから よく「締め切りを守れないんですけど、どうすればいいですか?」とフォロワーから質問されます。わかる。いっぱい努力して、頑張って、自分が憧れた夢の先のために一生懸命に走っていく覚悟がある。あるけれど……それはそれとして締め切りは守れない! もしかしたら自分はやる気が足りないのか!? 世の人間たちは、もっともっとスケジュール管理に厳しいのか!? 時間が経過するたびに不安が募っていく……。 が、安心してください。いや、こんなことで安心してはいけないんだけれども。僕も僕の周辺の作家たちも、みーんな締め切りに対して必死です。もちろん、できる限りは期日を厳守してプロとしての責任を果たしたいけれど、やっぱり締め切りギリギリにな

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                      • にゃるらが壁に向かって話してる/毎週月曜深夜更新|第17回/一人で悲しみを抱えながら落ちていく|tree

                        こちらはインターネットに生息するふしぎないきもの・にゃるらがインターネットと独り暮らしとそれ以外について深夜に執筆している画像付きエッセイです。→@nyalra 第1回はこちらから いろんな事情があって、今夜はかなりへこんでいます。 しかし、理由は書けない。理由は書けないのに、落ち込んでいる様子だけが垂れ流される。このパターンが受け手からすれば最もウザいことこの上ないでしょう。ごめんね。 Twitterを眺めていると、「落ち込んでいる」という情報だけが流れてくる。すると、やっぱり気になってしまう。心配とも違う完全な興味ですが。この人はいったい何があって悲しみに暮れているのか。目に入ってしまったらたしかめたくなってしまうのが人の性。が、アカウントや周辺人物を遡っても理由が一向に書いていない。ムカつく……。いや、勝手に興味を持ったこちらが悪いのですが、やっぱり「情報」が垂れ流されたからには、そ

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                        • にゃるらが壁に向かって話してる/毎週月曜深夜更新|第16回/最後に善が勝つ|tree

                          こちらはインターネットに生息するふしぎないきもの・にゃるらがインターネットと独り暮らしとそれ以外について深夜に執筆している画像付きエッセイです。→@nyalra 第1回はこちらから 結局のところ、最後に勝つのは「善」であると思う。 これは、単純な綺麗事や宗教観とかではなく、最終的には「良いやつ」が得するであろうと学習したのです。 なにごともインターネットに書かれて拡散される危険が身近にあるからこそ、人間関係には「信頼」が重要であるなぁと感じるこの頃。誰だって、自身の近況を話す際に、相手によって話すラインを調整する筈です。人とのコミュニケーションって、どこまで本心で語り合うかが重要ですから、信頼を勝ち得ないかぎり本当の意味では前に進まないんですね。つまり、ちゃんと安心して話せそうな人間が友好関係も仕事も得ていく。 こうして言語化すると当然のことですし、「そんなことわかってんだよ!!!」とキレ

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                          • にゃるらが壁に向かって話してる/毎週月曜深夜更新|第15回/「みんなの反応」的な動画が苦手|tree

                            こちらはインターネットに生息するふしぎないきもの・にゃるらがインターネットと独り暮らしとそれ以外について深夜に執筆している画像付きエッセイです。→@nyalra 第1回はこちらから 最近、Youtubeに「みんなの反応」的な動画が増えてきました。だいたい、アニメや漫画の最新話についての感想がまとめられています。単刀直入に言って、僕はアレがめちゃくちゃ苦手なんですよね。 要は、なんらかの作品についての感想を、刺激が強い順に並べていく動画であるわけじゃないですか。わかりやすくウケやすいワードとか入れて、Twitterや匿名掲示板で集めた感想の最大公約数を見つけて抽象化している。視聴者側は、たくさん流れてくる抽象化された感想を受けて、自身の感想も抽象的に引っ張られてしまう……のでは無いかと危惧しております。 人間の思考ってけっして一枚岩ではないので、「好きだけどここは嫌い」または真逆の場合ってあ

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                            • にゃるらが壁に向かって話してる/毎週月曜深夜更新|第14回/綺麗な自然の風景コンプレックス|tree

