「住所の揺らぎ程度のことにAIを使いたいだとかデジタル音痴」だの「住所の正規化なんてExcelで2時間あれば作れそう」だの、たいへんフットワークの軽やかな言説の数々に、位置情報界隈のみならず住所の正規化や名寄せに少しでも関わったことのあるエンジニアが総立ちでマサカリを投げていたのも記憶に新しい今日この頃ですが(2023年6月6日)、この手の騒動は周期的に起こってる印象です。 ということはつまり いつまで経っても解消されない、解決が困難な課題である その困難さが界隈以外に共有されていない であるわけで、その都度Twitterにトリビアが投下されてはTLが賑わい華やかではありますが、そろそろ自分の整理としてもどれだけ日本の住所システムがカオスで、その計算機的な処理がいかに困難かをメモっておこうかと思いました。 なおこの件については既にQiitaにGeoloniaの宮内さんが鼻血の出そうな良エン
警視庁が公開している「警視庁犯罪情報マップ」が、ネットで「活用したい!」と話題になっている。東京都内の治安を簡単に調べられるサイトになっており、時期的に引っ越しの物件探しなどで役立ちそうだ。 東京都内の治安を調べられる「警視庁犯罪情報マップ」 「警視庁犯罪情報マップ」(リンクで外部サイトが開きます)では、調べたい住所を入力すると、その場所の犯罪情報や、不審者情報などを確認することができる。具体的には、子供や女性に対する声かけやつきまとい事案などをまとめた「前兆事案情報」、特殊詐欺の犯行予兆電話である「アポ電情報」、侵入やひったくりなどの「犯罪情報」の発生状況を地図上に表示してくれるのだ。また、パソコンだけでなくスマートフォンでも閲覧可能で、歩きながら治安状況を確認できる。 このサイトを使えば、ちょうど新生活前のこの時期であれば、引っ越しを検討している人にとって、その地域の治安を知ったり、犯
地図開発プラットフォーム・Mapboxのシニアマップデザイナーであり地理学者でもあるトピ・ジュカノフ氏が、地域で最も知名度の高い出身者をマップにまとめた「Notable people」を公開しています。 Notable people https://tjukanovt.github.io/notable-people 「Notable people」では拡大していくと同じ国や地域の中に複数の名前が表示されるようになるのですが、拡大前の段階で見えている名前が地域で最も有名な出身者の名前となります。「Barack Obama(バラク・オバマ)」の名前が表示されているのはハワイなので、「ハワイ出身で最も有名な人はバラク・オバマ」ということになります。 マップ上で日本を表示すると以下のようになりました。北海道出身で最も有名なのは、「PERFECT BLUE」「千年女優」「東京ゴッドファーザーズ」「
Googleが年内ロールアウト予定のAI関連新機能を5つ紹介した。これまで屋外でしか使えなかったARナビ「Live View」を一部の空港やショッピングモールで使えるようになる他、経路検索のUI変更や大気汚染状況や気象を確認できるレイヤー追加などだ。 米Googleは3月30日(現地時間)、「Googleマップ」に追加する予定のAIによる新機能を5つ紹介した。いずれもグローバルにすぐに使えるようになるわけではないが、年内にロールアウトする計画だ。 ARナビ「Live View」を屋外だけでなく空港や駅でも利用可能に 「Live View」は、AndroidあるいはiOS端末で使えるARナビゲーション機能。徒歩での経路検索で、端末のカメラを周囲に向けると画面上の風景に矢印や施設名などが表示される。 これまでは屋外でしか使えなかったが、一部の空港、駅、ショッピングモール内でも使えるようになる。
国産のマップアプリ「地図マピオン」のiOS/iPadOS版が大幅リニューアル。外出時に便利な機能だけでなく、家で眺めても楽しく学びになる新機能も搭載されました。Googleやアップルにはない機能を紹介します。 眺めて楽しい「境界線マップ」や「えきのなまえマップ」 地図アプリといえばGoogleマップやアップル純正の「マップ」もありますが、ONE COMPATHが提供する「地図マピオン」は、それらとは違った使用感の地図アプリです。2020年11月末に6年ぶりのメジャーアップデートを行い、外出時だけでなく、外出自粛中に眺めてもよく、できるだけ外出時間を短くするため外出計画を立てるときにも役立つ機能が追加されました。 地図マピオン iPhone(App Store) Android(google Play) ※記事公開時点では、Android版はまだアップデートされておらず同じ機能は利用できませ
この色分けは、その地域の10万人当たりの新規感染者数の7日間平均を表す。 グレイ:1人未満 黄色:1~10人 オレンジ:10~20人 濃いオレンジ:20~30人 赤:30~40人 濃い赤:40人以上 矢印は感染者の増減を示す。 データは、ジョンズ・ホププキンス大学、New York Times、Wikipediaなど、信頼できる複数のソースからのものという。これらのソースは、世界保健機関(WHO)、各国政府の保健当局、州や地域の保健機関や病院などの公衆衛生機関からのデータを取得しており、既にGoogle検索の情報に反映されているとしている。 関連記事 Googleマップ、日本で「自転車ルート」に対応 10都道府県で 東京、神奈川、大阪、愛知、埼玉、千葉、兵庫、北海道、福岡、静岡の10都道府県で自転車ルートを検索できるようになる。 Googleマップ、DeepMindとの提携で東京などでの到
道路の方角は、隣り合う街どうしで微妙に違っていたりする。それが分かりやすいように道を方角によって塗り分けてみたところ、街の地形や歴史が見えて面白かった。 北海道、東京、京都、ニューヨークなどでやってみた。 今回、こんな地図を作った。 なんのこっちゃと思うが、拡大するとこうなっている。 道路を、その方角によって塗り分けたものだ。 右側の黄色いエリアは江東区。中央のカラフルなのは銀座とか日本橋だ。街ごとに道の方角が少しづつ違うということが色によってとても分かりやすくなっている。銀座から日本橋まで歩くと少しづつ道がカクッと曲がってるなーという感覚があるが、そういうこともまざまざと示されている。 こんなことできるかなと思ってやってみたらできて、結果も面白かったのでいろんな場所でやってみようというのが今回の趣旨です。 (本記事の地図は OpenStreetMap のデータをもとに加工したものです。末
先日、こんな地図を作った。 なんのこっちゃと思うが、拡大するとこうなっている。 じつは小さな文字が集まってできている。東京の地名の末尾の一文字だけを並べたものなのだ。 中央やや右でぽつんと「田」となっているのは、千代田の「田」だ。全体をよく見ると「山」「谷」「海」などが散らばっている。それぞれ、代官山だったり渋谷だったり青海だったりするのだが、こうやって末尾の一文字だけにすることでうまい具合にその土地の特徴や地形が浮かび上がるように見える。 どうしてこんなものを作ったか これを作ったきっかけは永太郎さんという方のツイートだ。 永太郎さんは京都で地理を専攻している学生だ。先日も「なんでもない地図を語る会」という記事でお世話になった。なにかの調査の一環だと思うが、地図から地名だけを抜き出してものを作っていた。これがとても面白く、しかもそれ自体ぎりぎり地図と言えないこともない。しかし、残念ながら
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