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裴松之の検索結果1 - 13 件 / 13件

  • 三国志14、蜀の天然の要害が再現され過ぎてエモい - 当たり判定ゼロ

    「問題です。三国志で蜀を建国した…」ピンポォン!! 「中山靖王劉勝の末裔!!」 「正解!早かった!問題は『三国志で蜀を建国した劉備は、一体誰の末裔と名乗っていたでしょうか?』というものでした」 冷静に考えれば2000年以上も昔の人物で、しかも皇帝でもない「中山靖王劉勝」なる人物が外国である日本でかなり知られていることは異常な光景じゃないですか。例えば平安時代の関白、藤原基経の次男の藤原仲平のことを中国人が知ってたらわりと怖いし、劉勝も皇帝の息子という点で似たようなポジションではないかと思うのですが、なぜか日本人は知っている。 あぁ、これが三国志脳…。 「武漢」と言われてもどこかわからないけど「荊州」と言われると「あの辺りか」とだいたいわかるし、「北京」の位置は知ってても「幽州」と言われると「思ったより北にあるんだな」というイメージに変わる。現代でも日本で一番有名な中国人はと言われれば習

      三国志14、蜀の天然の要害が再現され過ぎてエモい - 当たり判定ゼロ
    • 権力の腐敗と権力者に媚びる小物の権力行使 ~出世の階段として権力者に近づき、虎の威を借る狐として権力の濫用をすることによって権力は腐敗する - 日々是〆〆吟味

      権力への所属と末端的腐敗の原因 〜権力者にぶら下がる小物、という権力腐敗の構図 自己拡張としての所属 権力による自己拡張 代理的権力の行使という名目の、自己利益のための権力行使 〜すなわち権力の腐敗 権力の刷新 気になったら読んで欲しい本 『三国志』(漫画,演義,正史) マキャヴェリ『君主論』 カウティリヤ『実利論』 有賀弘,阿部斉,斎藤真『政治』 前回のお話 Loading... 権力への所属と末端的腐敗の原因 〜権力者にぶら下がる小物、という権力腐敗の構図 自己拡張としての所属 たいして知らないにもかかわらず、思想的グループに参加している(かのように見せる)ことによって、その人の発言はその人個人の発言よりも大きくなります。極端にいえば有名人の名前を出して相手を威嚇するようなものですね。俺はジャニーズの誰それと知り合いなんだぞ、といって女の子ナンパするようなタチの悪い男みたいなもんでしょ

        権力の腐敗と権力者に媚びる小物の権力行使 ~出世の階段として権力者に近づき、虎の威を借る狐として権力の濫用をすることによって権力は腐敗する - 日々是〆〆吟味
      • とうとう古代史書の記述にまで文句をつけだした自民党のイキり政治屋たち - 読む・考える・書く

        自民党の参院議員 山本ともひろ がこんなツイートをしている。 午前、自民党文科部会を開催。九州大学の川本芳昭名誉教授から「邪馬台国・卑弥呼の呼称と国号日本との関係」と題して講演して頂き、邪(よこしま)、卑(いやしい)は、当時の中国が周辺国を文明が劣ったものとして蔑称の意味でそれらの文字を当てたことが良く分かりました。今後どうすべきか考えます! pic.twitter.com/HbyjyATXzU — 山本ともひろ? (@ty_polepole) April 28, 2022 どうやら中国史書『三国志』の「魏書東夷伝倭人条」(いわゆる「魏志倭人伝」)における日本についての記述が侮蔑的だと怒っているらしい。 『三国志』が書かれたのって1700年以上も前なんだが、今さらそんなものに憤慨して見せる幼稚さには呆れるほかない。 だいたい、今後どうすべきか考えるって、何を考えるというのか。 まさか中国政

          とうとう古代史書の記述にまで文句をつけだした自民党のイキり政治屋たち - 読む・考える・書く
        • 裴松之がいなければ三国志は歴史に埋もれていた?80歳まで生き劉宋で出世した[老歴史家の功績とは?]

