タグ

山形浩生に関するt-satのブックマーク (8)

  • ジェイコブズの教訓:強いアマチュアと専門家の共闘とは - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    ちょうど一年ほど前に、別冊『環』がジェイン・ジェイコブズの特集を作るというので、寄稿した。 ジェイン・ジェイコブズの世界 1916-2006 〔別冊『環』22〕 作者: 塩沢由典,玉川英則,中村仁,細谷祐二,宮崎洋司,山俊哉出版社/メーカー: 藤原書店発売日: 2016/05/26メディア: 単行この商品を含むブログ (1件) を見る このの企画をきかされたとき、どんなになるかはだいたい想像がついて、まあほぼその予想通りだった。いろんな分野の専門家が、自分なりの専門分野からジェイコブズについてあれこれ語る――それは決して悪いことではないし、その意味でこのも、悪いものではない。 が、すっごくよいものでもない。『アメリカ大都市の死と生』解説でも書いた通り、ジェイコブズの価値は、そういう専門分野を無視したところにあるからだ。各種専門家の意見の寄せ集めでは、たぶん不十分だ。さらに、ジェ

    ジェイコブズの教訓:強いアマチュアと専門家の共闘とは - 山形浩生の「経済のトリセツ」
  • 浜野『なんとかはキリストを超えた』:あきれた。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    前田敦子はキリストを超えた: 〈宗教〉としてのAKB48 (ちくま新書) 作者:濱野 智史出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2012/12/07メディア: 新書 ごみくず。このの理屈なら、長島茂雄が自分のアレで「巨人軍は永遠に不滅です」と言ったことをもとに、長島茂雄はキリストを超えたという説だって書ける。主張はすべて、かろうじて必要条件はあっても、十分条件皆無なので、信者以外には一言一句たりとも説得力ないよ。アキバ48を押し立てれば尖閣問題も竹島問題も解決だとさ。やれやれ。前著は少しいいと思ったけれど、今後ぼくはこの浜野の書いたものは目に入れないようにすることにした。もラオスに捨ててきます。こっちの古屋に売って純真なバックパッカーたちの精神汚染を引き起こしてはいけない。 追記 そうそう、ぼくが書でもう一つ耐えがたかったのは、もうを捨てちゃったので正確には覚えてないが、序文の最

    浜野『なんとかはキリストを超えた』:あきれた。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
  • How to Become A Computer Nerd

    ascii.PC 連載 コンピュータのき・も・ち / 新教養としてのパソコン入門 ――あるいは How to be an Computer Otaku なんかいろいろ仕事が増えてきたし業もバタバタしてるしで、さらにずっと懸案のバロウズやファイナンスを書かなきゃいけないので、ちょっと連載とか単発原稿とか減らそうといろいろ画策していて、時事問題についてどうのとか、やさしい経済ナントカを、とかいうやつはとにかく断り続けていたんだけれど、新しい分野でなにかやれと言われるとついつい乗ってしまう。ハーパースバザーしかり、そしてこれもその一つだ。コンピュータについての一般向け解説。超初心者だけれど、知的興味はある人向けの解説。 実際やってみると、結構骨だ。つまんないたとえ話でお茶をにごすのはアレで、なんかもっと大きな概念をつなげてその一部としてとらえることで、コンピュータ的な考え方が理解しやすくな

    t-sat
    t-sat 2012/09/25
    cakes関連でweb上に公開されてる事を知ったが、思いの外見つけにくかった。
  • 西村清和『プラスチックの木でなにが悪いのか』:だらしない印象論と詰めの甘い議論によるトートロジーしかない本 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    プラスチックの木でなにが悪いのか: 環境美学入門 作者: 西村清和出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2011/12/21メディア: 単行購入: 2人 クリック: 226回この商品を含むブログを見る 情けなく空疎で無価値な。 一応論文集なんだが、扱われている問題は表題となっている論文(そして質問)に集約される。ぼくは最初、「何が悪いのか」だから、プラスチックの木でもいいはずだ、という議論だと思ったら、この人は当に悪いと思ってるのね。もちろんそういう考え方はあるだろう。 でも、その議論はすべてトートロジーにすぎない。たとえば一通り議論を終えたあとでのまとめのこんな文。 自然の木を断念してプラスチックの木に代えることは、それがけっして自然の木の美的経験の代わりになることはないから、単に自然に対する義務や自然の断念という倫理上の問題としてではなく、まずは美的にまちがいであり悪いのである。

