https://vetechu.hatenablog.com/entry/2019/05/09/223033 面白いところもありますが、本気で面白いと思ってるものについて書いてるかんじがしなかったです。とはいえ、リアクションしないのも嘘になるので、少しコメントします。 ベテラン中学生のブログの良いところは、自分がポテンシャルを感じてるものや好きなものを素直に直観的な語りのなかでポジティブに提示できるところだと思っています。 けれど、今回の文章では瀬戸夏子のどこに青松さんが可能性を感じたのかがよくわからなかったです。肯定するにしても否定するにしてもです。発見はあるし、面白いアイデアも書かれてるとは思うけれど、肝心の歌の読みに創意工夫が感じられないし、これだと「瀬戸夏子トガってる風だけどよくわからない」論の一種になってしまうのではないでしょうか。「なんとなく理解できるところもあるけれど、自分と
☐☐☐ 短歌は水泳のようだと思う。 短歌は水泳のようだと思う。我々は水の中ではうまく動けない。水圧がかかって、空気の中よりも身体が強く縛られるから。だからこそわざわざ水の中へ入っていって、少しだけ浮かぶ部分で息継ぎをして、できるだけ速く、できるだけ遠くまでその縛りから逃げようとする。 短歌は水泳のようだと思う。我々は日々言葉を使うことにちゃくちゃくと、ちゃくちゃくとストレスを感じる。だからそれに対抗するために定型というバリケードを張り、(敗北を決定づけられた?)言葉そのものの不自由さとの戦いに挑む。わざわざ水の中へ入っていって、少しだけ水に浮かぶ部分で息継ぎをして、できるだけ速く、できるだけ遠くまでその縛りから逃げようとする。 短歌は水泳のようだと思う。水泳は、自分に向いていなければやめればいい。21世紀には船がある。地上に水はない。短歌は、というか言葉を生成するのはそうはいかない。言葉と
SNSなどを中心に若者の間で広まった現代短歌のブームは、ますます勢いを増しています。今回は、2010年代に発表された現代口語短歌の歌集の中から、初谷むい、谷川電話などによる選りすぐりの歌集を4作品ご紹介します。 2019/06/12 SNSや短歌投稿サイトなどを通じて広まった現代短歌のブームは、新しい時代を迎えてさらに盛り上がりを見せています。TwitterやInstagramの中で短歌を目にすることも増え、この頃は実にさまざまな人が自由に現代短歌を楽しんでいるようです。 歌集の世界でも、近年では「次世代」を感じさせるようなユニークな作品が多く見られるようになってきています。 今回は、2010年代に発表された最新の現代短歌の歌集の中から、特に新しさを感じさせる珠玉の歌集を4作品選んでご紹介します。 『花は泡、そこにいたって会いたいよ』(初谷むい) 出典:https://www.amazon
最近、「ネットでみんな無料でコンテンツを発表するようになってタダでいくらでもコンテンツが楽しめるので、ライターとかミュージシャンとかが食えなくなってしまって文化衰退の危機にある」なんて話をときどき聞くけれど、僕はその話を聞くたびに短歌のことを思い出している。 10年くらい前の学生の頃に、短歌をよく作ったり短歌サークルに顔を出したりしていた頃があった(pha::home > 作品群 > 短歌)。短歌というジャンルはもうずっと昔からカネにならないのが前提で、短歌でカネを儲けようとする人もほとんどいなくて地味で小規模な世界なんだけど、でもそんな状況でもそれなりに新しい若い人が参入してきたり、いい歌が年々生み出されていったりしている。だから、全くカネにならなくてもそれなりに世界は回るしそれなりにいい作品が生み出されていくということを何となく実感として知っている。 ということを書こうと思ったのは、昔
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