                              東京でも、こんなにたくさんの星が見れるのか。ふだん、まったく星なんか探したことがなかったのでビックリしました。しかし、まあそれだけだなぁとも同時に思った。そもそも、自然の風景で感動する感覚が自分には薄いのです。 建物は好きです。最近は、お寺や教会を回ったりするのも趣味で、あとはちょっぴりレトロな街並みを探したりするのも日々の楽しみ。人間の手で作られた人工物が好きなんですよね。特に、宗教建築なんかは、人間が少しでも神に近づくために、荘厳で大きく建造されたものですから、その神への祈りに近い建築作業に想いを馳せます。でも、自然単体で感動したことは殆どない。 沖縄出身だからですかね? 海は青くて、少し歩けばどこにでも森林があるような環境ですから、そういった自然の暖かみは一生分堪能していたのかもしれません。山に登っても、滝に入っても、体験自体への面白味は理解できるものの、そこで風景を楽しみたい気持ち

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                              • にゃるらが壁に向かって話してる/毎週月曜深夜更新|第13回/満たされて感覚が鈍ること|tree

                                こちらはインターネットに生息するふしぎないきもの・にゃるらがインターネットと独り暮らしとそれ以外について深夜に執筆している画像付きエッセイです。→@nyalra 第1回はこちらから インターネットでたくさんの方の人生を見ていると、この人は結婚して子供ができてから「満たされているな」と感じるときがあります。決して悪いことではないので、先程の文章はいっさい皮肉ではありません。人は幸せに向かって進むべきだ。 その反面、やはり幸せである人に対して興味が薄くなっていくのも本心です。「家庭的な幸せ」って、同じく暖かな家庭に居る状態でしか共感できないじゃないですか。他人の家の子供や一般的なペット、料理などの写真を見て、 ( ´_ゝ`)フーン以上の感想を持った経験ないですもん。 そういった機微の判断力が落ちるのはとても怖い。他人の赤子の顔なんてどれも同じにしか見えないのだから、それに対しての「かわいい」っ

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                                • にゃるらが壁に向かって話してる/毎週月曜深夜更新|第12回/「頭が良い人」なる概念について考えていること|tree

                                  こちらはインターネットに生息するふしぎないきもの・にゃるらがインターネットと独り暮らしとそれ以外について深夜に執筆している画像付きエッセイです。→@nyalra 第1回はこちらから 「本当に頭が良い人は、バカ相手でも複雑なことを理解させることができる人」といった言説が古くからインターネットでは語り継がれてきましたが、近年では一歩進んで「この書き方はバカが説明を理解しないための開き直りでは」という見解もでてきました。ネットの議論なんて、ジャッジする公平な人間が存在しないので、永久に答えはでてきませんけどね。 自分も、この話に関してたまに考えていて、たしかに何かを伝えることが上できる人は、その物事に対して自信満々な理解があるので、それに対してに「上手い」と言えるのではと思う。例えば、僕は子供の頃から『モンスターファーム2』が大好きなので、このゲームの攻略法を初心者に教えるとしたら、比較的スムー

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                                  • にゃるらが壁に向かって話してる/毎週月曜深夜更新|第11回/話題の時事ネタについていけない夜|tree

                                    こちらはインターネットに生息するふしぎないきもの・にゃるらがインターネットと独り暮らしとそれ以外について深夜に執筆している画像付きエッセイです。→@nyalra 第1回はこちらから この原稿が掲載される時は、もう過ぎ去って時が経っている状態ですが、いまこの文章を書いている今夜は、M-1グランプリとワールドカップの決勝戦で話題が持ちきりです。リアルもインターネットも、お笑いとスポーツに染まっている。ウソ、まったく外に出ていないので現実世界がどうなっているかは想像です。 こういう時、自分がついていけなくてちょっぴり悲しくなるわけで、特に深夜になって「さて、インターネットでも眺めていきますかっと!」とギアが上がってきたのに、ワールドカップでみんな一喜一憂している様子を直面して、「いま関係ないこと投稿する場面じゃないな……」と退散する哀愁。体育の授業をいかに目立たない位置に隠れてやりすごすかに必死

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                                    • にゃるらが壁に向かって話してる/毎週月曜深夜更新|第10回/最も準備が楽な創作活動としての文章執筆|tree

