humanitiesctr.cas2.lehigh.edu 前回に引き続き、動物愛護運動の歴史を書いた本に関する記事を紹介。 「政治的なケアと、子供と動物に対する配慮:歴史的視点」 (前略) 「感傷と野蛮:アメリカの歴史における動物と子供の境界を崩す」と題された講演の冒頭で、スーザン・ピアソン(Susan Pearson)教授は「子供は考える対象として良い」というは言った。この言葉は人類学者のクロード・レヴィ・ストロースの有名な格言である「動物は考える対象として良い(animals are good to think with)」をもじったものだ。人間以外の動物と同じように、子供の存在…子供の存在論的な地位、子供というカテゴリー…は人間という存在の概念の基盤を生産的に問題化することに使うことができる。人間という存在の(他の生物種に比べた)優位性や、(自然であり安定した実体物としての)自律は