「望遠レンズで盗撮をされたようです」と発言する仙谷由人官房長官=9日午後、飯塚悟撮影仙谷由人官房長官から菅直人首相に手渡された「尖閣ビデオ関連」と書かれたメモ=9日午前8時59分飯塚悟撮影 尖閣諸島沖の漁船衝突事件のビデオ流出問題などが議論された9日午前の衆院予算委員会で、答弁に立つ菅直人首相に仙谷由人官房長官が「尖閣ビデオ関連」と書かれたメモを差し出す一幕があった。映像を公開した場合の利点と欠点を検討した資料とみられ、「(公開すれば)中国による日本非難の主張を退けることができる」などと記載されていた。 メモの拡大写真が一部新聞の同日付夕刊で報じられたため、同日夕の予算委審議で野党議員が「公開したらいいじゃないか」と追及。仙谷氏は「望遠レンズで盗撮されたようだ。私的なものとして私のスタッフに作らせたものだ」と述べ、国会から正式に許可されて撮影したカメラマンを「パパラッチ」扱いした。