世界は数字であふれている。政治家の支持率から健康食品が病気のリスクを下げる確率まで、ニュースや広告を介して、新たな数字が次々とわたしたちに届けられる。しかしながら、その数字がどのようにつくられ、どのような意味を持つのかを真に理解することは容易ではない。特に、数字の送り手に悪意がある場合には注意が必要だ。50年以上前に出版された世界的ベストセラーの『統計でウソをつく法』で知られるように、統計を恣意的に用いれば、多くの人を欺くことはそれほど困難ではないのだ。 それでは、きちんとした科学研究室・大学によって裏付けられたデータならば無条件で信用できるのだろうか。そうではない、と統計学の講師でもある著者のアレックス・ラインハートはいう。科学者たちに悪意があり、統計学を歪めて使用しているわけではない。科学者たちもまた、わたしたち一般市民と同様に統計学をきちんと理解していないというのだ。 科学者は、統計
特定の化学物質に触れると光ってお知らせ「生きたバイオ手袋」MITが研究中2017.02.22 15:15 mayumine 未来の殺人事件の捜査では、光る手袋が犯人を簡単に見つけてしまうかもしれません。バイオの力を司ったこの手袋、特定の化学物質に触れると光るのです。 MITの研究チームが機関誌米国科学アカデミー紀要に論文を発表。このテクノロジーの初期バージョンが公開されました。 この「生きているセンサー」の基礎となるバイオエンジニアリングは想像以上にシンプル。「ヒドロゲル」は、95%が水でできていて、酸素を取り込む多孔質ゴムの層につながっています。そこに特定の化学物質と接触すると反応するよう、遺伝的にプログラミングした大腸菌細胞株を注入。この反応により、細胞が光ります(大腸菌は食中毒を引き起こすというイメージもありますが、ほとんどの大腸菌は、非常に安全です)。また研究チームは、「伸縮性があ
NASA宇宙生物研究所のペネロペ・ボストン所長は2月17日、アメリカ科学振興協会による会合でこれを発表し、次のように述べた。「これらの微生物は、休眠状態にありながら、地質学的にみて重要な期間にわたり生存し続けてきました。つまり、何万年という単位で起こる地質学的現象によって、再び目覚めるかもしれないわけです。この地球上における微生物の進化の歴史を解明する上で、今回の発見は大きな影響を与えるでしょう」 結晶製のタイムカプセル この結晶洞窟は、メキシコ、チワワ州北部のナイカ鉱山の中にある。鉱山で鉛や銀を引き上げるために、地下水を広い地下洞窟から汲み上げてみると、巨大な乳白色の結晶が林立する迷宮が姿を現した。中には、長さ9メートルに達する結晶もあった。微生物は、その洞窟の過酷な環境に適応し、生存してきた。 2008年と2009年に米ニューメキシコ工科大学の支援を受けて調査に訪れたボストン氏は、結晶
太陽光発電システムの寿命(耐用年数)や、設置後のメンテナンスについて営業マンに聞いたり、インターネットでメーカーのホームページを調べたりすると、必ずといってよいほど次のフレーズが返ってきます。 ソーラー・パネルには磨耗を伴うような可動部がなく、非常に安定的なシリコン結晶でできている(一般的な結晶型の場合)、というのが理由になっています。 ほとんどのソーラー・パネル・メーカーは、パワーコンディショナ(→用語解説)には1年の保証しかつけないものの、パネルについては最低でも10年、長いところだと25年ものモジュール出力保証(→用語解説)をつけています。これだけ長い保証をつけられるのは、故障・不具合が少ないからだ、と多くの人は考えます。 こうして、太陽光発電システムに対しては、メーカーや設置工事業者に加え、消費者の間でも、次のような通説が広く共通認識となっています。 「パワーコンディショナの寿命は
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