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TGS2024
q.livesense.co.jp
小学生が「さん付け」で呼び合う時代 みなさんは職場でなんと呼ばれているだろうか。そして、一緒に働く人のことをなんと呼んでいるだろうか。 「○○さん」「○○ちゃん」「○○くん」「役職名」「呼び捨て」「ニックネーム」「ビジネスネーム」。相手によって呼び方が違うこともあれば、自分なりの考えがあって呼称を統一していることもあるだろうし、会社によっては呼称ルールが明確に定められていることもあるだろう。 職場における呼称について考えたのは、社内のあるスラックチャンネルで、次のようなコメントと記事がシェアされたことがきっかけだった。 娘の通ってた小学校で「さん」の呼称が徹底されていて、こどもたちも基本的に教室では「名字+さん」で呼び合っていた。 娘から「××さんがね、」って聞くとつい最初の頃は「××さんは、××くんなの? ××ちゃんなの?」っていちいち性別を聞きたくなってたんだけど、だんだんそれが要らな
昨年一二月一五日にリリースした本ブログ Q by Livesense はさいわいにも多くの人にご愛読いただいた。新春初となる本記事では、このブログの企画プロセス――なぜ縦書き長文なのか、なぜQ(Question)を前面に出したのか、なぜリブセンスがこんなメディアをつくったのか。その経緯について書いていきたい。 制作物は機能しなければ意味がない リブセンスは今年で設立から十五年になる。ぼくは二〇二〇年の春からコーポレート・アイデンティティ(以下、CI)を再考するプロジェクトを立ち上げ、社内の数十人にインタビューをしながら、現在の会社の姿を捉えなおそうとしていた。インタビューを重ねて見えてきた今の会社の実相はそれなりに新鮮で、新しいビジュアルのポスターもチームでつくりあげ、それはそれで大きな収穫にはなった。しかし、そこから「CIブック」のような制作物に落とし込んで終わりにする気にはなれなかった
What’s Q by Livesense? 格好いい正解に憧れたりもするけれど 会社は何を書くべきだろうか。企業のブログは、身も蓋もないことをいえば、宣伝のために行なわれる。わたしたちはこんなに素晴らしい。こんな面白いことをやっている。そういう発信がオウンド・メディアの名のもとに氾濫している。スマートな書きぶりと格好いい正解は確かに眩しい。でも、なんだか無理に答えを出したがっているようにも見えてしまう。 ほんとうは、もっと悩んでいるはずだ。悶えているはずだ。企業が事業成長だけを考えていればいい時代は終わり、今日ではその姿勢をこそ問われている。自由、格差、倫理、差別、生産性、疎外、幸福……。何が正しいんだっけ。正しさってなんだっけ。格好いい答えに憧れたりもするけれど、その一歩手前で考え続けていたい。 ここはそんな時代の企業のブログ。言いよどんだり、迷っていたり、結論がなかったり。ちょっと企
次の文章を、状況を想像しながら読んでみてほしい。 「路上で交通事故がありました。大型トラックが、父親とその息子をひき、父親は即死しました。息子が意識不明の重体で病院に運ばれると、手術に当たろうとした外科医が『これは私の息子!』と叫んだのです」 さて、どういうことか、すんなり理解できただろうか。父親は亡くなったはずなのに、どうして? これは、ジェンダーステレオタイプを試すアクティビティ。外科医と聞くと、直感的に男性を思い浮かべる人が多数だろう。しかし「外科医が母親だった」と分かると意味が通る。 厚生労働省の二〇一八年の調査によると、病院勤務の外科の女性割合は七・一%と実際に少ない。そのため「外科医=男性」と考えることは合理的とも言える。しかし、そうではないケースに気付かなかった人は、ステレオタイプから抜け出しづらい思考をしているかもしれない。 (本筋から逸れるが、この例文はもう一つのステレオ
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