元々の「貂明朝」は、明朝体の新しいスタイルとして2017年にリリースされている。翌年には貂明朝をベースに、長文でも読みやすいフォントとして「貂明朝テキスト」をリリースした。そして今年登場した「貂明朝アンチック」は、マンガのセリフに特化した新フォントとして3たびのリリースとなった。 なぜマンガ専用のフォントが必要なのか。その理由を明らかにしてみたい。
医療政策の企画立案などを目的とする日本医師会総合政策研究機構(日医総研)が8月24日に公開した文書が、SNS上で物議を醸している。医療機関とシステムベンダーの契約と責任分担に関するもので、「信義誠実の原則」を理由に「ベンダーのリスク説明が不足している場合、契約に記述がなくても、医療機関側から一定の責任を問える可能性がある」との内容が記されている。 文書のタイトルは「サイバー事故に関し システムベンダーが負う責任:医療DXを推進するために」。医療機関とベンダーには専門知識の格差があることなどから、「システムベンダーは信義誠実の原則に基づく不随義務として、医療機関が安全管理義務を履行するために必要な情報を適切に提供する義務を負う」との見方を示している。 「信義誠実の原則」とは「互いに信頼を裏切らないよう行動すべき」とする法原則。既知の脆弱性についてベンダーが適切に情報提供しない状態で、その脆弱
新潟県は4月21日、サーバに保存していた公文書データ10万件が消失したと発表した。外部からの攻撃によるものではなく、システム保守業者の人為ミスが原因としている。 県は富士電機ITソリューション(東京都千代田区)が開発・保守を担う公文書管理システムを使用している。消失したのは同システムにおいて3月24日午後9時から31日午後11時59分までに登録した文書の添付ファイル10万3389件。「県民や関係事業者に直ちに大きな影響があるものではない」としている。 4月10日に、県の職員が添付ファイルを開けない状況になっていることに気付き、富士電機ITソリューションに調査を依頼した。ファイルが消失したのは9日夜ごろで、判明した段階でバックアップ期間(3日間)を過ぎていたためバックアップファイルが残っていないことが分かった。 原因は、添付ファイルの拡張子を小文字に変更する新機能を、運用テストや社内審査など
なぜ? 「Suica」がサーバ型に移行する理由 25年近く稼働する“安全神話”の象徴に何が(1/3 ページ) 4月4日昼頃、一部店舗でSuicaを含む交通系ICカードなどFeliCa系電子マネーが利用できなくなる障害が報告された。筆者はちょうどその時間帯にイオン系の「まいばすけっと」で買い物をしていたが、「この時間、交通系ICカードが利用できません」との告知でレジ待ち行列が混乱している様子が見受けられた。このほか、自販機での電子マネー決済ができないという報告も多数散見され、それなりの影響が出ていた印象だ。 同日中にJR東日本メカトロニクスから「クラウド型マルチ電子マネー決済システムにおける不具合発生につきまして」というプレスリリースが出されており、処理センターのハードウェア障害であることが報告された。確認した範囲で、同社が日本カードネットワークと共同運営している「J-Mups」における障害
ブラックホールの撮影に初めて成功したとして、国立天文台などの国際共同研究チーム「EHT」が2019年に発表した画像について、同天文台の別の研究者らがデータを再解析したところ、リングにならずブラックホールの姿を捉えられていないと発表した。 宇宙最大の謎とされるブラックホールの撮影に初めて成功したとして、国立天文台などの国際共同研究チーム「EHT」が2019年4月に発表した光のリング状の画像について、同天文台の別の研究者らは6月30日、データを再解析したところリングにならず、ブラックホールの姿を捉えていないことが分かったと発表した。 観測データが公開されていることから世界中の研究チームが再解析を行っており、これまで海外の複数チームがリングの再現を報告している。EHTは「多くのチームがデータの再解析を行い検証するのは科学の世界で健全なことだ」としながら、「今回の再解析は誤った理解に基づいており、
