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  • 事故絶えない「第4種踏切」...廃止進まず 県内94カ所、生活影響

    2年前の事故を受け、通行止めとなった第4種踏切を通過する飯坂線。悲惨な事故をなくすため、対策が急がれる=福島市飯坂町平野 警報機も遮断機もない「第4種踏切」への対策が進まない。2年前の福島交通飯坂線での死傷事故を契機に鉄道会社は廃止を進める考えだが、住民の合意が得られず、県内には94カ所の第4種踏切が残ったままだ。全国で事故が後を絶たない状況の中で対策は必須だが、費用面から代替策も難しく、専門家は「自治体を交えた対応が必要だ」と指摘する。 危険性認識 「使わないと生活が不便になる。廃止は困る」。買い物などで自宅前の第4種踏切を毎日利用しているという、飯坂線の沿線に住む福島市の男性(72)は切実な思いを語る。一番近い警報機と遮断機のある踏切を使っても、線路を渡るのに5分以上かかる。危険性は認識しつつも「廃止以外の策はないものか」と、対応を求める。 2022年4月の飯坂線の事故では電車と軽乗用

    事故絶えない「第4種踏切」...廃止進まず 県内94カ所、生活影響
  • 二本松藩主の墓、東京から帰還へ 今秋には完了、竣工法要

    松史跡保存会は年度、二松藩丹羽家2代藩主長次(ながつぐ)らが埋葬されている青山墓地(東京都)の丹羽家墓所を、二松市の丹羽家菩提(ぼだい)寺・大隣寺にある市史跡丹羽家墓所の入り口付近に移設する。江戸時代の二松藩丹羽家歴代藩主10人の墓所が1カ所に集まることとなり、保存会の後藤宏迪(ひろみち)会長は「二松市民の心のよりどころとなっている歴代藩主の墓が一堂に会することは大変意義深い」と期待を寄せる。 保存会の御廟整備事業の一環で今後、保存会と丹羽家双方で諸手続きを進めて着工する。今秋には移設を完了し、現地で竣工(しゅんこう)法要を執り行う予定。 二松市の丹羽家墓所には現在、歴代藩主10人のうち、初代光重を含む8人の藩主が眠る。一方の青山墓地には、2代長次と最後の二松藩丹羽家藩主となった10代長国、11代から17代孝一さんまでの丹羽家当主が埋葬されている。 今回の移設は、保存会が

    二本松藩主の墓、東京から帰還へ 今秋には完了、竣工法要
    wackunnpapa
    wackunnpapa 2024/04/21
    うーん。
  • 馬場桜、今年は咲かず 大玉・樹齢1000年超、国指定取り消し恐れ

    大玉村玉井の樹齢1000年以上を誇る国指定天然記念物「馬場桜」の複数の根が枯れた状態となっていることが15日、大玉村教委などへの取材で分かった。昨年まで咲いていた桜も今年は咲かず、村は29日から樹木の詳細な調査を開始する。村教委によると、調査の結果次第だが国指定が取り消される可能性が高いという。 村教委によると、一般的に桜は11月ごろまで枝に葉を付けているが、馬場桜は昨年6月ごろに全ての葉が落ちていた。その後、村は日樹木医会の和田博幸副会長に相談。現地を視察した和田副会長が複数の根の枯死を確認し、樹木を枯れさせる菌とされる「ナラタケ菌」などの影響を指摘したという。 このため村は29日から現地調査を始める。3カ月間、馬場桜の幹周辺にコナラの樹木計8を埋設した後、掘り起こして県林業研究センターがコナラにナラタケ菌が繁殖していないかを調べる。検査結果は文化庁に報告される。 村教委によると、馬

    馬場桜、今年は咲かず 大玉・樹齢1000年超、国指定取り消し恐れ
  • ヨーカドー郡山継承のベニマル、来年2月開店 福島店後継も前向き

    イトーヨーカドー郡山店(郡山市)の閉店を巡り、店舗を承継するヨークベニマルは、後継店舗を来年2月に開店させる方向で調整を進めている。改修などの事業費は約45億円を見込んでいる。真船幸夫会長が10日、記者会見で明らかにした。 郡山店は5月26日に閉店する。ヨークベニマルは出店テナントの調整を進めており、真船氏は「5月にも大まかな店舗構成が見えてくると思う」と見通しを示した上で「従来にない旗艦店につくり上げていきたい」と述べた。2月を前に、同社が先行して品売り場などを開店させる可能性もあるとしている。 5月6日に閉店するイトーヨーカドー福島店(福島市)については「建物、土地の活用に関する方針が決まっていない」とした上で「オファーがあれば前向きに検討したい」と述べた。