                                      こちらはインターネットに生息するふしぎないきもの・にゃるらがインターネットと独り暮らしとそれ以外について深夜に執筆している画像付きエッセイです。→@nyalra 第1回はこちらから 自分は、こうして文章を書いてお金を貰っている身なのですが、なんでこの画像や動画メディアなどの時代にテキストを選んだかといいますと、それしかできないからです。スマホひとつで誰でも参入できるジャンルですからね。乗り込むだけならハードルはめちゃくちゃ低い。Twitterで日常を呟くことができるなら、あとはその内容を膨らませるだけで完成。だからこそ奥が深いわけではありますが、道具としてはスマホだけで十分。高そうなツールとか周辺機器なんて一切要らない! 「もっといい文章を書きたい!」と執筆活動の熱意に目覚めたとて、特になにかへ課金する必要なし! 便利だね! なんなら、紙とペンさえあればスマホすら持たなくていいですから。な

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                                      • にゃるらが壁に向かって話してる/毎週月曜深夜更新|第9回/蜘蛛を飼う|tree

                                        こちらはインターネットに生息するふしぎないきもの・にゃるらがインターネットと独り暮らしとそれ以外について深夜に執筆している画像付きエッセイです。→@nyalra 第1回はこちらから 寂しい一人暮らしの夜のお供として、ペットを飼う方も少なくないでしょう。 例えば犬や猫。彼ら彼女らは、ただかわいくて孤独を癒やしてくれるのみでなく、「飼い主としての責任感」を芽生えさせ、退廃しがちな一人暮らしの習慣をキチッとしてくれる効果もある……らしいぜ! 犬や猫に合わせて生活リズムをまともにしたり、餌や排泄の管理、終電までに帰って様子を見るなど。生命を背負う重さのおかげで、飼い主の人間としての資質も向上していく……らしい! 「らしい」というのも、別に僕は犬や猫を飼ったことはないので、すべて知人たちの話でしかないからです。しかし、僕はタランチュラなら飼ったことがある。なので、蜘蛛が居る生活の話はできるのです。

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                                        • にゃるらが壁に向かって話してる/毎週月曜深夜更新|第7回/ネタに飢えた狼は眠らない|tree

                                          こちらはインターネットに生息するふしぎないきもの・にゃるらがインターネットと独り暮らしとそれ以外について深夜に執筆している画像付きエッセイです。→@nyalra 第1回はこちらから 毎日Twitterにアップしている日記が3年目となりました。このコラム自体は約二ヶ月続いていますね。すごいぜ(自画自賛)。 こう年数が重なってくると、みなさんは「よくネタが続くなあ」と感じることでしょう。自分でもそう思います。しかし、みんないっぱいいっぱいなんですよ。なにかの連載を続けている中で、ネタが溢れて余裕がある状態の方が少ないのではないか。書き手は絶対にネタへ飢え続けている筈だ。この「渇き」が重要なのかもしれません。 毎日・毎週迫りくる締め切り。僕なんかは日記を投稿するまで眠ることもできない。が、長文として起承転結があるほど面白い体験なんて日常にあるわけもない。じゃあどうするか。ひたすら苦悩に苦悩ですよ

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                                          • にゃるらが壁に向かって話してる/毎週月曜深夜更新|第6回/寂しさからの逃避|tree

                                            こちらはインターネットに生息するふしぎないきもの・にゃるらがインターネットと独り暮らしとそれ以外について深夜に執筆している画像付きエッセイです。→@nyalra 第1回はこちらから 深夜に一人でインターネットを眺めていると、急に巨大な寂寥感に包まれ、「だれでもいいからかまってーーー!!!」と叫びたくなりますよね。いや、ならない人もいるかもしれないですが、僕はなるのです。もちろん、現実で叫んだところでなんの意味もないので、リアルでは黙々とネットサーフィンしているだけですが。ちなみに、このコラムの編集さんは家で鬱々とした言葉をわりと大きな声で発しているらしい。大丈夫だろうか……。 まあ実際に声を出したところで、家族がいない限り誰も話し相手にはなってくれないわけで、現実的にはSNSかLINEあたりに投稿や連絡を始めるのではないでしょうか。とは言え、深夜なので人も少なく、さらには直接的に「かまって

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                                            • にゃるらが壁に向かって話してる/毎週月曜深夜更新|第5回/夜の「魔」に気をつけろ!|tree