          おそらく80パーセントの三国志ファンは知らないと思われる裴松之。彼は偉大な歴史家で『三国志』を多方面から研究した人物です。 彼の偉業がなければ『三国志演義』は産声を上げなかったかもしません。ここでは、裴松之と彼が注釈をつけた裴注三国志にフォーカスしていきます。 監修者 kawauso 編集長(石原 昌光) 「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。 コンテンツ制作責任者 おとぼけ(田畑 雄貴) PC関連プ

            裴松之がいなければ三国志は歴史に埋もれていた?80歳まで生き劉宋で出世した[老歴史家の功績とは?]
          • 督郵は、後漢のみんなの嫌われ者だった?劉備だけでなく[満寵にもシバかれた監督官の真実]

            汚職督郵張苞を拷問死させた満寵 督郵をシバいたもう一人の人物、それが魏の満寵(まんちょう)でした。そもそもこの満寵自身18歳の時に督郵になっていて、郡内で私兵を率いて暴れ回り、農民を傷つけていた李朔(りさく)という男を太守の命令で捕らえて拷問。その余りの恐ろしさに李朔は二度と略奪行為をしなかったというおっかない男です。 その後、高平県令になった満寵ですが、その頃、張苞(ちょうほう)という人物が督郵になりました。こいつが汚職野郎で、あちこちから賄賂(わいろ)を取って県の政治を乱しました。そこで満寵は張苞が宿舎に居る時を狙って兵を率いて押し込んで逮捕、贈賄の罪を白状させようと情け容赦なく拷問に掛け、その日で殺してしまいました。やりすぎたと思った満寵は、その日で県令を辞め故郷に帰っています。 いやあ、怖いですねぇ、、三国志演義の張飛でさえ殺すまでは行かなかったのに、満寵は役目で捕縛して涼しい顔し

              督郵は、後漢のみんなの嫌われ者だった?劉備だけでなく[満寵にもシバかれた監督官の真実]
            • 【裴松之の影響力】注解一つで変わる[三国志演義]の世界

              我々が親しむ『三国志』にまつわるゲームや漫画のほとんどは明代に編まれた小説『三国志演義』を下敷きにしています。 そんな小説『三国志演義』もまた、三国時代が終わってすぐの西晋時代に陳寿(ちんじゅ)によって編まれた正史『三国志』をベースにしているわけですが、おそらく陳寿の『三国志』が「そのまま」だったら、『三国志演義』が生み出されることはなかったでしょう。 監修者 kawauso 編集長(石原 昌光) 「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修

                【裴松之の影響力】注解一つで変わる[三国志演義]の世界
              • [三国志の謎]諸葛亮が織りなす三顧の礼の真実

                三顧の礼の記述 三顧の礼は、正史三国志諸葛亮伝に書かれています。こんな記述です。 先主(劉備)は新野に駐屯していた。徐庶が先主に会うと、先主は徐庶を逸材であると 思った。徐庶は先主に言った。 「諸葛孔明は臥(ねむ)れる龍です。お会いになりたくありませんか?」 先主「君が連れてきてくれ」 徐庶「この人に会いに行くことはできても呼びつけることはできません。 ご自身で訪問なさるのがよろしいでしょう」 そこで先主は諸葛亮を訪問し、およそ三度の訪問で会うことができた。 このあと、劉備が憂国の志を述べ、諸葛亮が天下三分の計を献策する文言が続けて書かれています。「およそ三度の訪問で」とあるから、実際三回ぐらいは足を運んだっぽいですよね。 諸葛亮伝に「およそ三度の訪問」とあるのになぜ疑う? 正史三国志にバッチリ書かれているのに、なぜ「三顧の礼はなかった」という説があるのでしょうか。それは、正史の諸葛亮伝の

                  [三国志の謎]諸葛亮が織りなす三顧の礼の真実
                • 趙雲が劉禅時代に急激に昇進したのは関羽や張飛がいなくなったお陰だった?[真実の三国志]

                  趙雲は蜀(221年~263年)の将軍です。公孫瓚に従軍していましたが、その時に知り合った劉備についていき亡くなるまで戦います。趙雲は正史『三国志』において、非常に事績が少ない人物なのです。 それはどういうことなのでしょうか? 実は一般に浸透している趙雲の事績のほとんどが、劉宋(420年~479年)の歴史家である裴松之が正史『三国志』に記した注なのです。そこで今回は正史『三国志』で陳寿が記した趙雲の事績にまとをしぼって解説しようと思います。 監修者 kawauso 編集長(石原 昌光) 「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパー

                    趙雲が劉禅時代に急激に昇進したのは関羽や張飛がいなくなったお陰だった?[真実の三国志]
                  • [三国志の裏話]陳宮が曹操に背いた真の理由

                    稀代(きだい)の裏切り者といえば呂布(りょふ)ですが、そんな呂布に「いつ裏切るかわからない奴」と思われていた人物がいます。それは、陳宮(ちんきゅう)です。 正史『三国志』の裴松之(はいしょうしちゅう)注によれば、「陳宮は自分のことを我が子のように可愛がってくれていた曹操(そうそう)を裏切りました。陳宮がいつ裏切るか、わかったものじゃありません。」という妻の言葉を聞いた呂布は、陳宮の策を最後まで聞き入れなかったと言います。 曹操を裏切ったことにより、結果的に破滅の道を辿った陳宮。なぜ陳宮は曹操を裏切ったのでしょうか? 監修者 kawauso 編集長(石原 昌光) 「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り

                      [三国志の裏話]陳宮が曹操に背いた真の理由
                    • 董卓は皇甫嵩に赤っ恥をかかされていた![怒りの董卓が後年にやった大人げない復讐とは?]