  • 馬場の湯・若松屋、破産開始決定 旅館運営、コロナ影響などで

    信用調査会社の帝国データバンク郡山支店と東京商工リサーチ郡山支店によると、三春町の若松屋旅館を運営していた若松屋が8日までに地裁郡山支部から破産開始決定を受けた。決定は3月27日付。負債額は約6400万円。 若松屋は1926年6月に創業。ラジウム鉱泉として知られる馬場の湯で温泉旅館を運営し、99年8月期の年収入高は約4億9300万円を計上していた。しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響や前社長の死去なども重なり、昨年5月に休館。事業再開の見通しも立たないことから事業継続を断念した。

  • 妊婦と未就学児を連れた家族が対象「子育て応援駐車場」導入へ

    県は年度、妊婦や子育て中の人が優先して利用できる「子育て応援駐車場」を、県内の公共施設などに導入する。県立図書館や県立美術館、各保健福祉事務所に先行導入する計画で、将来はほかの公共施設や民間の施設への拡大を目指す。県民全体で子育てを応援する機運を高めながら、安心して子どもを産み育てる環境づくりにつなげたい考えだ。 子育て応援駐車場の利用対象は、妊婦と未就学児を連れた家族とする方向で、事前申請などの必要はなく子育て中の人が気軽に利用できるスペースとする。 ベビーカーの乗り降りなどを考慮し、既存の駐車スペースよりも広いスペースを、施設入り口近くに確保することを想定。子育て応援駐車場であると分かりやすく示すマークを作り、駐車スペースの舗装や看板の設置などで周囲の駐車場利用者にも配慮を促す。先行導入する県有施設での利用実態を確かめながら、民間施設などにも導入を働きかけることを視野に入れる。 県内

    妊婦と未就学児を連れた家族が対象「子育て応援駐車場」導入へ
    wackunnpapa
    wackunnpapa 2024/04/08
    “県は本年度、妊婦や子育て中の人が優先して利用できる「子育て応援駐車場」を、県内の公共施設などに導入する。県立図書館や県立美術館、各保健福祉事務所に先行導入する計画”
  • 聖光女子野球部が始動 男子OBの松崎監督ら指導、模擬試合も

    年度発足した聖光学院高の女子硬式野球部は3日、福島県伊達市のエフコム大泉球場(ほばら大泉球場)で報道陣に練習を公開した。1期生となる部員たちが同校男子野球部OBの松崎克哉監督(37)らの指導の下、練習に汗を流した。 女子硬式野球部は今月中旬から始まる東北リーグや、27、28の両日に開かれる「女子野球GIANTS杯福島大会2024」に向けて技術を磨いている。 この日は、同校野球部のモットーである「不動心」が刺しゅうされた紺色の練習着姿の部員たちが、午前はキャッチボールやノック、午後には模擬試合を行った。最初はばらばらだったかけ声も、練習を重ねていくうちに一つになっていった。 松崎監督は「選手たちは明るくて非常に元気。スローガン『明るく楽しく元気よく』の下、少しずつ成長し、試合でも勝てるようなチームをつくっていきたい」と話した。 相馬市の中村一中野球部から聖光学院高女子野球部の門をたたいた関

    聖光女子野球部が始動 男子OBの松崎監督ら指導、模擬試合も
  • バッハ声楽曲 全220曲演奏へ 郡山、東京で20年かけ公演 計画

    古殿町出身のチェンバロ奏者・指揮者の円谷俊貴さん(35)が創設したオーケストラ「プロムジカ使節団」(東京)は年度から、約220曲に及ぶバッハのカンタータ作品の全曲演奏プロジェクトに取り組む。東京、郡山の2カ所で定期的に公演を重ねながら、国際的に活躍する古楽演奏団体を目指していく。 カンタータは、合唱などに器楽・管弦楽演奏が付いた声楽曲。世界的に活躍する古楽団体の多くが、バッハのカンタータ作品の演奏や研究に取り組んでいるといい、円谷さんは「バロック音楽の全てが詰まっているといっても過言ではない」と評する。 円谷さんは安積高卒で、東京芸術大の声楽科テノール専攻、器楽科古楽チェンバロ専攻の両科を卒業した。ソロのほか、NHK交響楽団メンバーによるアンサンブルへの参加などで精力的に活動してきた。 2020年にはオーケストラのプロムジカ使節団を創設した。プロジェクトに取り組む原点は大学時代に「バッハ