                                              こちらはインターネットに生息するふしぎないきもの・にゃるらがインターネットと独り暮らしとそれ以外について深夜に執筆している画像付きエッセイです。→@nyalra 第1回はこちらから 深夜のインターネットには魔物が棲んでいる。正しくは、自分に魔が入り込むと言いますか、もっとわかりやすく言えば「ダウナーな方向での深夜テンション」が発生します。深夜の薄暗い部屋で青白いモニターを眺めているうちに、だんだんと気持ちがどんよりし始め、日中は思ってないような鬱々とした内容を投稿してしまう。 けっしてウソや構って行為ではない……つもり。その時は、本気でそれくらい気持ちが沈んでいて、とにかく頭の中がネガティブなことでいっぱいなのですね。そういう日ってあるでしょう。そんな時、思わず魔が差してしまって、現在の感情を誰かに見てもらおうと、心配されてしまうような文章をSNSに投稿、または最悪の場合誰かにDMしたりす

                                                にゃるらが壁に向かって話してる/毎週月曜深夜更新|第5回/夜の「魔」に気をつけろ!|tree
                                              • にゃるらが壁に向かって話してる/毎週月曜深夜更新|第4回/深夜の一人反省会|tree

                                                こちらはインターネットに生息するふしぎないきもの・にゃるらがインターネットと独り暮らしとそれ以外について深夜に執筆している画像付きエッセイです。→@nyalra 第1回はこちらから こんばんは、にゃるらです。 この原稿を書いている時期は、拙作『NEEDY GIRL OVERDOSE』Nintendo Switch版の発売直前であり、スタッフやファンたちも盛り上がってくれているのですが、そんなインターネット上の様子とは関係なく、僕自体は相も変わらず自室で一人パソコンをカタカタしております。人生とは、常にこういうものなんでしょうね。クリエイターに大きなイベントがあっても、それはネット上でのことであり、基本的には家でパソコンかスマホと向き合っている。これが現代社会だ。 それはともかく、深夜に一人で過ごしていると浮かび上がるイヤなアレ、ありますよね。「一人反省会」。最近の自分の言動や行動で、思い返

                                                  にゃるらが壁に向かって話してる/毎週月曜深夜更新|第4回/深夜の一人反省会|tree
                                                • にゃるらが壁に向かって話してる/毎週月曜深夜更新|第3回/孤独のメリット|tree

                                                  こちらはインターネットに生息するふしぎないきもの・にゃるらがインターネットと独り暮らしとそれ以外について深夜に執筆している画像付きエッセイです。→@nyalra 第1回はこちらから 「孤独」のデメリットは、シンプルに他者との繋がりが薄くなるに連れ、精神が病んでいくことにあるわけですが、実は「独り」であることはたくさんのメリットもあるのです。福本伸行先生の名作『無頼伝 涯』も、「孤立せよ……」から始まりますからね。 基本的に、人は「独り」であるときに成長するのだと思う。 創作活動を勉強に精を出している時、あなたは果たして友人たちに囲まれているでしょうか? 違うでしょう。創作や勉強、つまりは努力って、もっともっと地味な道……自室で黙々と本を呼んだり、カタカタとキーボードを叩くことの繰り返しのような、薄暗くて地道な作業でしかない。いや、つねに家族や友人・恋人がそばにいたり、作業通話で他人と繋がっ

                                                    にゃるらが壁に向かって話してる/毎週月曜深夜更新|第3回/孤独のメリット|tree
                                                  • にゃるらが壁に向かって話してる/毎週月曜深夜更新|第2回/深夜のインターネットが好きなのです|tree

                                                    こちらはインターネットに生息するふしぎないきもの・にゃるらがインターネットと独り暮らしとそれ以外について深夜に執筆している画像付きエッセイです。→@nyalra 第1回はこちらから 深夜のインターネットが好きなのです。 昼〜夜は社会の時間。いろんな企業やクリエイターが新情報や創作物を発信し、マスメディアはアクセス数のために刺激的なニュースを投稿する。人間は、それらをコンテンツとして受け取り一喜一憂して過ごす。こうして社会が回っていく。 深夜になって世界から人が減ると、インターネットからも「情報」が引いていく。翌日の人が多い時間に発信するため、社会の機能が眠りにつくのだ。ここからが僕らの時間が始まります。ジョジョ風に言うと「オレだけの時間だぜ」。 深夜アニメの放送も終了した、草木も眠る丑三つ時以降のタイムライン。そこには昼夜逆転していたり、不眠で眠れない人たちが跋扈する闇の世界。 前述した通

                                                      にゃるらが壁に向かって話してる/毎週月曜深夜更新|第2回/深夜のインターネットが好きなのです|tree
                                                    • INTERNET YAMERO|にゃるら

