さいたま市南区の別所沼公園にあった、浦和名物のうなぎをPRするマスコットキャラクター「浦和うなこちゃん」の石像が、何者かに持ち去られていたことが分かった。県警は窃盗容疑で調べている。 石像は、市内のうなぎ料理店でつくる「浦和のうなぎを育てる会」の依頼で、漫画家の故やなせたかしさんがデザイン。かつてウナギがよく釣れたという別所沼の弁財天そばに2009年に設置された。浦和駅西口に設置されている石像と同じデザインだが、高さ約50センチ、重さ約18キロと小ぶりなサイズ。 市によると、17日午前6時半ごろ、公園の清掃員がうなこちゃんが台座を残して消えていることに気づいたという。公園で毎週釣りを楽しむという同市緑区の会社員井上吉政さんは「うなこちゃんは、あたりまえのようにあった風景の一部。さみしい」と話した。 さいたま市の清水勇人市長は20日の定例会見で、市の観光大使でもあるうなこちゃんの「失踪」につ