    バッハ声楽曲 全220曲演奏へ 郡山、東京で20年かけ公演 計画
  • 新名称は「いわきエブリア」 運営会社変更、6月新装オープンへ

    平南ホールディングス(HD、東京都)は1日、いわき市鹿島町の旧鹿島ショッピングセンターエブリア(旧エブリア)の名称を「いわきエブリア」に変更し、新体制での運営を始めた。主力店舗のヨークベニマルやスーパースポーツゼビオなどは営業を継続する。 鹿島ショッピングセンター(鹿島SC)が1995年から、旧エブリアを運営してきたが、3月31日で建物を所有する平南HDとの賃貸借契約が満了した。1日からは平南HDが運営を引き継ぐ形となった。 平南HDによると、鹿島SCとの契約満了に伴い、半数近くのテナントが撤退し、現在営業するのは25店舗。6月のグランドオープンを目指し、継続出店を希望する店舗と契約について交渉しているという。1階部分の改修工事を進めており、1階部分だけで45~50店舗のテナント出店に向けて調整中という。 新運営体制への移行に伴い、平南HDの全株式を保有する中原商事(郡山市)の吉村正徳氏が

    新名称は「いわきエブリア」 運営会社変更、6月新装オープンへ
  • 郡山・開成山公園に「大屋根」新設 報道陣公開、駐車場は増設

    郡山市は29日、パークPFI(公募設置管理制度)を活用して整備した開成山公園を報道陣に公開した。公園西側のフロンティア広場(旧自由広場)には芝を敷き、約400平方メートルの「大屋根」も新設。イベントなどで利用するとともに、雨天や猛暑にも対応する。 駐車場は従来の73台から137台に増設。大型バス4台も駐車可能となった。野外音楽堂はステージへのスロープを新設したほか、騒音対策として音響設備を改修。災害時の一時避難場所としての活用も想定、かまどとして使用することができるベンチやマンホールトイレなどを設けた。 3店舗4月1日開業 整備された建物3棟のうち、東側の建物に入るカフェ、美容室、ガーデニング雑貨店が4月1日に先行オープンする。オープニングイベントとして同6、7の両日、マルシェや音楽祭などを開催する予定。市公園緑地課の菊池秀昭課長は「民間の力を生かした魅力ある公園にしていきたい」と話した。

    郡山・開成山公園に「大屋根」新設 報道陣公開、駐車場は増設
    wackunnpapa
    wackunnpapa 2024/03/31
    まるで大阪維新の会による公園整備のようだ。いまがよければいいのだろうか。
  • 鎮兵「陸奥国司」木簡...「出羽国」説変更 文字数19→20と判明

    福島市平石地区の西久保遺跡から出土した兵士を指す「鎮兵(ちんぺい)木簡」を巡り、市は29日、出羽国ではなく陸奥国司の書状であることが分かったと発表した。国立文化財機構奈良文化財研究所の協力を得て赤外線画像を撮影して分析した結果、当初は出羽国と考えられていた文字が陸奥国司だと判明した。 市によると、鎮兵は「続日紀(しょくにほんぎ)」に記載がある。蝦夷(えみし)討伐を目的に派遣された朝廷側の兵士だが、詳しい実態は不明で木簡の解読が有力な情報となっている。 市の分析では、下野国(しもつけのくに)(現在の栃木県)を国司と鎮兵が出発し、遺跡周辺で鎮兵が死亡。その際、下野国司が陸奥国司に鎮兵死亡の書状を作成して使者を派遣した後、遺跡周辺にとどまっていた鎮兵らに対して送られた返答文が今回の木簡に当たるという。 鎮兵制では、鎮兵の死亡は陸奥国府(宮城県多賀城市、鎮守府)の管轄と判断されており、史実との整