ライセンスは「CC BY-NC-ND 4.0」で、利用の際にクレジットを表示すること、非営利でのみ利用すること、内容を改変しないことを求めている。 バンダイナムコは、メタバースやXR技術が広まる中、コンテンツ規模が拡大すると従来のモーション制作過程では限界を迎えると予想。AIを活用したキャラクターのモーションを生成する研究を行っている。 一方、AIによるモーション研究はデータセットの入手が難しいため研究開発が進んでいないとして、自社で使っているデータの一部を提供することにしたという。 関連記事 実在しない顔の画像3000点を無償配布、AI学習用データセットに 法人向け・商用利用可 AI活用のコンサルティング事業を手掛けるAPTOなど2社が、AIの学習データとして利用できる、実在しない男女の顔写真3000枚の無償配布を始めた。法人を対象に11月30日までの期間限定で提供し、商用利用も認める。
いつものようにヘロヘロと仕事をしていると、突如担当編集の松尾氏からMessengerで「これに対するちゃんとした回答を書けるのは大原さんだなということで、また歴史物をお願いしたく」という依頼が飛び込んできた。 いやちゃんとした回答も何も、上のTreeで出題されたSEライダー氏が正解を出されているわけですが、歴史的経緯というか、ここに至るまでの話というのが長い訳で、その辺りを少し説明してみたいと思う。 ちなみに出題に少しだけ違和感がある(なぜ10bitがキリがいいと思うのか?)のは、筆者もこっち側の人間だからかもしれない。 回答の前に、その根底にある2進数採用の経緯 そもそも非コンピュータ業界の方からすれば、2進数がベースという辺りから違和感を覚えるのではないかと思う。実際、世界最初の計算機(≠電子計算機)とされる「バベッジの階差機関」(写真1)にしても、世界最初の電子計算機(※1)であるE
BALMUDA Phoneの技適問題、新規参入メーカーが起こしがちなトラブルとは事情が違うワケ:石野純也のMobile Eye(1/3 ページ) バルミューダ初のスマートフォンとして登場した「BALMUDA Phone」が、1月上旬から販売を停止していた。同モデルの製造を担当した京セラが、バルミューダとソフトバンクの2社に「技術適合証明(技適)の認証に関して確認すべき事項が生じた」と連絡したためだ。1月13日には、この確認事項が干渉ノイズの許容値であることが明らかになった。14日には、バルミューダはBALMUDA Phoneに対し、ソフトウェアアップデートの提供を開始。同時に端末の販売も再開した。 スマートフォン市場に新規参入した起こした技適を巡るトラブルといえば、楽天モバイルの「Rakuten Mini」が記憶に新しい。UPQの「UPQ Phone A01」が技適取得前に出荷され、全回収
この動きを初めて見つけたのは、2017年に中国・北京で開催された映像機器展「BIRTV」を取材したときだっただろう。当時JVCの取材をしていた中で、カメラのライブ映像を直接クラウドにストリーミングで上げるというソリューションに出会った。その応用例として、奥点云というクラウドサービスプロバイダーが、ストリームされた複数の映像をクラウド上でスイッチングして配信していた。 つまり、どうせクラウド上に映像ストリームが集まるなら、そこに仮想スイッチャーを設定して、そこで映像切替をやって配信までやってしまおうということである。当時画質はQVGA程度しかなく、クオリティーはお世辞にもいいとはいえなかったが、その先進性に舌を巻いた。 いつかはそれが一般的になる時代が来るだろうとは予想したが、クオリティーや人の意識改革など、条件が整うまでにはまだまだ掛かるだろうと思っていた。 ところが11月17日から19日