    西村清和『プラスチックの木でなにが悪いのか』:だらしない印象論と詰めの甘い議論によるトートロジーしかない本 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
    t-sat
    t-sat 2012/01/21
    「精巧な」ってのの、程度問題にもなりそう(多分、取り上げられてる本の著者はそう考えてないんだろうが)。/人間が老化する限り「アルファさん」は異質だよなぁ。
  • 自然エネルギーが安くなったら:温暖化で結集した環境運動崩壊への序曲 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    山形浩生 クルーグマンがこんな記事を書いている。 要するに、太陽電池のコストがかなり下がってきて、石油や石炭と張り合えるようになってきた、という話。だからもう変な化石燃料発掘はしなくていいかもしれない、とのこと。 さてぼくはこれに70パーセント賛成だ。ぼくはクルーグマンの議論の中で、石油メジャーがこれをつぶしにかかるかも、といった議論については、陰謀論もいい加減にしろと思う。その部分が15%。そしてもう一つ、石炭とそのまま横並びで比べてもダメ。日が照らないと太陽光は使えず、自然エネルギーの最大の欠陥である安定性が担保できない。それをカバーするには、コストはさらに二段階くらい――あと半値くらい――下がらないと、当に競争力は出ないだろう。これが15%分。 でも、それ以外はすべて賛成だ。さらにもう一つ、これはロンボルグが長いこと主張してきたことだ、というのも指摘しておこう。いずれ太陽電池は安く

    自然エネルギーが安くなったら:温暖化で結集した環境運動崩壊への序曲 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
    t-sat
    t-sat 2011/11/14
    「温暖化否定論者」という言葉の意味が正反対じゃね?
  • ケインズ「一般理論」山形浩生訳(部分):新しい、英語知ってる、原文に忠実。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    ホント、みんなケインズの英語が名文すぎるとか実に難解だとかなんとかいうけど、ふつうだよ。当時の人の多くはああいう書き方したんだよ。マーシャルとか読んでごらんよ。みんな、自分の英語力がないのをごまかそうとして、わかりもしないのに美文だとか言ってるだけ。 すでに要約は一通りあげたけど、そんなに難しいと思わなかったし、普通に訳してみたよ。古くてうだうだしい感じを吸収するために、ですます調にしてみた。関係代名詞で長くだらだらつなげる文章は、遠慮なくぶった切った。でも、ケインズなんてこんなもんだよ。 ケインズ『雇用、利子、お金の一般理論』山形浩生訳(全訳) (pdf 780kb) これまでの訳は、英語経済学もよくわかってないやつが、もったいつけてむずかしく訳そうとするから難しくなってただけの話なんだよ。 まあこの調子で全訳あげるかどうかもわからないけど(スミスとマルクスも途中なんだよなあ)……とい

  • 「経済学の認知的ナントカ」:お勉強しただけのかけ声だおれ本 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    経済学の新しい認知科学的基礎―行動経済学からエマージェンティストの認知経済学へ 作者: 中込正樹出版社/メーカー: 創文社発売日: 2008/02メディア: 単行購入: 1人 クリック: 435回この商品を含むブログ (3件) を見る 完全に合理的な主体を想定した近代経済学がもはや限界に達していて、今後は認知科学に基づいた経済学の基礎の刷新が必要だ、と述べた勇ましい一冊なんだが、かけ声倒れで具体的な話にあまりに欠けているうえ、勉強不足が目立ちすぎる。 アマルティア・センの合理的な愚か者の話から、経済学の根的な想定がおかしい、というありがちな話をして、そもそも人間の根とは、ということでドーキンスやら脳科学で意識の発生やらアフォーダンスが云々述べて、そうした発想をもとに経済学を再構築、というんだが……どうやって? どの章も、いろいろお勉強しました、こういう理屈をもとに経済学を見直せる可能

    「経済学の認知的ナントカ」:お勉強しただけのかけ声だおれ本 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
    t-sat
    t-sat 2010/02/12
    amazon の中の人が面白い。
  • Magazine ALC コラム 2007/08

    『山形浩生の:世界を見るレッスン』 連載 19 回 風力発電の風車は醜い 月刊『マガジン・アルク』 2007/10号 要約:いまはエコロなお題目のせいで風力発電の風車がある風景がなにやら美しいものとして喧伝されているけれど、実際には異様な代物だし、構造的にもトップヘビーであぶなっかしいし、かなりみっともない。かつて黒煙を上げる煙突や鉄筋コンクリの団地が美しいと思われたのと同様、イデオロギー主導の美学で、いずれ死屍累々の廃墟になると思う。 先日、とあるインドの地方都市に、ご用聞きにでかけたのですよ。今後発展して、いろんな都市インフラ――たとえば下水とか電気とか――の整備が必要になったりしませんか、と。そこはガイドブックにも絶対載らない、これといって特徴があるわけでもないし規模も大きくないところで、情報はほとんどまったくなし。インドは地名のローマ字表記が統一されていないので、広域地図にあるそれ

    t-sat
    t-sat 2008/03/11
    見渡す限りに壊れた風車が林立する風景。
  • 1