                                                      超てんちゃんの新曲『INTERNET YAMERO』が投稿されました。Aiobahnが作曲し、僕が言葉を載せ、KOTOKOさんが歌ってくれた曲です。 今回はイラストにこかむもさんのみでなく、原作メンバーであるねんないさん、お久しぶりさんも加えた豪華なMVに。プログラミングを担当したとりいさんにも雰囲気を相談したりと、みんなで製作を完成させた僕らの集大成です。もろもろ取り計らってくれたプロデューサーもね。あと収録当日はIOSYSのまろんさんにディレクションをお願いした。僕一人だと音楽用語わからないから。とても助かりました♪ あと、今回の曲にあたりKOTOKOさんもすごく気合いが入っており、歌い方の提案をたくさん用意してくれました。前回は謎の若者がわけわからん曲と歌詞を用意し、発売していない謎のゲームの主題歌をうたったわけですからね。それでも最高の一曲になったのはプロの技。が、今回はなんとたく

                                                        INTERNET YAMERO|にゃるら
                                                      • 一口エッセイ:おもしろフラッシュ倉庫の敗北|にゃるら

                                                        友人の若者が「昔は、おもしろフラッシュというものがあったそうですね」と知識として知っていても実際に見たことはない反応をしていたので、当時の文化を見てもらうと彼の前で再生してみたわけです。 ガビガビな音質の中で流れるギャバソや八頭身たち。「今見ても勢いで笑っちゃうなぁ」と呟きながら彼の様子を確認すると、もうありえないくらい無表情。笑う/白けるの土俵ですらなく、完全に「困惑」を表す無表情。「え? なに? 昔の人はムスカやムキムキのドラえもんが出ただけで爆笑する……? なぜ? 知能の低下……?」みたいな。完全なる未知の文化を目の当たりにし、そのうえで僕が「今見ても面白い」と評価してしまったことで、言葉が通じるだけで常識が狂っている平行世界に飛ばされたかのような顔でこちらを凝視している。めっちゃ怖い。 違うんだよ。僕らだってムキムキのドラえもんやドラミ、殺人ピエロと化したドナルドとかは、いくらユー

                                                          一口エッセイ:おもしろフラッシュ倉庫の敗北|にゃるら
                                                        • にゃるらが壁に向かって話してる/毎週月曜深夜更新|第1回/にゃるらです|tree

                                                          こちらはインターネットに生息するふしぎないきもの・にゃるらがインターネットと独り暮らしとそれ以外について深夜に執筆している画像付きエッセイです。→@nyalra 独り。 いま、自分はそれなりに広い部屋で、大量の本やフィギュアに囲まれながら、毎晩の孤独に耐えております。 自己紹介をしておきましょうか。僕は『にゃるら』なんて元ネタバレバレの名前で10代の頃にTwitterを開設しまして、その時も孤独を誤魔化すためにブログを更新し、文筆に耽ることでどうにか人間社会と接点を保つ日々を繰り返すうちに、だんだんと仕事の依頼が舞い込むようになり、諸々と経験を積んだ後、今年のはじめに『NEEDY GIRL OVERDOSE』なるけったいなタイトルのゲームを総監督(企画・シナリオ)としてリリースしました。 このゲームがたいへんありがたいことに何十万本と販売本数を伸ばしてくれまして、めでたく僕は、大好きな本と

                                                            にゃるらが壁に向かって話してる/毎週月曜深夜更新|第1回/にゃるらです|tree
                                                          • 一口エッセイ: 「かっこいいことばかりいっても お腹が出てくるのよ」|にゃるら

                                                            人生で一度も太ったことがない。 生まれつき嗅覚がないため、料理や食事に拘ることへの興味がなかったぶん、今まで特に暴飲暴食する時期がありませんでした。ただ、集団で食事をする際、手持ち無沙汰な感じがして、その場にあるものに手を伸ばしがちでしたが。それでも、特に体重的に問題はなかった。今でも。 が、30手前となった現在、食後はお腹がぽっこりするようになりました。きましたね、「老い」。恐らく、運動と無縁の人生であったため、腹筋やインナーマッスルなりが衰えつつあり、食後の胃を支える力が弱まったからでしょう。 適当にヘラヘラ生きたっていい、ただみっともないのはよくない。仕方がないので、元から不眠解消のために始めたエアロバイクに加えて腹筋を鍛える運動を一通り行うようになり、どうにか食後もお腹がひっこみました。結果的に20代前半の頃より健康になってきてる気がする! これから死ぬまでエアロバイクや腹筋運動を

