※登場人物紹介 ・rei…特別支援学校に通う小学4年生。当時は1切喋れず唖者と思われていた ・ケイサン…同級生の友人。頭が良く力も強いが計算が全くできない ・ムシ君…同級生の友人。虫にしか興味がなく、家庭事情が芳しくない ●授業中のできごと、勉強、学校生活、帰り道に石を投げられる2 事件以降、通学路で表立って小突かれたりする事は無くなった。私達も放課後はしばらく学校に残って同世代の子供達との下校時間をズラす等の対策を取るようになっていった。しばらくはこれで上手く行ってたが、やがて重大な問題の発生に気付かされた。小学校低~中学年より下校時間の遅い小学校高学年女子との鉢合わせである。小学校高学年においては女子の方が成長が早いので男子より力が強いが、加えて女子には男子と違い暴行の手加減がなかった。全力で石を投げつけてくる。男子より力の強い人間が全力で私達目掛けて複数で石を投げつけてくるのである。