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  • 3.なぜ日本は水田を求めたのか【第3章「農」が造った国土】:関東農政局

    「そんなに水路を造るのが難しいのなら、普通の畑にすればいいじゃないか」「なぜ、そんなに水田ばかりにこだわるんだ」という疑問がわいてきます。実は、これはとても重要な問題なのです。日本という国そのもの、国土や社会の仕組み、文化や教育、人の気質や体質、人々の生活や行事にいたるあらゆることが水田社会を基に形成されてきたからです。 日本に水田が定着した大きな理由として、まずは農地としての優秀さが挙げられます。つまり、太陽エネルギーの変換率が非常に高いこと。 現在の日本は外国からたくさんの食料を輸入していますが、江戸時代は完全に自給自足、つまり、国内の農地から生産されたものだけで約3000万人が暮らしていたわけです。江戸中期の農地面積は約300万haですから、1人あたり約10a(おおよそ32m四方)になります。同じ頃のヨーロッパでは、1人生きるのには1ha(100m四方)以上の農地が必要だったといわれ

    • 里山ナショナリズムの源流を追う 21世紀環境立国戦略特別部会資料から|GFB

      更新情報 ・誤字、表記ゆれの修正と、IGESに関する追記を行いました。(2019年12月31日) ・矢原徹一さんのブログ記事での指摘を受け、総合地球環境学研究所のプロジェクト「日本列島における人間ー自然相互関係の歴史的・文化的検討」に関する内容を修正しました。(2020年1月1日) ・矢原徹一さんが『環境史とは何か(シリーズ日本列島の三万五千年史ー人と自然の環境史1)』中の「第5節 西欧的自然観と日本的自然観の違いとその意義」を公開してくださいましたので以下のリンクを追記します。是非ご一読ください。(2020年1月2日) 西欧的自然観と日本的自然観 - 空飛ぶ教授のエコロジー日記  (Y日記)(研究業務用) https://yahara.hatenadiary.org/entry/2020/01/02/210245 本稿の内容は私の独自調査と考察に基づき構成されています。登場する人物につい

        里山ナショナリズムの源流を追う 21世紀環境立国戦略特別部会資料から|GFB
      • 情緒的な「里山」概念の危うさ - 空飛ぶ教授のエコロジー日記  (Y日記)(研究業務用)

        GFBさんのツイート(https://twitter.com/MC_sashiba/status/918463407363260416)で、トキやコウノトリの野生復帰をめざす事業が行政の後押しも受けてやや前のめりになっていることを知りました。ツイートにリンクされている行政文書を斜め読みして、とりあえず以下のツイートを書いておきました。 「関東でトキやコウノトリの野生復帰を目標にする計画は、「自然再生事業指針」にまとめた原則(下記)に照らして、再検討が必要だと思います。まず、「基本認識の明確化」が不十分。」 この手の野生復帰事業は、植物の移植と一緒で、復帰先(移植先)の環境を整えずに、放鳥(移植)をやろうとしています。復帰先(移植先)の環境を整えて、自然に分布を広げてくれるようにするのが基本です。復帰先(移植先)の環境を整えずに放鳥(移植)しても、うまくいきません。これは生態学的な復元事業の

          情緒的な「里山」概念の危うさ - 空飛ぶ教授のエコロジー日記  (Y日記)(研究業務用)
        • 東アジア文化講座(全4巻)★染谷智幸、金文京、小峯和明、ハルオ・シラネ編 特設サイト

          文学通信|多様な情報をつなげ、多くの「問い」を世に生み出す出版社 日本語・日本文学の研究書を中心に、人文学書全般を刊行する出版社、文学通信のブログ。 文学だけにこだわらず周辺領域も含め、意欲的に刊行していきます。 出版活動と同様に、webでも積極的に活動することで、多様な情報をつなげ、多くの「問い」を世に生み出していきたいと思います。 〒114-0001 東京都北区東十条1-18-1 東十条ビル1-101 電話03-5939-9027 FAX03-5939-9094 info@bungaku-report.com インボイス登録番号:T4011501023591 Tweet Share on Tumblr 前近代の東アジアの交流を学び、今に活かす! 東アジアの文化と文学の交流を学ぶシリーズ ★シリーズ特長★ ○各巻のテーマは 1巻「往還・海域・島嶼・交易・聖地」 2巻「漢字文化圏の文字、読