                                                              一口エッセイ: 「かっこいいことばかりいっても お腹が出てくるのよ」|にゃるら
                                                            • 一口エッセイ:『きんいろモザイク』の好きなところ|にゃるら

                                                              『きんいろモザイク』が、本日のみ全巻無料らしいです。急げ!!! さて、長らくごちうさと共に、きららMAXを支え続けてきたきんモザですが、例に漏れず、一見優しいようで尖りつつ、でもやっぱりみんな暖かい世界観が大好きでした。 僕がこの作品を真に好きになったのは2巻で、みんなが山へ遊びに行く回でのシノが、めちゃくちゃ暑い中でもロリータ服で登場し、「女の子はオシャレの為ならちょっとの我慢はいとわないのですよ!」とファッションへの信念を語るシーンから。初期から一癖も二癖もある女の子たちでしたが、それだけに立派な芯があるのだなあと一気に引き込まれました。シノの発汗なんて気にせず絶賛するアリスというバランスも良い。 が、きんモザの魅力の真髄は、「巻を重ねるごとに重くなっていく愛情」と、「それを絶対にシリアスにせず笑いに昇華するギャグへの拘り」だと認識しており、その絶妙な匙加減のおかげで、『松原穂乃花』ち

                                                                一口エッセイ:『きんいろモザイク』の好きなところ|にゃるら
                                                              • 一口エッセイ:作品を完成させられない高校生の悩み|にゃるら

                                                                久々に、お前らからの質問でも読むか。質問への回答は、上から目線で話して気持ち良くなっても、文句言われない無敵のシステムなのだから……。 質問をざっくり短縮すると、「漫画家になりたい高校生で、描きたいこともあるけど、どうせ無理という気持ちが強くて筆が動かない。どうすれば自分の作品を最後まで作れますか?」とのこと。 なるほど……。もう、この時点で僕より遥かに偉いので何も言えないぜ。高校生の頃の僕なんて、将来の夢のために行動したり、苦悩を抱えたりした経験が一瞬たりともありませんからね。そもそも夢自体が無いし。ファイズみたいな状態。僕が文章書き始めたのは、一人で上京して友人も知人も存在しない環境となり、「このままじゃ孤独のまま死んでいく」と感じて、ブログを開設しただけですからね。夢とか書きたいことレベルに到達しておらず、「僕を見てーーー」って、本当にそれだけです。 その歳から悩んでるだけで偉い。漫

                                                                  一口エッセイ:作品を完成させられない高校生の悩み|にゃるら
                                                                • 一口エッセイ:2.0の視力を手に入れ、満を持して個展へ……|にゃるら|note

                                                                  ICL手術を受け、眼球にコンタクトレンズを埋め込んだ改造人間と化して一週間が経ちました。ですので、経過の検査のために病院へ行きました。特に問題なく、順調に2.0の視力を入手。人生で最も視力の良いこの瞬間を大切にするために、ニディガでキャラデザを担当して頂いた、超てんちゃんの親とも言える、お久しぶり先生の個展へ向かいます。 受付を行なっている企画者の方とも知り合いでして、彼女は数年前から僕のファンをしてくれており、就活の際に話を聞いたこともある。「企画の仕方に憧れます」と言われて嬉しかったぜ。それが今、こうしてお久しぶりさんの個展を企画する立場となったのだから、人間の成長を感じさせますね。 展示されるイラストは、当然素晴らしい。このために目の手術をして良かった。高解像度で好きなイラストレーターの絵に囲まれるのですから、これを眼福と呼ぶのでしょう。 ニディガを企画した際、超てんちゃんという存在

                                                                    一口エッセイ:2.0の視力を手に入れ、満を持して個展へ……|にゃるら|note
                                                                  • 一口エッセイ:眉毛脱毛と中学生なりのオシャレ|にゃるら

                                                                    眉毛がボサボサな上に、不器用なくせして自分で触ったせいで、めちゃくちゃに失敗しました。いつもこうなってしまうので、この際ですからプロの力を借りることにします。銀座にある眉毛脱毛サロンへ、お手並み拝見……。 人気ある眉の中から好きなものをひとつ選び、ぬるっとした液体を塗られたあと、テープでバリっと毛を抜いていく。20分くらいで完成。キリっとした清潔感のある眉毛に変身! 眉の形だけで、ここまで印象変わるのも凄いですよね。 これが…… こうなった。 そういえば、中高生の頃って眉毛弄るの禁止でした。それでも、バレない/指摘されない程度にこっそり整えていた人間がモテるわけで、モテるということは正当な青春を過ごして健全な精神が宿るわけです。真面目にボサボサなままで芋っぽいと損する。正直に規律を守るだけが正解じゃないことを学ぶ。 僕はと言うと、そもそもロン毛でピアス穴もありましたから、もはやそんな細かい