米Epic Gamesは2月10日(米国時間)、クラウドストリーミングによりWebブラウザで動作する、3Dキャラクター作成ツール「MetaHuman Creator」を発表した。Unreal Engineで使える2体分のサンプルがダウンロード可能。今後数カ月以内に早期アクセスを提供する予定だ。 MetaHuman Creatorは、18種類のボディータイプ、30種類のヘアスタイル、豊富なライブラリをベースに、リアルタイムレンダリングで確認しながらパラメーターで顔や体のパーツを調整できる。ポイント調整も可能だ。 スニークプレビューを見ると、オープンソースの「MakeHuman」や米Reallusionの「Character Creator」の操作感に近い印象だが、Webブラウザで操作可能なのでプラットフォームやマシンパワーによる制約が少ないという利点は大きい。例えばCharacter Cre
「あいつサボってないか?」の不安を解消 1分単位で作業を記録できる時間トラッキングサービス:新連載「リモートワーク時代のライフハック術」(1/2 ページ) 新型コロナウイルスの影響もあって、2020年は多くの現場で初めてリモートワークが導入された年になりました。 みなさんの中にも、これまで必要を感じなかったテレビ会議用のWebカメラを急きょ導入したり、慣れないZoomの操作に戸惑ったりした人もいることと思います。 リモートワークならではの困難にぶつかった人も多いはずです。対面なら円滑に進む会話や連絡がぎごちなくなり、どうすればリモートでも成果を出し、それをアピールできるのかを悩んでいる人もいるでしょう。 そこで、ちょっとマニアックなWebサービスやガジェットを使ってリモートワークを快適にする「リモートワークのライフハック」について何回かに分けてご紹介したいと思います。 今回はリモートワーク
「RFC違反」アドレスのドコモメールがiOS14で送信不可にメールアドレスを変更するか、プロファイル更新するよう案内している。日本のキャリアメールのアドレスの一部はRFCに準拠していないと、以前から指摘されていた
米Adobeが7万点以上の画像やイラスト素材を無料公開個人・法人を問わず使用できる、商用利用も可ダウンロードにはAdobe ID(無料)への登録が必要
セガは6月25日、対戦アクションパズルゲーム「ぷよぷよ」のソースコードを使ったプログラミング教材「ぷよぷよプログラミング」を、26日から無料で提供すると発表した。 ぷよぷよプログラミングは、Webシステムの開発を手掛けるアシアル(東京都文京区)のプログラミング学習ツール「Monaca Education」上で使える教材。インターネット環境があればOSの種類に関係なくWebブラウザから操作できる。 利用者は、HTML5やJavaScriptで書かれたソースコードを書き写し、ぷよぷよのプレイ画面を確認しながらコーディングを学ぶ。「ぷよ」を左右に移動させたり、消したりできる他、ぷよの色や数を変更できる。
デンソーウェーブ、日立キャピタル、日立システムズが、ロボットとRPAを活用して押印を自動化するサービスを発表契約書・請求書の電子化が進んでいない業界の押印作業を効率化する狙いリリースは2020年3月で、月額制で提供する予定
「外資だから予算が多い」という考えは思考停止だ。ではなぜNetflixは「全裸監督」を制作できたのかを分析してみよう。 Netflixが制作したオリジナルドラマシリーズ「全裸監督」が話題だ。8月8日の配信開始からわずか6日後にシーズン2の制作が決定した(まあ、実際に作品を見ていただければお分かりのように、非常に強くシーズン2を意識した「引き」で終わっており、その辺は「とてもアメリカドラマ的だなあ。そういうことなんだろうなあ」とは思っていたが)。 Netflix「全裸監督」、次はシーズン2 「全裸監督」は、実際、素晴らしい出来のドラマだと思う。見ていれば、時間も予算もしっかりかけたのはよく分かる。18歳未満はかなりお断りな作品だが、それ以上であれば、文句なくお勧めできる作品だ。 一方、「全裸監督」公開以降、次のような言葉を耳にすることも増えている。 「さすがNetflix。Netflixじゃ
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