Jリーグの監督は、目の前の試合に対してどんな準備をし、結果をどう受け止め、そしてどんな思いで次の試合に向かうのか……。 本連載では、湘南ベルマーレを率いる曹貴裁監督が、試合に臨むまでの過程を記した前週の日記と実際の試合結果を受けての胸中を同時に紹介。 悩み、考え、決断する監督のリアルな声を毎週お届けします! 今週のテーマは、連敗中だからこその「自分たちの良さを呼び醒ます作業」。 先週の鹿島戦に向けては、甲府戦のショックを引きずることなく良い準備ができたという手応えがあったが、結果的には力の差を見せつけられる敗戦となってしまった(0-3)。 こういう時期は、悪い所を探すといつも以上にそのことがクローズアップされてしまうのがチームという生き物の難しいところ。だからといって悪いところに目をつぶり、チームに危機感を持たせないというやり方もまた違う。鹿島戦の課題を修正するだけでも、自分たちの良さを磨