畑江智さん 大学を3年で卒業する学生が増えている。「3年卒業」は、文部科学省が99年、大学改革の一環で学校教育法を改正し、可能になったが、早稲田大学法学部では2年連続、3年生の女子学生が、卒業生の総代に選ばれ、25日の卒業式で卒業証書を受け取る。 文科省が06年度に、調査したところ、3年での卒業を認める早期卒業制度を導入している大学は107。国立では、東北大、筑波大など、私立では、早大や明治大、成蹊大などが一部の学部で認めている。 今年、早大法学部で総代になったのは畑江智(さと)さん(21)。「最後まで単位を落としたかもしれないと心配だったので、びっくりしています」と驚いている。 早大で、3年での卒業ができるようになったのは01年から。法学部も04年の入学者から、卒業に必要な「124単位を取る」「全科目の平均点が80点以上」などの条件を満たす学生について3年での卒業を認めている。昨