    鎮兵「陸奥国司」木簡...「出羽国」説変更 文字数19→20と判明
  • ふたばいんふぉ閉館 5年超にわたり双葉郡を発信、交流の場にも

    東日大震災や東京電力福島第1原発事故の被害を受けた双葉郡の被災状況や復興に関する情報を発信してきた富岡町の民間施設「ふたばいんふぉ」が30日、閉館した。5年超にわたり情報発信を担ってきたが、双葉郡の全8町村で住民が居住するようになり、公設の情報発信施設もできたことなどから一定の役目を果たしたと判断した。 双葉郡の住民有志でつくる民間団体「双葉郡未来会議」が2018年11月に開館した。双葉郡8町村のパネル展示などの情報発信をはじめ、特産品や6次化商品、関連グッズの販売のほか、被災地視察や住民らの交流の場として使われ、年間5千人程度の利用があった。震災の教訓を伝える「3・11伝承ロード」の構成施設にも登録されていた。 最終日は双葉郡の住民や関係者らが集まり、近況を報告し合った。双葉郡未来会議代表理事の平山勉さん(57)=富岡町=は「震災後の時代の流れに身を置き、歴史を見つめ、情報発信などにや

    ふたばいんふぉ閉館 5年超にわたり双葉郡を発信、交流の場にも
  • 「ジェンダーレス制服」新年度から導入へ いわき・磐崎中

    いわき市の磐崎中は新年度、女性がスラックスを選択できるなど性別を問わずに着ることができる「ジェンダーレス制服」を導入する。新規に制服として採用されるのは市内で初めて。同校はジェンダー平等の教育に注力しており、新井達也校長(57)は「差別をなくすために人権について考えるきっかけになってほしい」と力を込める。 「人権考える契機に」 「LGBTなど性的少数者について学ぶ重要性を知った」「新しい時代に向けた一歩になる」。4月から採用される制服が並ぶ校長室で、導入に向けての意見を出した旧生徒会の3年生が思いを語る。 同校がジェンダー平等の教育に力を入れ始めたのは2022年1月。東京五輪の影響で多様性と調和に関心が高まる中、同校は「人権」をテーマに掲げ、校内にプロジェクトチームを設置した。教員や新入生に対して講師を招いての研修、授業に取り組むほか、男女別の名簿を取りやめるなどしている。 こうした考えが

    「ジェンダーレス制服」新年度から導入へ いわき・磐崎中
    wackunnpapa
    wackunnpapa 2024/03/31
    こんなグレー一色しか選べないんだから制服を廃止すべき。
  • 三春城下町、VRとARで再現 町内に体験スポット

    三春町は27日、デジタルトランスフォーメーション(DX)事業「城下町DX」の完成披露会を開いた。仮想現実(VR)や拡張現実(AR)の技術を活用し、観光誘客を図る。 2022年度から始めた事業で、三春城を再現した映像など町内に設置したVRスポットのほか、新たにARスポット7点を追加した。各地点でスマートフォンをかざすと、武家屋敷や馬のせり場など江戸~明治時代の城下町の町並みを再現した映像を見ることができる。地点によっては、愛姫やこまりんなど町のキャラクターが歴史を紹介する映像が流れる。さらに、三春ダム周辺にも五つのVRスポットを設けた。ダムの建設工事に伴い水没した建物や集落などが映像でよみがえる。 映像は町の史料を基に、TOPPAN(東京都)が制作した。専用アプリを無料ダウンロードすることで体験できる。坂浩之町長は「観光客誘致のほか町民の郷土愛を醸成し、町の歴史文化の継承に活用したい」と

    三春城下町、VRとARで再現 町内に体験スポット
  • 魅力アップ郡山・開成山公園、3店舗先行オープンへ ロゴも完成

    郡山市がパークPFI(公募設置管理制度)を活用して整備中の開成山公園を巡り、園内に出店する9店舗のうち、カフェや美容室、ガーデニング雑貨の3店舗が4月1日、先行してオープンする。飲店や売店など残りの6店舗が入る予定の建物は7月に開店する見通しだ。 品川萬里市長が25日の記者会見で発表した。整備後のイメージは【図】の通り。4月1日に開店するのは東側に新設した平屋で、カフェ「FLATWHITE COFFEE FACTORY―Lakeside in the park(フラットホワイトコーヒーファクトリー レイクサイドインザパーク)」(三春町)、美容室「cyaco g(チャコジー)」(三春町)、ガーデニング雑貨「SPROUT park(スプラウトパーク)店」(郡山市)が入る。 公園全体の整備も完了し、同日、再オープンする。南側に建てた平屋にはイベントの物販や会議などで利用できる多目的スペースが設

    魅力アップ郡山・開成山公園、3店舗先行オープンへ ロゴも完成
  • 90代男性の車が4台に衝突 福島、ペダル踏み間違えたか

    15日午後3時ごろ、福島市鎌田の商業施設の駐車場で乗用車など5台が絡む事故があった。福島北署によると、同市の90代男性の乗用車が、駐車していた乗用車3台と軽乗用車1台の計4台に衝突した。 衝突された車に乗っていた人はおらず、90代男性も含めてけが人はいなかった。同署は、90代男性がブレーキとアクセルを踏み間違えたとみて原因を調べている。 衝突された車の女性は「男の人は放心状態で、ふらふらと歩けない様子だった」と話した。