                                                                      一口エッセイ:眉毛脱毛と中学生なりのオシャレ|にゃるら
                                                                    • 選り抜き一口エッセイ: 霊夢と魔理沙|にゃるら

                                                                      【神回】あの人気YouTuberのお二人が、遂ににゃるらの部屋に登場……!?【最強ゲスト】 pic.twitter.com/OMI7iuqgXV — にゃるら (@nyalra) April 9, 2022 やっぱり自分には、東方の二次創作としてゆっくり解説を観ている側面がある。ゆっくり霊夢とゆっくり魔理沙が話す様子を通して、本物の霊夢と魔理沙を幻視しているのです。 まず、魔理沙が幻想郷を快活に飛び回り、いろんな情報……生活に密接な豆知識から、そんなこと人生のどこで役立つんだというトリビアまで、分け隔てなく。そして、魔理沙はそれを嬉しそうに霊夢へ話にいく。専門的な知識を披露し、それに戸惑う霊夢を小馬鹿にしつつ、彼女の素朴な意見も大切に尊重しながら。 霊夢も魔理沙の奔放ぶりに口では呆れているが、自分を毎回訪ねてくることにきっと喜びも感じていると思う。なんだかんだ言いながらも、魔理沙が遊びに来

                                                                        選り抜き一口エッセイ: 霊夢と魔理沙|にゃるら
                                                                      • 一口エッセイ:数字で踊る|にゃるら

                                                                        なんでも気軽に送ってみてください 質問や相談などは、noteやエッセイで答えたりするかもしれません https://t.co/DfWFGz0j2d — にゃるら (@nyalra) April 11, 2022 たまには、お前らの質問でも読むか……。「数字だけでは無いってのもわかるのですが、やっぱり数字に踊らされてしまうのが悲しいです」とのこと。 気持ちは分かりますが、とは言え僕なんてバリバリに数字に踊らされている側ですからね。こうして毎日文章を投稿し、自分の各SNSの数字が増えているのを確認しないと不安になる。誰にも見られていない不安に耐えきれない! ヒカキンだって、あの地位まで上り詰めていてなお、後輩に越されないよう強迫観念で動画投稿頻度を落とせないと何度も吐露しています。でも、そうやって数字の増減に合わせて踊り続けてきたからこそ結果がある。どんな時でも、その場で踊り続けたインターネッ

                                                                          一口エッセイ:数字で踊る|にゃるら
                                                                        • 選り抜き一口エッセイ: 「漏れ」がネットを救う話|にゃるら

                                                                          ↑好きなAA 最近、一人称を「漏れ」にしたツイートを増やしております。この気の抜けた感じがかわいい。そう、一昔前のネットスラングは、イメージとして全体的にふにゃっとしていてかわいいのだ。 キボンヌ、希ガス、おまいら、禿同……。たとえ話題が暗かったり、極端に政治的だったりしても、レスの内容に「おまいらは〜」とか「ソースキボンヌ」とスラングが使用されていた場合、強制的に和んでしまう。そういう良い意味で間の抜けたかわいげがあります。 今は時期が時期だけに、インターネットも重々しい話題で溢れかえってしまっている。国民が声を上げて主張や反発することも、たしかに必要なことかもしれない。しかし、そればかりではみんな疲弊して辟易するだけ。そんな時、一人称を「漏れ」にしたり、相手を「ぽまえら」とかにするとどうでしょう。 「漏れはこの意見に禿同している! アンチのぽまえらの反論キボンヌだ(゚Д゚)ゴルァ!!

