家中に落ちたり、服に着いたりと、悩みの種になりがちなペットの抜け毛。そんな「厄介者」を活用した小物作りが、「抜け毛アート」と呼ばれて広がっている。手触り感や、手軽さが人気。愛するペットを失った後の「ペットロス」にも効果があるようだ。 東京都多摩市の会社員山崎良さんとひろみさん夫婦は2016年夏ごろから、白、茶、グレーの飼い猫3匹の抜け毛を使った「抜け毛帽子」を作り、画像投稿のSNS「インスタグラム」に投稿を始めた。うさみみ帽子やとんがり帽子など100種類以上を投稿。良さんのアカウント「rojiman」(https://www.instagram.com/rojiman/)のフォロワーは8万人を超えた。 作り方は簡単。ベレー帽風の「どんぐり帽子」ならば、必要な毛はラーメンどんぶり一杯分。まず、抜け毛をほぐし、少量ずつ足して団子型に丸める。それからくぼみを作って頭が入るようにボウル型に整え、最