    90代男性の車が4台に衝突 福島、ペダル踏み間違えたか
  • 街なかのんびり...小型電気自動車バス運行 いわきのルート周回

    いわき市のJRいわき駅周辺の中心市街地を低速で循環する小型電気自動車バス「トイボ」が、今月末までの土、日曜日と祝日に運行されている。料金は無料。 時速20キロ未満で1周約20分のルートを周回する。乗降場所はラトブ銀座通り、まちポレいわき、大工町公園、ペッペ、たんの歯科、ベーグルホリック、東横インいわき駅前、もりたか屋、ヤマニ書房店、磯勘の10カ所。 まちづくり会社「たいらまちづくり」が実施する。運行時間は午前11時~午後2時。定員は9人。トイボの位置は専用サイト「フラシティいわきMaaS」で確認できる。

    街なかのんびり...小型電気自動車バス運行 いわきのルート周回
  • 「清水門」復元へ始動 白河・小峰城跡、「一石城主」寄付1億円超

    福島県白河市の国史跡小峰城跡で、櫓(やぐら)門「清水門」の復元工事が格的に動き出した。29日、現地で安全祈願祭が行われ、鈴木和夫市長ら関係者が工事の安全を願った。清水門は戊辰戦争で失われた城内最大規模の櫓門とされており、2025年度末の完成を予定している。 白河市が国の補助金に加え、寄付金やふるさと納税を活用して再建する。千円の寄付金を「一石」とみなす「一石城主プロジェクト」と名付けた寄付金事業では、約2千の個人や団体などから、約1億200万円(2月15日現在)の寄付金が集まった。 「戊辰戦争でなくなった門が復活することはうれしい。市のシンボルとして次世代に残したい」。寄付金事業に計800万円を寄せた中上サト子さん(77)はこう話す。中上さんはリサイクル業の中商(白河市)の監査役を務めており、地域貢献への思いを込めて寄付したという。 小峰城跡は2010年に国史跡に指定された。東日大震災

    「清水門」復元へ始動 白河・小峰城跡、「一石城主」寄付1億円超
  • 渋沢栄一ゆかりの品、市重要文化財に 白河市保護審議会が答申

    白河市文化財保護審議会は、歴史的な価値が高いとして、明治期の実業家渋沢栄一ゆかりの文化財を市の重要文化財に指定するよう市に答申した。文化財指定の見込みとなったのは「絹著色(けんぽんちゃくしょく)桜図および楓図」と「南湖神社献額記」。市は今後、必要な手続きを経て文化財に指定する方針だ。 文化財を所有するのは、同市の南湖神社。白河藩主松平定信を尊敬していた渋沢は、定信を祭る同神社の創建に貢献し、日画家の橋永邦と下村観山に絵画の制作を依頼した。橋が桜図、下村が楓図を手がけた。同じく奉納されている南湖神社献額記は、渋沢の自筆で作品を奉献した経緯が記されている。 若林繁会長が9日、市役所を訪れ、円谷光昭副市長に答申書を提出した。

    渋沢栄一ゆかりの品、市重要文化財に 白河市保護審議会が答申
  • 運賃補助見直しへ 福島市高齢者無料パス、バスや電車2万円上限

    福島市が市内の75歳以上の高齢者に発行するバスや福島交通飯坂線の無料乗車証「ももりんシルバーパスポート」に利用者の偏りが生じている。年間利用額は約7割がゼロだが、最大で70万円近くに上る高齢者もいることが判明。市が運賃を負担しており、上限設定や利便性を高めるタクシー併用を検討している。 無料乗車証の交付は高齢者の社会参加と公共交通の利用促進を目的に2010年度から始まった。 22年度は事業費1億4300万円を計上。対象者4万4000人のうち1万4000人の利用にとどまった一方で、455人は年間利用額が10万円を超えた。このうち、1人は1940回乗車し、運賃が67万4350円だった。 市によると、高齢者の運賃を補助する自治体はあるが、何度も無料でバスに乗車できる制度は珍しく、全国の市では福島市と長崎県佐世保市だけとみられる。 このため、福島市は25年度にも公平性のある制度に見直し、年間利用額