出版したペーパークラフト本を持つ土屋さん。左手前がバクテリオファージ。手前のDNA配列は新作だ=新潟市西区 生物の授業に関心を持ってもらおうと、ペーパークラフトを採り入れている県立新潟翠江高校の教諭土屋英夫さん(35)が、ウイルスや古代の生物など10種のペーパークラフトの作り方を載せた本を昨秋、出版した。土屋さんは「生徒たちが身の回りの理科や生物に少しでも興味を持つきっかけになればうれしい」と話している。 土屋さんがペーパークラフトを作り始めたのは、私立高校で常勤講師をしていた2003年ごろ。科学のわかりやすさを発信する「飛び出す絵本」を見て、同じような仕掛けを自分でも作ってみたいと考えた。 初めて作ったのは、細菌に感染するウイルス「バクテリオファージ」のペーパークラフト。一般のペーパークラフトの本などを参考にしながら、はさみで切り開いて作った。 授業で配って作らせてみると、20分もせずに