                                                                            選り抜き一口エッセイ: 「漏れ」がネットを救う話|にゃるら
                                                                          • 一口エッセイ:ちぇるーん|にゃるら

                                                                            決してアプリゲームをプレイすることない自分ですが、我慢できずにチエルについて色々調べて完全に頭ちぇるってしまった。友人のぎどれさんに「チエルが一番好きなんだよね……」と話したら、「自分もです」と静かに頷いてくれて嬉しかった。 以前、プリコネ2期なかよし部回をベタ褒めし、なかよし部を手掛けたシナリオライター・王雀孫を存分に語りました。何を隠そう、チエルは王雀孫が描くヒロインのイデアのような存在であり、チエルがちぇるちぇるするたびに、今まで攻略してきたNavelヒロインたちが重なって涙が止まらなくなるのです。王雀孫先生はチエルのようなキャラクターを20年書き続け、それが大人気アプリゲーと合わさり、美少女ゲームなんて毛ほども知らない若者たちにも大人気キャラと化した事実に胸が熱くなる。 チエルは頭の色と同じくぶりっ子お花畑女だが、その本質は「頭が回る悲しい道化」。チエルは自身の顔が良い美少女である

                                                                              一口エッセイ:ちぇるーん|にゃるら
                                                                            • 一口エッセイ:Instagram開設とナンパ|にゃるら

                                                                              Instagramを始めました。打ち合わせで久々にカエルDXさんと話していたのですが、カエルさんが自身の絵日記をインスタにも転載したところフォロワーが増えてきて楽しい! とのことで興味を持った。まさか「インスタいいよ!」と言われて即開設するとは思っていなかったでしょう。こういう韋駄天な行動力が勝ちに繋がる。誰に勝つんだ。 真面目な話、みるみる画像や動画ベースになっていくSNSにおいて、テキスト一本でTwitterと戦っている場合ではない。インスタやYouTubeに乗り出していかねば、僕らネットでしか生きられないハゲは死んでしまう。他媒体でも仲良くしてくださいね。 せっかくなので、インスタでは、本やフィギュア、レアモノ自慢、あまりTwitterでは書かないファッションの話とかしようと思います。棲み分け! さて、画像は最近買ったロングコートなのですが(オタクはロングが大好き)、先日これを着て渋

                                                                                一口エッセイ:Instagram開設とナンパ|にゃるら
                                                                              • 一口エッセイ:ニコニコ動画と変なヤツらの受け皿|にゃるら|note

                                                                                『レッツゴー!陰陽師』が15周年であるらしいです。あらゆる困難が科学で解決する平成の時代が終わり、陰謀論と混乱が渦巻く令和の世が訪れたことを矢部野彦麿はどう感じているのでしょう。 この動画はご存知の通り、ニコニコ動画の超古株です。歴史ですね。当時クソガキだった僕も携帯動画変換君でPSPに入れて視聴していましたよ。それが最も未来的なことだと思っていたから。 そんな自分が、時を経て大人になり、運営会社のドワンゴと仕事をした時は不思議な気分でした。2017年かな。僕がねこますさんのことを書いた記事が広まったことで、登場したばかりのVtuber文化について教えてくれとドワンゴのお偉いさんが夜中にやってきたんです。そのまま隣にいただけの友人の岡島と一緒にタクシーで運ばれた。それからしばらく、僕は企画などを、岡島は動画編集を担当した。社内はとても自由で、起きた時間に来て適当な時に帰る社員も多かったし、

                                                                                  一口エッセイ:ニコニコ動画と変なヤツらの受け皿|にゃるら|note
                                                                                • NEEDY GIRL OVERDOSEのいろんな話(ネタバレ無し)|にゃるら|note

                                                                                  1月に発売ししたニディガが、めでたい事にたくさんの方から愛される作品となりました。2週間で20万本、嬉しいね! 諸々の数字が大きくなるに連れ、やることも増えてきまして、発売前より忙しくなるという嬉しい悲鳴を上げている状況です。仕事があるのは良いことですね。これからも、超てんちゃんとあめちゃんのために頑張ろうと思います。いや、もう「超てんさん」だな……。 というわけで、ネタバレ無しで、製作にまつわるお話とか、ちょっとした裏話を書いていったりします。オタクは長文で作品の話をするのが大好き! ↑僕が書く細かくて長ったらしい話より、有能な編集さんが丁寧にまとめた発売前インタビューを読んだほうが、百倍わかりやすいですけどね! ・企画とか 今作は、何を隠そう僕が企画したゲームです。 「企画」って具体的になに? って方も少なくないでしょう。僕も、なんかアニメのOPとかでクレジットされてる役職くらいのイメ

                                                                                    NEEDY GIRL OVERDOSEのいろんな話(ネタバレ無し)|にゃるら|note