地球に帰還した探査機「はやぶさ2」のサンプルを格納する装置の中に、小惑星「リュウグウ」のものとみられる大きさが数ミリのサンプルが多数入っていることが確認され、JAXA=宇宙航空研究開発機構は「これでサンプルリターンを完全に完遂できた」と語りました。 オーストラリアに帰還した探査機「はやぶさ2」のカプセルは、神奈川県相模原市のJAXA宇宙科学研究所に運ばれて開封する作業が進められ、14日、容器の中に黒い砂粒状のサンプルが確認されました。 JAXAはオンラインで会見を開き、15日午前、サンプルが最終的に格納される装置を開け、小惑星「リュウグウ」のものとみられる大きさ数ミリのサンプルが多数入っていることを確認したと公表しました。 サンプルは1回目のタッチダウンの時に採取したものとみられ、公開された画像では、金属の装置の中に黒い粒子が詰まっている様子が写っています。 装置にはさらに、2回目のタッチ