                      皇甫嵩(こうほすう )は後漢(25年~220年)末期の人物であり、黄巾の乱討伐で功績を挙げた人物で有名です。正直なことを言うと、筆者も詳しいことはあまり知らないのです。実はこの人は『後漢書』と正史『三国志』に注を付けた裴松之(はいしょうし)が持ってきた史料にしか登場しません。 そこで今回はそれらをもとに皇甫嵩に関して解説します。 ※記事中のセリフは現代の人に分かりやすく解説しています。 監修者 kawauso 編集長(石原 昌光) 「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多

                        董卓は皇甫嵩に赤っ恥をかかされていた![怒りの董卓が後年にやった大人げない復讐とは?]
                      • 諸葛孔明の死因、三国志演義が描く衝撃の[病状]とは?

                        蜀(しょく)の丞相(じょうしょう)・諸葛亮(しょかつりょう)は西暦234年8月に北伐の前線・五丈原で病を発し亡くなりました。享年54。正史三国志の注釈に引用されている『魏書(ぎしょ)』によれば、諸葛亮は兵糧が尽き戦況も行き詰まって憂いと怒りのために血を吐いたとありますが、正史三国志の注釈者・裴松之(はいしょうし)は『魏書』が魏を誇大に書くための妄言であるとしてこれをしりぞけています。 「血を吐く」とは、事態が思うようにいかずに気持がくじけたことを示すテンプレ描写に過ぎません。つまり、史書には諸葛亮の病状について信憑性(しんぴょうせい)のある記述はありません。本稿では、フィクションの中の登場人物の話として、三国志演義李卓吾本(さんごくしえんぎりたくごぼん)に記されている諸葛亮の病状を読み解いてみます。 ※以下、本稿の記述は全て三国志演義李卓吾本に沿ったものです。 監修者 kawauso 編集

                          諸葛孔明の死因、三国志演義が描く衝撃の[病状]とは?
                        • 三国志で学ぶデータ分析 (原稿写し) - ill-identified diary

                          概要この記事は 2019/12/7 に開催された Japan.R の発表原稿である.github.com speakerdeck.com 小難しいテクニックを使ったことをアピールせず, なるべく単純な方法だけで, データから何が言えるのか, 何を示せるのかを作業の流れに沿ってチュートリアル風に説明する, というのがコンセプトである. スクレイピングによるデータの取得, 加工, そして要約統計量の計算やグラフの見せ方, といった事柄はほとんどのデータ分析で必要な基礎技術だと思うので, 実践的な例になると踏んでいた. 当初は 5分間のLTの予定だったので要約統計量 (記述統計量) の見方とかだけを話すつもりだったが, 20分枠に変更したことに合わせてボリュームを増そうとしたらバランスが狂った感じになった. (小難しいことをしないとか言いながら色気を出してディープラーニングに手を出そうとしている

                            三国志で学ぶデータ分析 (原稿写し) - ill-identified diary
                          • 人類が生み出した最高の物語!!三国志最強の名将・英雄ランキングトップ100(演義トップ40&正史トップ60) - 俺の世界史ブログ!~世界の歴史とハードボイルドワンダーランド~

                            三国志、好きか? 俺は好きだぜ! もはや好きを通り越して人生の一部になっていると言っても過言ではないかも知れない。 三国志、それは人類が生み出した最高の物語。 小学校低学年の時初めて買ってもらったスーパーファミコン。一緒に買ってもらったのはスーパーマリオと三国志だった。 当時はよく父親とテレビで三国志で対戦していて母親に文句を言われたっけ。 その後は「アニメ版三国志」やその原作の漫画「横山光輝三国志」その原作の小説「吉川英治三国志」を経てもう絶版になってしまったけれども光栄から出ていた「爆笑三国志シリーズ」を出るたびに勝っていた。 大人になってからも漫画「蒼天航路」やアーケードゲーム「三国志大戦」などにはまってしまい、ついにはこんなブログまで作ってしまったぐらいだ。 そう、「俺の世界史ブログ」は元々は三国志の特化ブログにしようとしていたぐらいなのだよ。。 という訳で今月のベスト100シリー

                              人類が生み出した最高の物語!!三国志最強の名将・英雄ランキングトップ100(演義トップ40&正史トップ60) - 俺の世界史ブログ!~世界の歴史とハードボイルドワンダーランド~
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