            東アジア文化講座(全4巻)★染谷智幸、金文京、小峯和明、ハルオ・シラネ編 特設サイト
          • 情緒的な「里山」概念の危うさ2 - 空飛ぶ教授のエコロジー日記  (Y日記)(研究業務用)

            22日に書いた記事には、たくさんの訪問があり、このテーマに関心を持つ人が多いことがわかったので、続編を書きます。 情緒的な「里山概念」という表現を見て、そうだそのとおり、と思った方と、やや不愉快な気持ちになられた方がいらっしゃるのではないでしょうか。「里山」という言葉は、里山は良いものだ、というある種の価値観と結びついているので、その言葉に批判的なことを書けば、このようなポジティブ・ネガティブな感情を呼びさましてしまうものと思います。 保全生態学は、価値観を相手にせざるを得ない点で、基礎生態学とは違う困難さをかかえているのです。この点について、「自然再生事業指針」では次のように書きました。 2−5 科学的命題と価値観にもとづく判断 <自然再生に関連する諸問題の中には , 科学的 (客観 的)に真偽が 検証できる命題 と,ある価値観 に基く判断が混在 していることに注意すべきである.生物多様

              情緒的な「里山」概念の危うさ2 - 空飛ぶ教授のエコロジー日記  (Y日記)(研究業務用)
            • 札幌出張 - ezohikiの日記

              海外からの観光客が戻り始めた札幌中心部 とやかく言う方もいるようですが大事なお客様 学生時の下宿の隣人(留学生)や 長男の幼なじみ(聾学校)のお母さん‥ いずれも中国の方でしたが面白い人たちでした 嫌○○の人って知り合いや身内に ○○人がいたら葛藤するのかな?知らんけど 9月に入り寝苦しさは解消されたものの、日中の暑さが尋常でないのは相変わらず。 先週末は久々の札幌出張でした。 ついにエスタ(旧そごう)が糸へんに冬 バスターミナルも今月いっぱいで閉鎖 S・O・G・O そごうへ行こう!なんてCMは遥か昔‥ コロナ禍の最盛期、札幌での会議や打合せは主に書面開催やWebでしたが、最近は対面が通常化し希望すればWeb参加も可、という形式が増えました。 手稲のカプセルで前泊 編入試験を控えた長女にカツメシを食わす‥ ん?何このアイス? 本社での挨拶回りで顔と名前を覚えてもらう、夜は他支社の仲間と懇親

                札幌出張 - ezohikiの日記
              • 四季の話 - 狩猟採集民のように走ろう!

                四季の創造 日本文化と自然観の系譜 (角川選書 638) 作者:ハルオ・シラネ KADOKAWA Amazon もうすぐ春ですね彼を誘ってみませんか、 春なのにお別れですか、 夏は心の鍵をあまくするわご用心、 夏夏ナツナツココナッツ愛愛アイアイアイランド〜翔んで夏しました、 真夏はゆかい真夏はゆかいワンダーワンダーブギウギ、 九月の雨はつめたくて、 いまはもう秋だれもいない海、 プラタナスの枯葉散る冬の道でプラタナスの散る音に振りかえる、 上野発の夜行列車降りたときから青森駅は雪のなか、 着てはもらえぬセーターを寒さこらえて編んでます、 なごり雪も降るときを知り…… 私が子どものころ、季節がいろんな歌謡曲に歌われてきました(夏はちょっとおかしくなってますね)。季節のイメージは連綿と反復され、日本人に内面化されています。桜を見ると、心がなやぐと同時に、はかなく散る情景に寂しさをおぼえるように

                  四季の話 - 狩猟採集民のように走ろう!
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